【つながる旅行記#448】幼い頃の『寛永通宝の思い出』がふと蘇る観音寺市へ【聖地巡礼】
前回は弘法大師・空海の出身地である善通寺市で、五百羅漢たちの表情を楽しんだ。


一夜明け、次の目的地に向けて歩き始める。
気付けば『高松』『丸亀』『坂出』『琴平』『善通寺』などを巡っていたわけだが、まだまだ香川県の探求は続く……!
では、善通寺駅から移動開始!!



というわけで、観音寺駅に到着です!
観音寺市は香川県の西側に位置するので、これで香川県内の大体のエリアを巡ったといえる。(通過も含めて)

香川県は日本で一番面積が小さいことで有名だが、形がとてもシンプルなので、各エリアを制覇しやすいというメリットがあるのかもしれない。
では、街に繰り出すとしようか……!


なにやらさっきから『寛永通宝』をやけに見かける。
ふむ……。
これを見ると自分は子ども時代のとある事件を思い出す。
そう、自分はある日の学校の帰り道、寛永通宝を拾ったのだ……!

「いやタイムスリップでもしたのかお前は」という話なのだが、ド田舎とはいえ、なぜそんなものが通学路に落ちていたのかは謎である。
当時10歳にも満たない子どもだった自分は、拾ったそれをしっかりとポケットに入れて家に帰った。
そして『ゲームをしたい』という欲求に支配されていた当時の自分は、ポケットに入った寛永通宝の存在をすっかり忘却したのだ。
その後しばらく経ち、なんだか洗濯機の排水がどうもおかしいという問題が発生する。
父が洗濯機を動かして排水口をチェックしたところ、そこには水の流れを微妙にせき止める『寛永通宝』が!!
……そう、自分がその存在を忘れた寛永通宝は、巡り巡って排水口に鎮座していたのである。
(なお排水で汚れが落ちたのか、ちょっと綺麗になっていた)
うーん!
やっぱり『洗濯前のポケットチェック』って、大事なんですね!!

そんな思い出を懐かしみつつ、観光案内所に到着である。
今回は巡る範囲が広いので、レンタサイクルを使っていく。
あっ……!

そこにはコラボポスターが貼ってあった。
そう、観音寺市は『結城友奈は勇者である』という作品の舞台なのだ。
この作品の一番の特徴は、『四国以外の地域は全部滅んでいる』という驚愕の設定だろう。
これほどまでに四国を、中でも香川県を意識させられる作品は他に見たことがなく、旅好きな人間としてはつい引き寄せられてしまったというわけだ……!

そしてなにやら『銭形砂絵』というものがあるらしい。
なるほど、寛永通宝があちこちにあったのは、観音寺市にこの名所があるからなのだろう。
洗濯機騒動の思い出もあるし、ここには確実に行かないとだな……!

というわけで、無事に借りられた自転車で観音寺市を巡っていくとしよう。
なお聖地巡礼できる場所ではあるのだが、自転車では行きにくい所もありそうなのでほどほどに。


ああ、こういう整備された河川敷があるのっていいなぁ。
自分の実家の川は、わりと危険な場所でしかなかったからね……。


はっ……!
なんだかこの光景は既視感があるぞ!
確か作品内では、あの橋は主要人物の登下校でめっちゃ登場する場所なのだ。


いやはや、何の変哲もない橋であっても、何かの作品に取り入れられると一気に尊い対象になるのを実感するね……!
自分の実家にはこういう対象が一切ないので、何かの元ネタになった地域に住む人の気持ちはわからないのだが、非常に羨ましい。
うーむ、自分の地域もそろそろなにかの聖地にならないものだろうか。
いやまあ、田んぼしかないから無理ですかね……。



さて、そんなわけで琴弾八幡宮に到着である。
ここも作品には登場していたので、しっかり寄っていこう。



そういえばこの狛犬、なんか茶色いぞ……?
調べてみると、どうやらこれは備前焼の狛犬らしい。
備前焼は香川県の向かい側にある岡山県の焼き物で、高温で焼き締めるので他の焼き物よりも頑丈なのが特徴だ。
だから狛犬みたいな用途でも使えるということなのだろう。

ふと足を見てみると、昔は石製だった名残を発見。
これはつまり、元々は石製の狛犬だったものが何らかの原因で壊れてしまい、備前焼の狛犬に変更されたという歴史を表しているのかも……?
そしてきっと、元の狛犬を尊重して足の部分だけは残すという選択をしたのではないだろうか。
作成した備前焼の工房側はめっちゃ大変だったかもしれないが、こりゃあ人の想いが伝わってくる事例ですね……!
(全然違う理由だったらあれだが)

足といえば、足に巻かれた紐はなんだろうか?
調べてみると、どうやらこれは『足止め祈願』というものらしい。
願掛けの方法としては『紐を2本用意して〜』だったり『紐の結び方は〜』等々の様々なパターンがあるようだが、そこはややこしいので割愛する。
効果としては、こうやって狛犬の足に紐を巻くことで、『家出』や『悪所通い』をやめさせることを祈願していたようだ。
そして時代が進むごとに『恋人が離れていかないように』とか『客足が遠のかないように』みたいな意味合いが追加されたという。
いやはや、まさか狛犬を使った祈願があるだなんて全然知らなかった。
こうなると、今までに自分が見逃してきた願掛け手法もたくさん存在したのかもしれないな。

それでは、階段を登った先に琴弾八幡宮の本殿があるそうなので、ちょっと登っていくとしよう。
昨日は金刀比羅宮の階段を盛大に登ったわけだが、一晩寝たら足のダメージは回復してくれたようでなによりである。
(当時の自分の足の強さに驚かされつつ)次回へ続く……!!
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