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大キレットとは?|北アルプス随一の岩稜ルートを歩いた経験から紹介レポート

大キレットと聞いて、どんなコースを想像されますか?

大キレット(だいキレット)は、北アルプス・槍ヶ岳と穂高岳の間にある岩稜ルートです
標高3,000m級の稜線に位置し、日本の登山道の中でも特に険しいルートとして知られています

左右は切れ落ちた岩壁、ハシゴや鎖を使って通過するポイントが続くため、上級者でも緊張感を持って歩く必要があります

日本三大キレットの一つとしても知られ、岩稜歩きの経験があり体力と技術に自信のある登山者にとって憧れのルートだと思います


1.初心者が知っておきたいこと

「大キレットを歩いてみたい!」と憧れる登山者は多いですが、
登山デビューしたばかりの方にはおすすめできません
理由は以下の通りです

  • 岩場・ハシゴ・鎖場の連続で高度感が強い

飛騨泣きを登る登山者
飛騨泣きを間近で眺める
北穂高岳へ壁のような登り
長谷川ピーク付近の鎖場
南岳へ壁のような登り
  • 落石のリスクがある

北穂高岳からA沢のコル間は落石に注意
  • 天候の変化が直撃しやすい稜線上にある

奥に観える南岳まで稜線をずっと歩き、エスケープルートがないです

初心者の方は、まずは槍ヶ岳や涸沢カールなど、アルプスの雰囲気を味わえるコースから挑戦するのが安心です

2.どんな登山者に向いている?

  • 岩場歩きに慣れている

  • 北アルプスで複数回の縦走経験がある

  • 体力に自信がある

  • 高度感に強い

大キレットは
「岩稜歩きが好き」
「槍・穂高連峰を縦走したい」

という登山者にとって、まさに憧れの舞台だと思います

北穂高岳山頂から大キレットを眺める
垂直の梯子を上り下りします

3.大キレットを通過する主なルート

ルート1:槍ヶ岳 → 南岳 → 大キレット → 北穂高岳

  • 王道ルートで大キレットを正面から体感できる

南岳を越えて、さぁ、大キレットへ
長谷川ピークをから眺めた、これから登る北穂高岳

ルート2:北穂高岳 → 南岳 → 槍ヶ岳

  • 王道ルートの逆方向となり下りの岩場が増え難易度が上がる

北穂高小屋前から、さぁ、大キレットへ
これから登る南岳
南岳への登り
南岳へ登り、大キレットを見下ろす

どちら方向へ歩くにしても 南岳小屋〜北穂高小屋 の区間が核心部となります

4.憧れの大キレットを安全に楽しむために

初心者の方がすぐに挑戦するのは危険ですが、次のようなステップで少しずつ近づいていくのがおすすめです

  1. 燕岳(つばくろだけ)や常念岳などの入門アルプスで高山に慣れる

  2. 奥穂高岳・槍ヶ岳などの岩場を含むルートを経験する

  3. 剱岳(つるぎだけ)や西穂独標〜ピラミッドピークで岩稜歩きの技術を磨く

  4. その先に「大キレット」へ挑戦

こうして段階を踏むことで、安全に夢の大キレットへとつながると思われます

5.まとめ

大キレットは、北アルプスの中でも屈指のスリルと迫力を味わえる岩稜ルートです
切れ落ちた岩稜と稜線からの北アルプス全景は、経験者にとっても大きな達成感をもたらします
初心者にとってはまだ遠い存在ですが、“いつか挑戦したい憧れのルート” として知っておくと、登山のモチベーションになります

まずは自分のレベルに合った山から経験を積み、いつか大キレットを渡れる日を目指すといいなと思います

最低鞍部から手前に長谷川ピークで奥の高い場所が北穂高岳
長谷川ピーク山頂
A沢のコルで一息して奥に観えるのは南岳
最後、槍ヶ岳に到着した達成感は素晴らしいと思います

6.参考リンク

実際にこのルートを歩いた山行記録はこちら
▶ ジャンダルム・大キレット・槍ヶ岳を2日間で縦走した実体験記録

ジャンダルムの詳しい解説はこちら
▶ ジャンダルムとは?|北アルプス最難関の岩稜を歩いた経験から紹介レポート

▶ 私が北アルプスで歩いて良かった5コース|絶景・岩稜・最深部まで実体験で紹介


7.おわりに

静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。

派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。

これまでの山行記録はこちら
▶ マガジン「一座ずつ、山行記録」

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次は、また別の山の記録で。

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