【若者たちが結んだのは、おにぎりじゃなくて“未来”だった➁】ガイナーレ鳥取で始まった、小さくて大きなはじまり
まぶしかった。
本当に、まぶしかった。
高校生や大学生たちの笑顔が、まっすぐで、熱くて、少し照れくさくて。
その空間に立ち会えたことが、ただただ嬉しかった。
今回、講師として関わらせてもらったのは、Jリーグクラブ ガイナーレ鳥取 が立ち上げた若者コミュニティ「U-23未来想造部」
0期のテーマは、地元食材を使った「勝ちむすび」の開発だった。
おにぎりで、地域をむすぶ。
おにぎりで、仲間をむすび。
おにぎりで、未来をむすぶ。
シンプルだけれど、とても本質的なテーマになっている。
そして、今日の主役はピッチの上のサッカー選手ではない。
地域の未来を担う若者たちだ。

U-23未来想造部「0期」の挑戦
ガイナーレ鳥取が新たに立ち上げた、地元の若者とともに地域を考え、面白くしていくコミュニティ「U-23未来想造部」
廃校になった小学校を利活用した誠道アカデミーを拠点に若者たちが、自分たちで様々なことに挑戦し、いろいろなものを生み出していく。

その記念すべき0期のテーマが、地元食材を使った「勝ちむすび」の開発。
それは、地域のイイトコロ(=価値)を探し、勝利に結びつける共創のカタチでもあった。

自然と事業創出を学べる内容になっている。
フィールドを巡り、地域を深掘りする
教室を飛び出し、みんなで歩く。
冬の澄んだ空気のなか、緑のユニフォームがずらりと並ぶ光景は、それだけで絵になる。
ランチで食べるのは、自分で握ったおにぎり。
その具を探しに地元の市場で特産品を選ぶフィールドワークを行った。
市場の中を歩き回り、真剣に商品を見つめる姿。
「これ、鳥取っぽくない?」
「いや、もっとストーリーが欲しいよね」
その会話が、すでに共創だった。
与えられるのではなく、自分たちの意思で選ぶ。
決められるのではなく、自分たちで話し合って決める。
このプロセスこそが、本質だと思っている。

みんなで握る、特別な食体験
教室に戻り、いよいよおにぎりづくり。
林めるり講師が丁寧にフードレクチャーをしてくれる。
炊きたてのごはんの湯気。海苔の香り。
少しぎこちない手つき。
三角形は、意外と難しい。
それでも、形が整っていくにつれて、表情が変わっていく。
自分たちで選び、自分たちで考え、自分たちで握ったおにぎり。
ひと口食べた瞬間、空気が柔らかくなった。
「うまいー!」
その一言が、すべてを肯定する。同じものを一緒に食べる。
それだけで、チームは一段階深くなる。

鳥取砂丘のスパイスカレーのごはんに、とうふ竹輪。
ナイスな組み合わせ!

お米の握り具合がちょうどよく、うまい!
1個1個握るたびに若者たちは上達していく。
おにぎりについては、こちらにも詳しく書きました。
ファンベース × おにぎり × Jリーグ
共創ワークを通じて、想像を超える「勝ちむすび」が生まれていった。
自由な発想がありながらも完成度が高く、そのまま商品化できそうなものもあった。

クラブと地域。
若者と未来。
食と勝利。
この取組みを通じて、すべてが一本の線でつながっていく。
自分たちの手でクラブに関わる体験は、若者にとってかけがいのないことだったに違いない。
「ガイナーレ鳥取は、遠くから応援する存在」から
「ガイナーレ鳥取は、自分たちのクラブ」へ。
この感覚が芽生えたら、それはもう最高だ。
ファンベースとおにぎりとJリーグ。
自分にとっても、大好きなことが詰まっていて、講師をしながら感動しっぱなしだった。

0期だからこその価値
最初に踏み出す人たちには、特別な意味がある。
正解はない。前例もない。
だからこそ、創れることがある。
あの日、校庭に円になって立つ若者たちを見ながら思った。
この輪は、きっと広がる。
地域の価値を詰め込んだ「勝ちむすび」
やがてスタジアムに並び、
多くの人の笑顔を生み、
そして勝利へとむすびついていく。
その未来を、本気で信じている。
若者たちの笑顔は、クラブの未来そのものだった。
また一緒に、むすびましょう。

芝生のある校庭でレクリエーション。楽しかったなあ。
今回の取組みについては、こちらに詳しく書いています。
ガイナーレ鳥取さん、CHEERSさん、eiiconさん、スポーツ庁さん、鳥取県庁さん、ファンベースカンパニー。
他にも多くの方のご支援やご協力をいただき、このプログラムは行われました。
本当にありがとうございました。
【若者たちが結んだのは、おにぎりじゃなくて“未来”だった➀】J3クラブが挑む「勝ちむすび」プロジェクト
【若者たちが結んだのは、おにぎりじゃなくて“未来”だった➁】ガイナーレ鳥取で始まった、小さくて大きなはじまり
【若者たちが結んだのは、おにぎりじゃなくて“未来”だった③】スポーツ庁オープンイノベーションで発表
【若者たちが結んだのは、おにぎりじゃなくて“未来”だった➃】「勝ちむすび」ついに商品化!
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