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書くという軸。声にならない伝播【いるさん 交換note会レポート】

先日、凪砂いるさんと「お話し会」改め、「交換note会」のお時間をいただきました!

小説をメインに、エッセイなども書かれている、いるさん。
ことばとさんのメンバーシップ「書く部」での活動を通して、「自分が好きなことを書いてもいいんだ!」と背中を押されたというお話でした。

さすが、ことばとさん!
と知ってる風に言いたいところですが、わたしは昨年2024年のモノカキングダムに応募しただけで、ただの一般参加者ですし、メンバーシップの規模もまったく違う、「一方認知」状態です(笑)

ただ、noterさんとして関わりが深い(と勝手にわたしは思っている)ゆずさんや、過去に交換note会でお時間をいただいた真夜中のカフェさんやRaMさんも「書く部」でした。

灯火杯にご参加いただいている方で「書く部」の方も、わたしが知らないだけでたくさんいらっしゃいそうですね。

▽ゆずさんがわたしの作品を紹介してくれたnote▽
ゆずさんのkindle本へ書いた、わたしの感想noteもご紹介いただいています

▽真夜中のカフェさんが書いてくれた「交換note会」レポート▽
個人的に、アカウント名の由来についてのお話が凄くスキです!

▽RaMさんが書いてくれた「交換note会」レポート▽
RaMさんのコレクション愛が突き抜けてて、素敵でした!



わたしが惹きこまれた、いるさんの作品

現在、開催中の「第3回 灯火杯 in2025夏」にもエントリーいただいている、いるさん。
*現在、作品の受付は終了していますが、この後、第4回の秋、さらに第5回の冬の開催が決まっています。

わたしが、いるさんを知ったのは、今回の灯火杯エントリーでした。
はじめましての方にご参加いただくとすごくうれしくて、その方の他の作品を見に行くようにしています。

そして、わたしが心を鷲掴みされたのが、いるさんのこちらの作品でした。

わたしも水族館が好きです。
数え切れないほどのミズクラゲが漂う水槽の写真は、スマホの写真フォルダに何枚もあります。

そして、わたしは作中のように、水槽の前でササッとスケッチする画力はありません。
もっと言うと、わたしはこうしたミステリアスな男性に憧れがあります。
*自分が作中の主人公のように、相手の言動にいつもドギマギしているからもしれません。

また、わたしにとって、恋愛小説は苦手意識が強い分野でした。
経験値が足りなかったり、直接描きすぎると気恥ずかしかったり。
そんなわたしが「心地よい」と思う塩梅で描かれていたのが、いるさんの作品でした。

今回、創作大賞の応募作品で初めて小説にチャレンジできたのですが、来年に向けて恋愛小説も練習しようかなと思わせていただきました。

今回はお役に立てないかも…よぎる不安

そうして始まった、いるさんとの「交換note会」。

わたしが「交換note会」のテーマをフリーにしているのは、お相手に合わせたお話がしたいからです。
そして、「参加してよかった」と思ってほしいからでした。
*ちなみに、この想いは企画など、noteの活動全体で思っていることでもあります。

心情や物事の深堀りには一定の自信があり、ご好評いただいていることも多いのですが、今回は「もしかしたら、わたしでは役不足かも」と思いました。

「迷いがない」というと言い過ぎだとは思いますが、いるさんはご自身が追い求める表現を追求し続けています。
もちろん、「たくさん読まれたい」「感想などがうれしい」というのはあるとのお話でした。

ですが、よくある「フォロワーを増やしたい」とか「方向性を迷っています…」と言ったお話ではありません。
思考の整理や道筋を描くようなお話にはならなそうだと思い、前半パートは内心焦っていました。

そこでいるさんが仰っていたのは、ご自身の頭のなかにある話を、より適切な表現で、より練度の高い構成で、遜色ない物語にできるか
それを突き詰め続けているというお話でした。

そこまで伺って、思ったのです。
あぁ、これはわたしと同じ姿勢なのだと。
困ったときは、とにかく書く。

ストックもありつつ、疲れ切ったりメンタルが削られるようなことがあって書けないときは、「書けない」ことを「なぜ書けないのか」、ひたすら書き出して深堀りしていく。

正に、いるさんの軸は「書く」ことであり、「書くこと」が自分軸そのものでした。
そんなスタンスのいるさんが、ちょっとやそっとのことで「書く」ことから離れることはないのではと、無責任ながらに思っていました。

言葉にならないことに、震える

そうして、中盤くらいから「お役に立てないかも」という不安が徐々に消えてきました。

姿勢が同じということがわかってから、わたしへの質問を投げかけたときに、お話ししてくれました。

先ほど紹介したクラゲの話、コメントもらってすごくうれしかったということ。
わたしの小説『絵にもならない』を何度も読んでくれたこと。

ここまでの流れや初対面の緊張もあったのだと思います。
多分、本当は「あれも言いたい」とか「これも言いたい」とか、いっぱい考えてくれたんだと思いました。

具体的な感想は、直接言葉として伺っていません。
ですが、確かに感じました。
何度も読み込んだ上で、作品からたくさんのことを感じてくれたのだと。

そして、「書く」ことにひたすら向き合ってきた方に、リアルタイムで言葉を求めるのは少し違うのかもしれない。
そんなことを思っていました。

正に、『絵にもならない』で題材にした、表現の方法そのものでした。

▽創作大賞2025 ファンタジー部門応募作品『絵にもならない』▽

わたしは、聴覚や声に頼り過ぎているきらいがあるのかもしれない。
このことは、心のどこかでずっと引っかかっていたことでした。

音楽が大好き、歌を聞くのが好き。聲を聞くのが好き。
自分が歌うのも好き。
聴覚に特化しているからこそ、通話やビデオオフのオンラインMTGツールも全然苦ではありません。

読む文章も書く文章もすべて声で聴いていますし、情景はもちろん、文章の色もイメージしています。

▽わたしが、一番最初に自身で納得の行く作品も「こえ」がテーマでした▽
ことばとさんの私設コンテスト「モノカキングダム2024」

ですが、それは言い換えれば、発音や発声。
声の「ルッキズム」というか、「ヒアリズム(という言葉はあるのでしょうか)」にも近いことをやっていました。

ジャニーズなどのアイドルファンたちを心の底で密かに距離を置きながら、声優さんたちのにセリフにうっとりする。
評価軸が違うだけで、構造的に一体何が違うのでしょうか。

わたしも話すのは苦手ではないですが、内容の精度は書くことに落ちると思っています。

多分、わたしは多分第一言語が「音」なんだと思います。
*元々聴覚が機能していない方は手話が第一言語の方もいるという、『レインツリーの国』という本の話から来ている表現です。

すみません、自分への内省要素が強くなりすぎました。

ただ、です。
そんな聴覚特化、思考大好きのわたしでも。そして、それがZoomの画面越しでも、いるさんから確かに伝わりました。

いるさんは、わたしの作品に感動してくれたし、何度も読み込んでくれて、色々なことを考えてくれたんだと。
作者として、これ以上うれしいことはありません。

わたしは「交換note会」のように、リアルタイムな会話でこそ、相手の根っこに近づけると、盲目的に信じすぎていたのかもしれません。

「多様な表現方法を、それぞれの得意分野を」と言いながら、自分自身が知らず知らずの内に偏っていたことを気づかせてくれた、いるさんとの「交換note会」でした。

思っていた以上に、自分自身への内省要素が強くなってしまってすみません。
いるさん、今回は貴重な機会をいただき、ありがとうございました!!

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