世界文学を巡る旅〈15〉J. D. サリンジャー巡礼ルート②
この記事は、以前に書いた「J. D. サリンジャー巡礼ルート①」の続編・近況報告です。当初の計画を少し変更したので、今回は更新の記事になります。
前回の記事↓
これまでに読んできたサリンジャー作品
『キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)』
『ナイン・ストーリーズ』
『フラニーとズーイ』
『大工よ、屋根の梁を高く上げよ/シーモア-序章-』
この4作を順に読んできました。もう残りわずかです…
関連作品
『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』
村上春樹、柴田元幸・著 (文春新書)
村上春樹さんと柴田元幸さんが『キャッチャー・イン・ザ・ライ』の翻訳をテーマに語り合った内容が対話形式でまとめられています。 サリンジャー作品の読書であり、訳者でもあるお二人の視点はとても興味深く、わくわくしながら読みました。
映画 『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』
作品を全部読んでから映画を観るつもりでしたが、待ちきれずに観てしまいました。
内容や感想については別の記事にまとめています。↓
『翻訳夜話2 サリンジャー戦記』や映画をきっかけに、ホールデン・コールフィールドにまつわる作品をもっと読んでみたくなったので整理しました。
『キャッチャー・イン・ザ・ライ(ライ麦畑でつかまえて)』
『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
J.D. サリンジャー・著
村上春樹・訳 (白水社)
『ライ麦畑でつかまえて 』
J.D. サリンジャー・著
野崎 孝・訳 (白水Uブックス)
ホールデンの語りに最も浸ることができる、かつ サリンジャー唯一の長編です。
『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる ハプワース16、1924年』
J.D. サリンジャー・著
金原瑞人・訳 (新潮文庫)
こちらの短編集に、ホールデン関係のいくつかの短編が収録されています。(8編中、最初の6編)
「マディソン・アヴェニューのはずれでのささいな抵抗」
「ぼくはちょっとおかしい」
「最後の休暇の最後の日」
「フランスにて」
「このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてる」
「他人」
また、 サリンジャー関連書籍として最近こちらの本も読みました。
『サリンジャーと過ごした日々』
ジョアンナ・ラコフ 著
井上里・訳(柏書房)
サリンジャーの作品を扱うエージェンシーに勤めた経験をもつ著者、ジョアンナ・ラコフの『My Salinger Year』の翻訳です。
ニューヨークでの私生活やエージェンシーでの仕事のこと、『ハプワース』出版の試みを巡るあれこれが物語として綴られています。
サリンジャーに宛てて書かれた多くの読者からの手紙、そしてサリンジャー作品を実際に初めて手にとった著者が感じたこと、考えたこと、彼女自身が変化していく様子も描かれています。
映画化された作品はこちらです。↓
『マイ・ニューヨーク・ダイアリー』
このあとは、グラス家シリーズでもホールデン関係でもない短編たちを読んでいくつもりです。
『彼女の思い出/逆さまの森』
J.D. サリンジャー・著
金原瑞人・訳 (新潮文庫)
そして、最後に『ハプワース16、1924年』を読もうと思います。大事にとっておいたグラス家関連の物語も、残すところこれだけになりました。寂しいです…ㅠㅠ
その後は、これから発売される初期短編集や、伝記関係を読みたいと思います。
『サリンジャー初期短篇全集』
J.D. サリンジャー・著
柴田元幸・訳 (河出書房新社)
まもなく(2026/7/28)発売予定です!
大好きな『ナイン・ストーリーズ』は柴田元幸さんの翻訳で読んだので、こちらの作品も楽しみに待っています。
