ある日のこと|しらたまの断片〈2〉-ぷるぷる返還運動-
写真: 琵琶湖にて
ぷるぷる返還運動
〈月曜日〉
気持ちまで二層になってる
〈火曜日〉
プロコフィエフが直撃して内臓が痙攣
〈水曜日〉
共鳴を熱望
〈ゆるゆるの茶碗蒸しさえ崩壊〉
僕はは銀杏一粒にさえ値しない男だ。
そっと添えられている三つ葉にさえ
蓋を開けると、静かに立ちのぼる湯気。
それは、あたかも世界が私を赦しているかのようだった。
だが銀杏は、底に沈んだままだ。
私自身のように。
私は匙を持った。
しかし、その瞬間、三つ葉と目が合ってしまった。
その視線に耐えられず、私は蓋を閉じた。
〈土曜日〉
ちょっとあずきちゃん!
ちびしらたま見ててねって言ったでしょ?
〈日曜日〉
友人とLINEしてて足の指の話になる。お互いの足の写真を送り合う。人差し指の長さがまるで違う。
〈金曜日〉
純度100%と言えてしまうことについて
〈東海道新幹線にて〉
狙いを定め、最後のタピオカを吸い込む。
〈火曜日〉
明日になれば、また
