超短編② コニシ木の子王子の日常着
【王子もいけますね。想像以上に服が似合ってる。そして、微妙にイケメンになっている気がする。】
これは超短編①での、コニシ木の子王子から隣国のViola皇太后への返信コメントである。
そう、王子の衣装が大変お似合いであったのだ。
普段着ないタイプの服が似合う、ということに気づくことは、誰にとっても新鮮な驚きとなる。
『イケメンの方が宜しいとお考えであれば、イケメンになればいいだけのことですのよ!』
と思った皇太后は、お節介にも口を出してみることにした。
言うまでもなく、服装は人の印象を大きく左右する。
王子へお勧めのコーディネートを勝手に考えてみる。実にお節介である。
✨ 👔✨🧥✨👞✨
皇太后のお勧めは、シンプルでクールなイタリアン・カジュアルである。
イタリア人男性は体型や年齢に関わらず、さらりとした麻のジャケットを羽織る人が多い。色は綺麗なオレンジ寄りのピンク。あっさりと軽いオレンジ色もまた良い。
お腹が出た体型の男性でも、頭髪が薄くなっていても、髭をたくわえるとバランスが良くなり、不思議なほど、この色を着るだけで、知的で清潔感のあるお洒落な装いの人となる。
肝心なことは、常に着て慣れること。
気づけば、そういう人になっている。
日本人には抵抗がある人も多いかと思うが、この色は中年以降の男性に実に映えて、あっという間にイケオジ誕生となる。着慣れればどうということはない。
またアイテムにきちんとした白のTシャツでも加えておけば、着回しが効くので、服を多く持たなくても、実に簡単で効果的なコーディネートとなる。
是非お試しを。
① 公務外の日常着



どこに行くにもこの系統を着れば、かなり好みの姫君にモテるはず。
イタリア人男性は、これに加えて細目のパシュミナや麻のストールをサラッと加える。使い込んで柔らかくなったクシュクシュしたパシュミナ、これがまたカッコ良いのである。
更に髪型は、サイドを短めに刈り上げ、イタリア人っぽくすると、驚くほど垢抜ける。
本当に同じ人? と思うほど変わるのだ。
② 公務外のお洒落な場所にお出かけの場合はクールに。

綺麗目ジーンズを加えれば完璧。靴は茶系の良質な革を選び、勿論ピカピカに磨いておくことが必須。
これで、コニシ木の子王子のプライベートがまた違う方向で充実しそうだ、と勝手に考えてワクワクする皇太后。
王子は起業もされたことであるし、必然的に変化すべき春ではないだろうか。
✨ 👔✨🧥✨👞✨
たまたまCopilotやGeminiで画像を生成していた為に、王子の公務時や舞踏会の衣装も様々試し、ではプライベートはどんな傾向の日常着がいいだろうと考え、服や色の組み合わせ等を試してみた。
ご本人の写真が元であるので、具体的で、試し甲斐がある着せ替え遊びである。
皇太后は生成した画像を見た上で、王子の普段着には、明るめのイタリアン・カジュアルを自信を持って強くお勧めする。
服装が変わると人生も一変する。
「なんのはなしですか」の世界を更に広げていこうとされているコニシ木の子王子には、このタイミングで、リアルの世界で、是非その変化を味わってもらいたい、と思う皇太后であった。

✨✨🏰✨🤴✨🐎✨👸✨✨
[物語の続き]

『Sophia嬢と比べるとだいぶ体格が‥‥』
王子は、より多くのSophia嬢の情報を得るべく、隣国のViola皇太后のいる広間へ足を向けた。
「皇太后様、先程Sophia嬢と踊らせていただきました」
「そのようですわね。少し前に養女に迎えましたのよ。仲良くしてやってくださいませね」
「かしこまりました、フフフ🎶
私は、今週回収のために大忙しで、本当に踊っている場合ではないのですが、踊っていただけますか?」
「‥‥宜しいですとも」
「皇太后様、今お召しのドレスは、オーストリアのエリザベート皇妃が、ハンガリーでの戴冠式に臨まれた折のドレスのパクリ‥‥いえ完コピ‥‥えーと、オマージュ‥‥ トリビュート‥‥モデリング‥‥あっ! インスパイアによるものですね?」
「‥‥まあ、随分記憶力が宜しいことね。‥‥ パクリで結構ですわ」
「以前、皇太后様の旅行記“ブダペスト編”を回収させていただきましたので、勿論覚えております。
あのエリザベート皇妃の肖像画のサイズ感の倍‥‥いえ、えーっと‥‥大層生地を贅沢にお使いでいらして、実に豪奢だ! 素晴らしい!」
「‥‥そうでしょうとも。わたくしが使った生地は、皇妃の倍どころか3倍以上ですわね」
「いえいえ、倍程度に違いありません! ( ん? この返しで良かったのかな)
と、ところでSophia嬢は美しい方ですね。実に可愛らしい!
こうして踊っておりますとよくわかるのですが、Sophia嬢の肩幅は皇太后様の6割程度‥‥いえ、えーっと、華奢で素敵な方でいらっしゃいます」
「‥‥そうですか。王子の記憶力と空間認知能力の高さには驚かされましたわ。ほほほほほ
さあ、王子はこれから沢山の姫君とお話をなさるのでしょうから、私共はおいとま致しましょう」
「あの、宜しければSophia嬢だけもうしばらく‥‥」
「Sophia ! 帰りますよ。
王子、今後女性とのお付き合いでは、お相手がかなりタイプの方でも、わりとタイプでも、それ以外でも、物質を比較する能力はお使いになりませぬように。ほほほほほ」
皇太后とSophiaが広間から出ていくのを、王子はぼんやりと見送った。
「‥‥さて、回収の続きに戻ろうかな。今回はキリ番も出たしな‥‥長くなりそうだ」
少しだけ肩を落として、王子は舞踏会を抜け出し、長い廊下の先の自室へと向かった。
そして回収の為に、気迫を漲らせてスマホに向かった頃には、先程の皇太后の言葉などすっかり忘れていたのだった。
—完—
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*戴冠式のドレス画像あり
