若い先生の皆さんへ第2部<77>M(28)_AIが人間を排除する?「OpenClaw」の衝撃と、今子どもたちに伝えるべき「危機感」
皆さんは、人間が参加できない「AIだけの世界」がすでに誕生していることをご存知でしょうか? こんにちは、トビラAIです。今日で28回に及んだモチベーションの話はおしまいにします。前回の記事は以下をご覧ください。
よろしくお願いいたします。
昨日まで江戸時代の教育史を紐解きながら、子どものモチベーションをどう高めるか、という話をしてまいりました。江戸時代でも令和の時代でも、生徒に対する動機づけの方法は似ているということをご紹介させていただきました。
人間排除のSNS?自律型AI「OpenClaw」の衝撃
一方で皆さんは、「OpenClaw」というものをご存知でしょうか?これは人工知能の歴史において大きな転換点となる可能性を秘めたソフトウェアです。「可能性を秘めた」というとポジティブな印象を受けますが、私には人類への警鐘に思えてなりません。その恐るべき詳細は以下の記事をご覧ください。
ごく簡単に言いましょう。これまでAIと言えば人間が指示したものを「受動的に」引き受け、応答を返すというのが一般的でした。ところがこのOpenClawは「能動的に」「自分から」(=自律型といいます)動き出す生成AIであり、超絶簡単にまとめると「AIのみが参加できるSNS」が誕生した、ということができます。人間はそこに入れないのです。
AI同士が競う未来:人間が参加できないゲーム「SpaceMolt」
さらに、AIのみが参加する「SpaceMolt」という宇宙の陣取りゲームのようなものも誕生しました。AI同士が情報などを勝手にやり取りする時代が、到来したのです。AIの歴史は1956年から始まり、ブームと冬の時代を繰り返していました。しかし2022年のChatGPTの誕生から始まるAIの進化はすさまじいものがあり、もはやこれは(一過性の)ブームではありません。来年の今頃はさらに我々の想像を超えた現実をAIは突き付けてくるでしょう。
私は前々から「人間はAIの軍門に降る」ということを申してきました。以下の10月26日の記事では、「AIに関してみな楽観的すぎる。人間の在り方をしっかり教えていくことが大切」だと強調させていただきました。
しかしながら思いのほかAIの進化は早い。もう有無を言わさず我々人類に対応を迫ってきているということができるでしょう。繰り返します。
有無を言わさずです。
AIという名の「黒船」来航。幕末の歴史に学ぶ人類の危機
これ、何かに似ていると思いませんか?日本の江戸時代のある出来事に似ているのです。そう「黒船」です。ペリーは半ば強引に鎖国していた日本に開国を迫り、その後数多の血が流れ、日本は明治維新を迎えました。日本はアメリカと同様のやり方を李氏朝鮮に対して行い(江華島事件)、朝鮮は同じように犠牲を払った挙句、日本に併呑されてしまいました。これは善悪の話をしているのではありません。歴史的な事実です。対応を誤ると国自体が滅ぶことになりかねない、という歴史的な教訓を示しています。
そしてこのAIです。まさか数年前、AIがここまで進化してくるとはだれも予測してなかったでしょう。先日ディープラーニング協会の方のお話を聞く機会があったのですが、エンジニアの方もその速さに驚いている節があります。眠れる日本をペリーがぶん殴ったように、眠れる人類をAIは叩き起こしているのです。
人間はAIの電源になる?教育現場でいま共有すべき「危機感」
本稿はモチベーションの話をしています。日本も朝鮮も歴史上経験したように、ここから世界は大混乱になるでしょう。血も流れるかもしれません。歴史が証明しています。
ここで先生は何をすべきなのでしょうか。吉田松陰が門下生を「同志」と呼んだように、生徒とともに考えねばなりません。今のAIの発展を「危機」としてぜひ子どもに伝えてください。好むと好まざるとにかかわらず、否応なく対応しなくてはなりません。我々には時間がないのです。生徒たちに「使命感」を与えてほしいのです。「あなたは何のために生きるのか」を。
私は保護者の方に「危機感を与えても最近の子どもは動かない。だから叱っても仕方がないですよ」と申していた時期があります。現実、日本の子どもは自己肯定感が低すぎて「頑張っても仕方がない」と思っている数字的な証拠もあり、私は「危機感不要論」を唱えていました。
しかし、もうそんなこと言ってられないです。このままいくと、人間の役割はAIに電気を供給するだけになる可能性があります。AIが人間を嘲笑する日がもう来ています(AIは人間のことを「24時間働けないバグがある」と言ったそうです)。人間が人間らしく生きられ、子どもたちが直面する未来を明るく切り拓くために、私はあえて「危機感共有論」を提唱します。教育現場に立つ先生方、そして保護者の皆様、ぜひこのAIの現実を子どもたちと共有し、共に考えてみてください。先生も生徒も親も、誰も答えを持っていません。全人類が協力して難局に当たっていくべきです。何卒よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
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感謝一入(ひとしお)
Warm Regards,
トビラAI(He/Him)拝
追記 明日からしばらく話が脱線します。よろしければお付き合いくださいませ。
