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【つながる旅行記#447】五百羅漢が表情豊か過ぎる五百羅漢たちを見つつ、空海に思いを馳せる【善通寺】

前回はこんぴらさんを含めた琴平観光を楽しみ、善通寺市に戻ってきた。

さて、格安すぎるレンタサイクルを借りて到着したのは、『善通寺』である。

お遍路の札所で言うと75番目なのだが、何を隠そうこの土地は弘法大師・空海が誕生した土地なのだ。

そんな由緒ある土地の札所とあらば、やはりスルーはできない……!

金堂

さすがは弘法大師の出身地のお寺だけあって、敷地も広々としていて気分がいい。

そしてもう夕方だというのに、観光客らしき人が意外と多いのが流石といったところか。

お願い事が

さてさて、どうやらこの先にエリアは続いているらしい。

もちろん向かうとしよう。

ところで、この道ってなんだか……

いやこれ、確実に見栄えを意識しているよね!?

そう、青森の岩木山神社なんかでも山頂と鳥居の構図がバシッと決まっていたものだが、宗教はこういう演出をしっかりやるものなのだ。

ちょうど日が沈む時間というのもあって、良いですよこれは……!

こちらは青森の岩木山神社の様子
(つながる旅行記#97より)

と、次のエリアに移動する前に、なにやら大量にあった石像群を見ていこう。

奉納:五百羅漢

ふむ、どうやらこれらは五百羅漢のようだ。

五百羅漢というと、自分は盛岡の報恩寺に行ったときのことを思い出す。

(あの時の記憶はしっかり残っていますよ……!)

そして盛岡の五百羅漢と同じく、みんな顔が違うようだ。

なお、羅漢とは『悟りを得た人たち』のことである。

つまりここにいる面々は、解脱した凄い人たちってことですね……!

す……凄い人たちだからっ!!!


(多分……)


き、気を取り直してエリア移動である!

こちらは何があるのかな!!

あっ、こんぴらさんで見た寄付の石柱だ。

そしてついつい金額を見てしまう自分が情けない……!

どうやらここにある石柱は、金額で明確にサイズが違うっぽいぞ。

しかし『金五千圓』やら『金壹萬圓』やら、こんぴらさんで見てきた『壱百萬円』と比べるとなんだか金額が少ないような……?


なお一番左の宮内省のものは、『御下賜金』である。

やはり皇室たるもの、金額を言っちゃうのは品がないということですかね……!?


しかしここで、宮内省の石柱に『昭和11年』という記載があることに気付く。

昭和11年3月30日

そう、日本円の価値というものは、時代が違えば大きく変動するのだ。

昭和11年(1936年)の『壹萬圓』はいくらだったんだろうか……?

上記サイトによると、1936年の1万円は……

現在の『873万円』である。

873万9382円

いや想像以上に凄まじい金額だったわ!!

というか、これだと『参萬圓』なんて『2600万円』ですよ!?


こんな多額の寄付をしたのは一体誰なんだ……!?

伯爵 松平頼寿

まさかの松平家!!


(まあそれなら、この金額もいけるかも……?)


それはともかく、こちらのエリアは弘法大師の要素が強いらしい。

通路の屋根にかかっている額には、弘法大師エピソードが絵とともに紹介されている。

宝亀5年(774年)、善通寺にて誕生
大同2年(807年)、善通寺創建(34歳)

ほう、どうやら空海は34歳でこの善通寺を創建したようだ。

そしてこの寺名は、父の佐伯善通に由来するとのこと。

弘仁7年(816年)、修行の地である高野山を創建(43歳)
承和2年(835年)3月21日、高野山奥の院にてご入定(62歳)

しかし1000年以上前の偉人の人生がこんな感じで展示されているというのは、なかなかすごい話だな。

そして見ていて思ったが、一生のうちにあまりにも元号が変わりまくりである。

空海は、【宝亀】→【天応】→【延暦】→【大同】→【弘仁】→【天長】→【承和】と、実に7つの元号を体験しているのだ。

なんだか中にはあまり聞いたことのない元号もあるわけだが、昔は頻繁に元号を変えていたという話は本当だったんだな……。

大師堂
戒壇めぐり
四国八十八ヶ所お砂踏み道場

さて、なにやら『四国八十八ヶ所お砂踏み道場』というものを発見した。

営業時間を過ぎてしまっているので入れないが、この中には四国八十八ヶ所で集めてきた砂があり、ここだけで制覇が可能なのだという。

(そんな裏技ありなんですか!?)

・・・

でもこれ、過去にどこかで見たことがあるような……?

お砂踏所

そうそう! 飯能(埼玉県)にあったやつだわ!!

いやはや、まさか遠い埼玉の地においても四国八十八ヶ所を達成する手段があったとは。

(四国の砂、集めるの大変だっただろうな……)


そんなわけで善通寺でした。

いやはや、この土地では他の場所以上に空海が大事にされていることがよくわかった。

1000年前の偉人がこんなにも崇められている場所というのはそうそうないんじゃないだろうか?

(自分の地元なんて、江戸時代の超ローカルな偉人が一人いるくらいだし……)


今までの旅行中にも、各地で空海の事例(本当かは不明)に触れることが多かったので寄ってみた善通寺市だが、忘れられない経験になった気がする。

今後色々な土地で『弘法大師のなんたら』に出会ったとき、今までとは違う親近感をもってそれを受け入れられることだろう。


いやしかし、子どもの頃は香川県なんて遠い県は全然意識していなかったものだが、まさかこんなにも関わることになるとは。

明日も香川県内を巡る予定なので、まだまだ探求していくぞ……!


次回へ続く!!


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