【つながる旅行記#442】金泉寺を目指して楽しくウォーキング☆(罠あり)【四国遍路】
前回は極楽寺で寿命を伸ばして、さらにもう一つ寺を巡ろうと思い立った。

では極楽寺から金泉寺まで、約3kmを歩いていくとしよう。
思えばかつてスーパーひきこもり状態だったときの自分は、1kmですら歩くのが億劫だったが、今はそれを気軽に行える筋力がついている。
やはり人生はフィジカルなのかもしれない。
筋肉は可能性を広げる……!


おや、稲架掛けしたものにネットがかかっているぞ……?
自分の地域では見たことがない風景だが、わざわざやっているからには何か効果があるはずだ。
さっそく検索してみると、どうやらあのネットは鳥による食害を防いでいるようだ。
言われてみれば、ネットをかけない状態なんて食料がそのまま置いてあるようなものである。
でもあのネットがあれば、稲穂のあたりには鳥がアクセスできないわけか。
賢い工夫!!
(しかしなんでうちの地域の稲はネットなしで大丈夫だったんだ……?)




うーむ、やはり自分の知らない土地を歩くのは楽しいね!
朝から動いていたのでさすがに疲労感は出てきたが、歩く楽しさがそれを凌駕している。
ゲームと動画視聴にしか興味がなかった自分にこんな適性があったのだから、本当に何事もやってみないとわからないものだ。
おっ、道端に生えているこの植物は……!


おお……!
『学校の帰りにいつの間にか引っ付いてるやつ』じゃないか!!(コセンダングサ)
ちょっと懐かしい気分になれたのはいいが、これが服につくとテンションがダダ下がりなので、足元には気をつけないとね!

そんなこんなで歩き続けて、とうとう金泉寺まで150mの場所まできた。
歩行時間は……30分といったところか。
なにやら道案内の矢印は、舗装されていない近道を指し示している。

ではそれに従って、さっそく近道を歩いて……
(ピタピタピタピタ)
……ん?

コセンダングサ地獄なんですけど!?

……はい、余裕で近道を回避して遠回りの道を行きます。
あの道を突っ切ったあとに、ズボンと靴がどんな惨状になるのかに少し興味はあるが、それは今やることではないのだ。
『見えている失敗には突っ込まない』
知能がある生物なら、なるべくそうするべきだから……!



というわけで、最後に一悶着あったが三番札所の金泉寺に到着である。
なんだか夕日に照らされて、いい感じだねぇ……!


さて、寺の由来を読むと、最初期は行基により建立された『金光明寺』だったようだ。
そしてのちの時代に弘法大師(空海)が訪れた際、住民たちが水不足に苦しんでいることを告げると、弘法大師が井戸を掘り当ててくれたという。
それを住民たちが「泉じゃ……!黄金の泉じゃ!!」と称えたことで、寺の名前が『金泉寺』になったそうな。
そういえば昔のお坊さんは、土木や建築の知識を習得した知識人でもあったと聞いたことがある。
空海は相当な天才だったらしいので、遣唐使として過ごす日々の中で、唐の最新技術を大量にインプットしてきた可能性は高い。
そうして得た知識や技術を惜しげもなく民衆に提供してくれたとなれば、そりゃ信仰も生まれるわけである。




というわけで、金泉寺でした。
なお、ここには弘法大師が掘り当てた井戸やら、義経軍が屋島の戦いに行く前に立ち寄って、力比べをした石なんかもあるわけだが……。
自分はそろそろ足が限界なので、各自の目で確かめてほしい!!
→(参考動画)

さて、それでは歩いて近くの板野駅に向かうとしよう。
距離は600mなので、なんとかなりそうだ。

いやはや、気付けば今日一日で霊仙寺と極楽寺と金泉寺を制覇しつつ、大麻比古神社をきっかけに、鳴門市とドイツとの関わりについても学んでしまった。
昨日の大塚国際美術館巡りといい、初めての徳島旅は密度たっぷりで大成功だったといえるだろう。
そして、これで四国の県は全て訪れることができた。
とはいえまだ全ての要素を味わったとは言えない。
これはまた徳島に訪れないとだな……!(美術館もちゃんと見たいし)

ありがとう徳島、また逢う日まで……!!
自分は電車に乗り込み、移動を開始するのだった。





……さて、電車を乗り継いでたどり着いたのは、善通寺駅。
弘法大師(空海)の生誕地として知られる善通寺だが、果たして自分が行きたい場所とは……?
次回へ続く!!
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