うつ病の僕の心を、久しぶりに呼び戻してくれた曲。Franz Ferdinand『This Fire』
はじめに
約3週間…
僕はうつ病の「揺り戻し」の渦中にいます。
この期間は、
僕にとって本当に不思議で、
そして残酷なものです。
あれほど大好きだった音楽や映画、
すべてのエンタメに対する興味が、
まるで心の電源を抜かれたように
スッと消え去ってしまう。
活動意欲は著しく低下し、
自分でもその原因が全く分かりません。
正直、泣きたくなるほど苦しい日々です。
何も手につかないことで、
底知れない罪悪感と不安が襲ってきます。
「世間に対して申し訳ない」
「自分はもう、
何の役にも立てないんじゃないか」
そんな恐怖に苛まれながら、
頭の中で延々とネガティブな思考を反芻し、
自分で自分を心の檻に閉じ込めてしまう。
そんな暗闇の中で今日、
僕は久々に音楽を聴きました。
それが、
Franz Ferdinand
(フランツ・フェルディナンド)の
『This Fire』でした。
【あらかじめお伝えしたいこと】
本記事は、筆者(田端うつ郎)による
個人的な考察・見解を多分に含みます。
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純粋に『アーティスト』『楽曲』の魅力を伝えたい、
その一心で執筆しています。
1. 鳴り響いた、鋭いギターリフ
音楽を再生し、
イントロのあの鋭いギターリフが
鳴り響いた瞬間。
僕の脳に、
久々に閃光が走りました。
あまりの格好良さに、
全身がじわっと熱くなり、
強烈で解放的な高揚感が押し寄せてきたのです。
三週間もの間、
停止していた心の電源が、
その一瞬で強制的に「ON」にされた感覚。
頭で考えるよりも先に、
身体の血が騒ぎ出す。
そんな感覚を味わったのは、
本当に久しぶりのことでした。
2. コントロールを拒む、内なる炎
この『This Fire』という曲は、
一体何を歌っているのか。
歌詞の中で、彼らはこう叫びます。
This fire is out of control
(この炎は、もうコントロールできない)
I'm gonna burn this city, burn this city
(この街を燃やし尽くしてやる、
焼き尽くしてやるんだ)
ここで言う「この街」とは、
単なるコンクリートの景色だけではありません。
自分を縛り付ける社会のルールや、世間体。
そして何より、
僕の頭の中で延々と鳴り響いていた
「~しなければならない」
「役に立てない自分はダメだ」
という、
冷え切った思考のシステム
そのものだと感じます。
「コントロールできない」ほどの
熱い本能の衝動が、
僕を苦しめていた反芻思考の檻を、
一瞬にして焼き尽くしてくれたような
気がしました。
3. 名作ゲーム『サイバーパンク2077』
実はこの曲、
僕の人生における「三大名作ゲーム」の一つ。
『サイバーパンク2077』
に大きく関わっている曲です。
理不尽なシステムに支配された、
絶望的で退廃的な未来都市。
そこで、
己の命の火花だけを頼りに、
抗い、駆け抜けていく主人公たちの姿。
あの圧倒的な世界観が、
曲を聴いた瞬間、
僕の記憶と鮮烈に結びつきました。
「どれだけ絶望的な状況でも、
自分の内なる火だけは誰にも奪えない」
名作ゲームをプレイし、
感動した時の記憶が蘇りました。
暗闇にいた僕を、
強烈なエネルギーで押し上げてくれたのです。
さいごに
もし、
僕と同じように原因不明の苦しみの中で、
自分を責め続けている人がいたら。
原因なんて分からなくていい。
何もできなくていい。
ただ、
この曲を聴いて、ほんの一瞬でも
「格好いい」と心が震えるなら、それで十分
なんです。
冷え切った罪悪感に
押しつぶされそうになっても、
僕たちの内側にある命の火は、
まだ消えてはいません。
コントロールなんてできなくていい。
頭でコントロールしようとするのを
一度やめて、
自分の中のその小さな熱を、
信じてみませんか。
あなたの心の中の『This Fire』も、
きっと静かに、
次の火が灯る瞬間を待っているはずです。
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