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【奥大井】栗代山から尾盛駅へ|道路も電波もない秘境駅へ下る19km縦走

静かな稜線を歩く時間が好きです。

今回歩いたのは、奥大井の栗代山。

千頭駅から歩き始め、
栗代山を越え、
最後は秘境駅として知られる尾盛駅へ下る縦走ルートです。

尾盛駅は道路がなく、
携帯電話も圏外。

歩いて辿り着き、
井川線で帰るしかない不思議な場所です。

この記事では、

  • 千頭駅から栗代山までのルート状況

  • 栗代山周辺の展望

  • 尾盛駅へ下る難所

  • 井川線利用時の注意点

を実際に歩いた体験をもとに紹介します。


この山行の特徴

  • 千頭駅スタートの縦走ルート

  • 鉄塔巡視路と地図読み区間

  • 栗代山直下の急登

  • 踏み跡の薄い尾盛駅への下り

  • 最後は秘境駅から列車で帰る旅感覚

一般登山道だけでは味わえない、
奥大井らしい面白さが詰まった一日でした。


山行概要

山名:栗代山・大小屋戸山
山域:
奥大井
日程:
2024年4月13日
天候:
晴れ

コース:

千頭駅→鷹取山→兎辻→栗代山登山口→栗代山→大小屋戸山→尾栗峠→尾盛駅


距離・標高差

距離:19.2km
累積標高:1,971m
行動時間:6時間22分


コース全体図

YAMAPより抜粋

千頭駅から栗代山を越え、
尾盛駅へ下る縦走ルート。

奥大井の山と井川線を組み合わせた、
旅のような一日です。


千頭駅から栗代山へ

早朝の千頭駅を出発。

駅周辺では桜が咲き、
春らしい景色の中を歩き始めました。

しばらく道路歩きが続きますが、
尾根へ取り付くと一気に急登になります。

千頭駅からスタート

鉄塔巡視路をたどる

前半は鉄塔巡視路。

道はよく整備されていますが、
鉄塔が尾根から外れる場所では注意が必要です。

巡視路をそのまま追うと尾根から離れてしまうため、
ルート確認が欠かせません。

ツツジやイワカガミが咲き始め、
春の奥大井らしい景色を楽しめました。

ツツジと眼下には大井川

展望の良い尾根歩き

尾根に乗ると、

  • 無双連山

  • 高山

  • 朝日岳

  • 沢口山

  • 風イラズ

など奥大井の山々が見渡せます。

特に風イラズの尖った山容が印象的でした。

風イラズの三角が印象的

見えている三角の山、風イラズの稜線を歩いた記録はこちら

▶ 風イラズ・大無間山・朝日岳|急登と痩せ尾根・残雪期の核心周回、1泊2日の判断記録


栗代山へ

栗代山登山口からは明瞭な登山道。

しかし山頂直下は想像以上の急登でした。

木につけられたテープを追いながら、
ほぼ直登するような斜面を登ります。

一般登山道ではあまり見ない急登

栗代山山頂

栗代山に到着。

山頂からは奥大井湖上駅方面へ延びる尾根も見え、
周囲の山並みを眺めながら休憩しました。

ここまで来ると、
奥大井の奥深さを改めて感じます。

静かな栗代山山頂

尾盛駅へ下る

今回もっとも印象に残ったのは、
尾盛駅へ下る区間でした。


標識はあるが踏み跡が薄い

重要な分岐には標識があります。

しかし実際には踏み跡が薄く、
登山道というより地形を読む感覚に近いルートです。

地図アプリやGPSは必須だと感じました。

標識はあるが、踏み跡は感じられない

最後の核心部

尾盛駅方向へ進路を変えると状況はさらに厳しくなります。

崩れた斜面に赤テープが続き、
慎重な通過が必要でした。

崩れた斜面で慎重な通過が必要

線路が見えた瞬間は、
思わずほっとしました。


尾盛駅到着

尾盛駅に到着。

ここには道路がありません。

携帯電話も圏外。

駅へ来る方法は、

  • 列車で来る

  • 山を歩いて来る

ほぼこの二択です。

静かな駅で列車を待つ時間は、
登山のゴールというより旅の終着点のようでした。

尾盛駅

▶ 【奥大井】尾盛駅|山を越えて辿り着いた秘境駅

今回の山行のゴールとなった尾盛駅。その静かな佇まいや秘境駅としての魅力を別記事で紹介しています。


コースの印象と注意点

※2024年4月時点

千頭駅〜栗代山登山口

  • 鉄塔巡視路は明瞭

  • 尾根から外れる箇所あり

  • 一部藪っぽい区間あり

栗代山

  • 山頂直下が急登

  • テープあり

  • 滑りやすいので注意

栗代山〜尾盛駅

  • 標識はある

  • 踏み跡は薄い

  • GPS推奨

尾盛駅直前

  • 崩落箇所あり

  • 慎重な通過が必要


アクセス情報

駐車場

道の駅「音戯の郷」を利用

帰路

井川線

尾盛駅 → 千頭駅

運賃:930円

※2024年4月時点 運行状況は事前確認推奨 


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▶ 風イラズ・大無間山・朝日岳|急登と痩せ尾根・残雪期の核心周回、1泊2日の判断記録

栗代山の先にある風イラズ、大無間山まで歩いた記録はこちら


振り返り

栗代山そのものも面白い山でしたが、
今回強く印象に残ったのは尾盛駅でした。

山を越えた先に道路がなく、
列車だけが帰る手段になる。

そんな場所は今ではなかなかありません。

静かな奥大井の山を歩き、
最後は秘境駅で一日を終える。

登山と旅が自然につながる、
奥大井らしい魅力を感じた山行でした。


おわりに

静岡の山を中心に、
毎週末、稜線を歩いています。

派手な山よりも、
静かな山・深い山・条件を読む山行が好きです。

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