一番偉い人へ|脱出を試みた。 〜ほっとけ、俺の人生だ〜
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毎度ちぐはぐな記事を書いているが、今年の夏頃は休息を取りつつ、いろんなことが日々浮かんで消えていた。
頭が疲れているせいか、一日、一週間、一か月が過ぎていくのが今もとても早く感じる。
思い出したことを、順不同に起こしている。
ここから脱出したい。
夏の盛りの頃、そう考えた気がする。
どのみち私は、おそらく今後も会社で馬車馬の如く働くことを前提に考えられている身。
給料以上の報いは、ない。
あるいは、いまの手負いの状態でろくに戦えない者など、気の済むまでそこにいろと閑職に追いやられるか、どちらかだ。
群衆になんてなりたくなかった
俺は俺だと 叫んでいたいよ
(とんねるず「一番偉い人へ」)
ここにいるからには、少しずつでも仕事に打ち込み、上昇していかなければならない、という価値観が透けて見える。こちらの邪推に過ぎないが、会社のキャリアとは異なるフィールドを僅かでもかじってきた人であれば、そういう感覚を抱くこともあるのではないか。
私自身、何かの足しになるかもしれないと、学び直しや少し毛色の変わった仕事に打ち込んでみたこともある。その間同世代は組織内のスキルや人脈を備えていて、自分の経験はむしろ遠回りだった感覚が、年を経るごとに強くなる。
私のしてきたことが無駄だった、という意味のことを、面と向かって言われたりもする。
腹は立つが、努力や経験を正当に組織の成果に還元する道がうまく描けないのもまた事実。
どちらにせよ、適性を見た部署へ置いてくれることはないだろう。これまでの経験が言っている。
むしろこの会社にそんな仕事などなく、私の方が上手くはまらないだけなのだろう。
やりたい事だけやっていては仕事にならない、という考えには概ね同意するが、得手、不得手を述べることすら憚られてしまうのか。
辞めたい。こんなところ。
やりたいことも満足にできない。
暇な時期で体調が落ち着いてきたか、はたまた尋常でない夏の暑さで気の迷いが昂じたのか、不意にそんなことを考えた。
とりあえず毎日出勤はするが、こんな悪夢のようなことを考えながら、卓上扇風機を全力でぶん回す音を聞きながら、今は蝉の抜け殻のように一日座っているだけだ。
今振り返ると、思考もだいぶ浮ついていた気がする。毎日の仕事の記憶はほとんどない。
暑くて風通しの悪いオフィスに毎日行くことがただ苦痛だった。
社員は氷河期世代から下が何人も辞めている。
この状況にあっては、たとえ上司が我が身を案じてやさしく声をかけてくれたとて、私の心が濁っているが故何か違った意味の副音声がひとりでに聞こえる。
定年まではない。
そんな思いは今も打ち消せてはいない。
田舎は都会に比べ選択肢がないが、今後の布石として一度、
若者もすなる転職活動といふものを、をぢさんもしてみむとてするなり。
とりあえず募集中の会社に適当に応募し、一回だけ試験を受けてみた。
しかし、ほぼ同時期に、文章を書きたい次の衝動の波が押し寄せ、SPIの勉強、小論文の準備もそっちのけでAIアシスタントやnoteを構い始めた。
結果は言わずもがな。
考えてみれば受けた会社にしたって、やりたい仕事はない。本当にやりたかったことは転職ではなく、書くことなのかもしれない。
しかし、ひとつだけ良かったと思えるのは、結果はどうあれ道を選ぶ行動を自身の意志でとれた、ということ。これが自分のやりたいことを再び開くきっかけになった気がする。
ぼやけた頭で試験を終え、何故か少しすっきりした。まだ回復の途上らしく、帰ってきて結構眠った。地獄のような夏は終わり、朝晩はだんだん涼しくなってきていた。
迷ったら思いつきのまま、とりあえず動いてみるのも時には良い。もしかしたらまたトライするかもしれない。
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このシリーズの記事です。
仕事でバーンアウトに近い状態を一時経験し、復帰に向け悪戦苦闘中。
