【つながる旅行記#441】二番札所『極楽寺』の長命杉パワーと、大阪安産伝説【四国遍路】
前回は板東俘虜収容所とお遍路の関連性について学びつつ、もうちょっと歩いてみようかなと思った。

(世間はもうクリスマスの装いなんだな……)
コンビニを見てそんな感想を抱きつつ、二番札所を目指して歩いていく。
そういえば、現代の歩き遍路はコンビニがそこら中にあるんだな。
良い時代になったもんだね……!



というわけで、あっという間に二番札所の極楽寺に到着である。
一番札所の霊山寺はなかなかのボリュームだったが、こちらはどうかな……?

おお……!
どうやら案内図を見るに、こちらもなかなかの広さのようだ。
さっそく入っていこう!



さて、境内を歩いていたら、『長命杉』というものがあった。
しかも『弘法大師 御手植』だそうだ。

ふむ……弘法大師が植えたとなると、約1200年前の出来事になるわけか。
やはり木の寿命は凄いスケールだなと実感しつつ、ここまで無事に成長したことに感動である。

おや……?
なんだか紅白の紐が伸びているが、これは一体?
どうやら長命杉に直接触れることはNGなのだが、この紐を通して長寿パワーを受け取れるらしい。
せっかくなので、紐経由でしっかりとパワーを受け取っておこう。

これで長寿確定だな……!!
(できれば健康寿命を伸ばす方向でお願いします)


さて、なにやら像があったので弘法大師かなと思いきや、田渕義雄という人の像だった。
存じ上げなかったので調べてみたところ、なんと『四国遍路を100周以上行った』という超人じゃないか!!
(個人的に1周すらキツいわと思っているお遍路を、100周以上!?)
そして田渕義雄氏はこれだけお遍路を繰り返している人だけあって、快適なお遍路をするための環境整備や装備開発などにも尽力したという。
……なるほど、そりゃ像になるのも納得だ。
やはり自分の知らない偉人は、まだまだ日本中にいるんだなと実感する。



ところで、極楽寺は安産の寺らしい。
なんでも、過去には難波出身の難産に苦しむ女性が、弘法大師のお加持で無事に出産できた伝説があるそうだ。

更に明治の時代には、これまた大阪在住の難産に苦しむ女性が安産祈願をしたところ、夢の中に弘法大師が出現して「安産のために、四国遍路しようか😉」とオススメされたらしい。(大師、妊婦ですよ……?)
女性はそのお告げを素直に受け取って、お遍路を開始する。
そして讃岐の寺を巡り、その後この極楽寺に到着したとき、女性は急に産気づいた。
するとそこに弘法大師による「最後まで回ろうね😉」というお告げが到来。
それにより、症状がピタッと収まる。
その後、どうにか四国遍路をやり遂げた女性は、無事に男の子を出産できたそうな。
……いやはや、『妊婦に対して八十八ヶ所回らせる気満々な弘法大師』には驚かされるが、無事に出産できたようでなによりである。
というか行けるんだな、妊婦でも八十八ヶ所巡り。
「まあさすがに歩き遍路ではないだろ……」と思った自分だが、この事例の時代は明治なのだ。
となると自動車はまだ一般には普及していないし、そもそも車が通れるような道自体が整備されていないはずだ。
つまりは籠やら馬車だったのだろうか……?
これは当時の行程の詳細が気になる!!
(やっぱり『個人の旅の記録』って大事なんだなって)

というわけで、極楽寺をあとにした。
やはりなんとなくでも寄ってみるものだ。
どんな場所だって、行けば何かしら得るものはあるね……!


ふむ、『金泉寺 2.7km』……?
・・・
行ってみるか……!!

もはやウォーキングハイになっている可能性が出てきたが、2.7kmなら日が落ちるまでに行けなくはない。
それに金泉寺の近くには板野駅もあるので、今日行くホテルへの移動も問題ないだろう。
まさかただの観光のつもりが、1日で3つの寺を歩き遍路するなんて思わなかったが、これもまた自由なひとり旅の利点というもの。
さあ、金泉寺を目指して移動開始だ!!
次回へ続く……!
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