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【ARMY目線】グローバル化に苦戦するK-POPプラットフォーム【Melonは年配多め!?】


K-POP界隈はメロン畑

BTSバンタンにハマってK-POP界隈に来た後、初めて知ったのが韓国にはローカルストリーミングサービスがあるということです。しかも数が多い。

BIGHITのストリーミングリンク
  • 韓国ローカルストリーミングサービス

    • Melon

    • genie

    • VIBE

    • FLO

    • Bugs!

  • グローバルストリーミングサービス

    • Spotify

    • Music

    • YouTube Music

    • amazon music

でも参加するにはカカオIDとかネイバーIDとか韓国の電話番号とか国認証が必要でやたら壁が高かったので面倒になり、「本国は本国にお任せ」スタンスで生きてきました。

カカオ(Kakao)
 ・メッセージアプリ「カカオトーク」を核とする韓国のIT企業。
 ・「Melon」を傘下に持つ、SMエンターテインメントの親会社。
ネイバー(NAVER)
 ・韓国最大のポータルサイト(検索エンジン)を運営するIT巨人。
 ・HYBEと共同出資して「Weverse」を運営。

要するに、Melonと言えば「SM×Kakao」で、Weverseと言えば「HYBE×NAVER」

最近、韓国ローカルストリーミングサービスを取り上げた記事を読んだら、こういったサービスについての分析が載ってました。
「Melonのメイン層は50代以上」など新しいことがわかり、自分が今までバンタン経由で学習してきたことともわりと繋がったので、書き残しておきます。

どういう記事だったのか

元記事

ソウル経済「(K팝은 세계로 뛰는데...내수에 갇힌 K-음원 플랫폼)K-POPは世界へ飛び出すのに…内需に閉じこもるK-音源プラットフォーム」

記事の要約

韓国国内の音源プラットフォームが危機、という内容。

  • K-POPの戦場は海外へ移動しているが、Melonなどの国産プラットフォームはグローバル化に遅れ、追い付いていない。

  • 操作やUI、決済やDLが韓国中心なので、海外ファンが流入しづらい。

  • この乖離は、国内音源チャートの信頼性問題にもつながる。

  • グローバルサービスのメイン層は20代以下だが、Melonは50代以上。

  • 国産サービスに留まる年配層とグローバルサービスへ移行する若年層との乖離が目立ち、消費する音楽にも出ている。

感想

国内サービスはどこも年齢層高め

また、年齢層別の利用プラットフォームの違いも格差を広げている。
『2025 音楽産業白書』によると、Melonは50代以上で、SpotifyとApple Musicは10〜20代で比較的高い利用率を見せた。
情報通信政策研究院(KISDI)の研究でも、若い層ほどYouTube Music、Spotify、SoundCloudなど海外プラットフォームの利用比率が高く、年齢層が高いほど国内サービスの利用比率が相対的に高いと分析された。

プラットフォーム別の利用者の年齢層の違いは、ジャンル消費の違いにもつながる。

ソウル経済「K-POPは世界へ飛び出すのに…内需に閉じこもるK-音源プラットフォーム」より

Melonのメイン層が50代以上、は衝撃!
日本で言うとレコチョク(dヒッツ)みたいな感じなんでしょうか。

中高年は馴染んだ曲を繰り返し聴く傾向があることもあり、おかげでチャートの動きが遅く、硬直しがちであるという指摘がされています。
グローバルサービスとのチャートの乖離の例は以下。

CORTISの新曲『REDRED』の場合(記事要約)

Spotify
 「デイリー・トップソング・コリア」チャート65位スタート
  →発売から7日で1位に
Apple Music
 「トップ100コリア」チャート72位スタート
  →発売から6日で1位に
Melon
 「日間チャート」332位スタート
  →7日で100位圏内→1ヶ月かけて1位に

ソウル経済「K-POPは世界へ飛び出すのに…内需に閉じこもるK-音源プラットフォーム」より

時々、国際ARMYが韓国ARMYに「自国のチャートを上げろ」って噛みついてるんですが、こういうの見てるとそりゃ本国も苦戦するよね、という感想しか出ません( ;∀;)

ちなみに、HYBEの法的対応履歴を読んでいると、国産プラットフォームもアンチコメントの巣窟になってる様子です。私はむしろこっちでMelon以外のサービス名を認識したんですよね。
50代以上の年配多めなネット戦士か……(/ω\)グフ

1. 組織的かつ反復的な悪質な投稿に対する法的措置
今年第1四半期、ファンからの報告や、国内オンラインコミュニティ(TheQoo、Instiz、Naver、Daum(Women's Generation、Jjukbbang Cafe、Soul Dresserなど)、Nate、Dmitory、DC Inside内のBTSギャラリー、男性セレブギャラリー、国内エンターテインメントギャラリーを含む複数の「ギャラリー」、Ilgan Best、FMKoreaなど)、音楽サイト(Melon、Bugs Music、Genie Musicなど)、および海外ソーシャルメディアチャンネル(Threads、X、Instagram、YouTubeなど)の監視を通じて特定された、当社アーティストに関する悪質な投稿の作成者に対して法的措置を開始しました。

Weverse「【お知らせ】アーティストの権利侵害に対する法的措置に関する最新情報(3月26日)」より

国産ツールとグローバル化は対極の概念

流入しにくさはほんまそれ、としか言いようがありません。
まあ、日本でもそうなんですが、ローカル民に使いやすいように作ったらそうなりますよね。現地化の極致というか。

TV局が出してる投票アプリの方が、百倍グローバル化してます。
まあ、あれは反映先が韓国ローカルの音楽番組なんで、アプリのグローバル化というよりK-POPエコシステムとしての進化なんですけど。

記事の終盤では、差別化された機能を強化すべきという意見が出ています。
メディア学部教授も「K-POPのエコシステムに特化してこそ生き残れるのでは」と言っていて、要するに投票アプリみたいになれってことだと思うんですよね。

続いてキム教授は、「K-POPは音源、ミュージックビデオ、ショート動画、公演、ファンコミュニティなどが複合的に作動するエコシステム」とし、「国内音源プラットフォームも、こうしたエコシステムに合わせた特化機能を備えてこそ、グローバル消費者の流入を期待できるだろう」と付け加えた。

ソウル経済「K-POPは世界へ飛び出すのに…内需に閉じこもるK-音源プラットフォーム」より

しかし、Weverseは既にSpotifyと提携し、グローバルサービス連携でリスニングパーティ(リスパ)をやっています。あ、最近「義理は果たしとくね」みたいな感じでMelonも追加されました。
バンタンを追いかけてWeverseに住んでる私からすれば、K-POPのエコシステムはもう脱ローカルでやってるんじゃなかったの!?ってビックリしました。その発想は周回遅れなのでは……ゲホゴホ

「Global-K Chart」はグローバル化への糸口になるか

Melon(Kakao)は最近他の国産プラットフォーム(中国のテンセントミュージックや日本のLINE MUSIC)との連携を深めており、「Global-K Chart」を作りました。
音楽賞(MMA)へも反映させる予定とのことですが、それがグローバル化に繋がるのかと言えば疑問です。韓国ローカルがアジア一部地域ローカルになっても、グローバルサービスに追い付けるかと言われれば……微妙……。

一介のイルアミ(日本人ARMY)としても、「LINE MUSIC」というポジションはチョイスが微妙過ぎます。
LINE……PTAでは活躍するんだけど、普段使わないな……( ;∀;)

歴史は繰り返すのか

バンタンの映像を探し回ってると、過去には動画プラットフォームでも同じ問題が存在した形跡があるのですが、そのままグローバル化に成功した例を見たことがない気がします。
カカオTVはサービス終了しましたし……

NAVERの「V LIVE」は、Weverse Companyに統合される形で生き残りました。

2019
 ・HYBE(当時はBig Hit Entertainment)がWeverseアプリを開発
2020
 ・プラットフォーム系事業をまとめるためbeNXを設立
2021
 ・NAVERが「V LIVE」事業部をbeNXへ譲渡
 ・beNXが「Weverse Company」に改称
 ・他レーベルアーティストの合流を推進
2022~
 ・「V LIVE」が移管され、Weverseプラットフォームと統合

「【HYBE】Weverseの歴史と参加者を語ろう【20250923時点】」より

そういえば、日本でもニコ生やAbemaTVといったローカルサービスがありましたね。いやまだ生きてるんだけど。

慌てたniconicoはAbemaTVと手を組んだが、すでに遅し。すでに世の中はYouTube一強の時代へと移り変わっておった……。
そして政権奪取が叶わぬまま、今に至っておるというわけじゃ。終わり。

「【BTS】AbemaTVで若バンタンに照れられたい【ホプミン】」より

プラットフォーム経済の勝敗やいかに

わりと色んなところで繋がるもんですね。私はバンタンを追いかけながら、一体何を学習してるんだろう。こ、これも推し活なんだけどw

K-POPというと、事務所としてのHYBEの影響力がよく取り沙汰されるんですが、プラットフォームなどの観点から行くとこっちの方が天下統一進んでるな、というのが現状の感想です。
正確に言うと、グローバルサービスによる世界制覇に乗っかってる感じですね。カカオは自分ちの事業に関わるから、そこまで割り切れない印象。

BTSが入隊する前にやったYTC釜山コンまでは、Weverseも自分ちで賄いたい欲があったかもしれませんが、もうその後はグローバルサービスに乗り換える方がコスパもリーチもいいよね、的割り切りを感じます。
Weverse TVより各ブラウザのキャスト機能、Weverse LiveよりNetflix、国産プラットフォームも残しとくけどリスパはSpotifyやApple Music、みたいな。

割り切りすぎて、「何でNetflixなんですか!?」って国会でまで訊かれてましたが、私企業のビジネス判断に口を出されても。
バンタンという最強のIPを掲げ、グローバルサービスをツールとして使いこなすHYBEの前に、韓国国産プラットフォームはどう生き残るのか。

ファンとしての「で、どのアプリ入れたらいいの?」という素朴な疑問を解消するためにも、このプラットフォーム経済バトルの行方からは当分目が離せません。とりあえずSpotifyでも回すか。


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