世界文学を巡る旅〈11〉モームスタイル読書: 今読んでいる7冊
写真: Tiergarten(Berlin)
今回は、今読んでいる本たちについてまとめてみようと思います。
最近の読書スタイルについては別な記事にも書いたのですが、時間帯や気分によって読む本を分けています。
現在のラインナップはこちらです。
〈朝の時間〉
①『ウォールデン 森の生活』
Walden; or, Life in the Woods
Henry David Thoreau・著
田内志文・訳 (角川文庫)
いくつかの翻訳が出ているようですが、こちらを選んでみました。読みやすく、なおかつ原文の密度が感じられます。
「ウォールデン」というのは、アメリカ・マサチューセッツ州のコンコードにある湖の名前で、作中でも「ウォールデン湖」と訳されています。深く、透明度が高いそうです。
森の中の湖畔に小屋を建てて実際に暮らしてみた、体験と思索が書かれています。
色々なテーマの文章があるので、森の中を散歩するように読める本です。私は「読書」の章から読み始めました。
②『方法序説』
デカルト・著
三宅徳嘉、小池健男・訳 (白水社Uブックス)
朝の一番冴えている状態で読むようにしているのですが、それでも頭が追いつかなくてちびちび読んでいます。こんなに可愛らしい装丁なのに…
〈すきま時間〉
③『掌の小説』
川端康成・著 (新潮文庫)
超短編とよばれる長さで、一つ一つのストーリーが数ページで完結しています。あっという間にその世界に引き込まれてしまうし、読んだ時間よりずっと長く余韻が残るので、すごく不思議な感じがします。
〈日中、まとまった時間がとれるとき〉
④『Franny and Zooey(フラニーとズーイ)』
D.J. サリンジャー・著
村上春樹・訳
『ナイン・ストーリーズ』、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の次に読む作品としてこちらを選びました。
あの”グラス家”のきょうだい達の物語です。
シーモアの名前が出るたびにピクっとしてしまいます。
こちらに訳者の村上春樹さんの詳しい解説もあります。
⑤『決定版 カフカ短編集』
カフカ・著
頭木弘樹・編 (新潮文庫)
『変身』に続けて、こちらの短編集を読んでいます。一作目の『判決』からカフカの世界観が炸裂しています。
⑥『ヘミングウェイで学ぶ英文法』
倉林秀男、河田英介・著 (アスク)
こちらのテキストには、ヘミングウェイの6つの短編の原文と翻訳が掲載されています。読解に必要な文法や単語、読む際のポイントが分かりやすく解説されていて勉強になります。
帯に柴田元幸さんのコメントがあることも、購入の決め手になりました。
〈寝る前の時間〉
⑦『となりのカフカ』
池内紀・著 (光文社新書)
カフカの作品と合わせてこちらの本も読んでいます。
さまざまな角度からカフカの人物像が解説されていて、とても楽しく読めます。知れば知るほど気になってしまう人物です。
