見出し画像

午睡の30分で書類が終わる順番。重いものから始めていませんか

午睡中に書類が終わらないのは、書く順番の問題でした。個人記録5分・連絡帳15分・日誌10分で終わる順番をまとめます。

いちばん重いものから始めていました

午睡が始まると、私はまず連絡帳を開いていました。

いちばん時間がかかるからです。 早く取りかからないと終わらない、と思っていました。

でも毎回、途中で子どもが起きます。

1人が泣くと他の子も動き出して、そこで手が止まる。 再開したときには、さっき何を書こうとしていたか忘れています。

そして日誌に手をつける前に、午睡が終わる。 だから毎日持ち帰っていました。

順番を変えただけで、終わるようになりました

やったのは1つです。 書く順番を変えました。

  • 1. 個人記録(5分)

  • 2. 連絡帳(15分)

  • 3. 日誌(10分)

合計30分です。 以前と作業量は同じですが、終わるようになりました。

なぜ、順番だけで変わるのか

理由は、1を先に置くと、2と3が「思い出す作業」でなくなるからです。

連絡帳が重いのは、書く量が多いからではありません。 何を書くか思い出すのに時間がかかるからです。

午前中の3時間分を頭の中から探して、そこから選ぶ。 この「探す」作業が、時間を食っています。

1でその材料を先に書き出してしまえば、2は選ぶだけになります。 3は2をまとめるだけになります。

同じ材料を3回使い回すだけなので、思い出す回数が1回で済むんです。

1. 個人記録(5分)

ここが、すべての土台です。

文章にしません。箇条書きだけです。

型は5行です。

・◯◯ 給食でスプーン自分で持って3口 ・△△ 砂場15分同じ穴 ・□□ 午睡明け自分で水道へ ・×× 朝ぐずり→保育者と絵本で切り替え ・◇◇ 友だちの隣でブロック

1人1行、名前と行動だけ。 てにをはも要りません。

これで5分あれば、全員分書けます。

ルールは1つだけ

事実だけを書く。

「楽しそうだった」「機嫌がよかった」は書きません。 書いた人の解釈なので、あとで使えないからです。

「砂場15分同じ穴」と書いておけば、2でも3でもそのまま使えます。 でも「楽しそうだった」からは、連絡帳の1文が作れません。

書けない子がいても、飛ばしてください

全員分を埋めようとすると、5分では終わりません。

今日見られなかった子は、明日1分だけ長く見る。 それでいいと思っています。

毎日全員を完璧に記録するより、5分で終わる習慣が続くほうが、結果的に記録は溜まります。

2. 連絡帳(15分)

1を見ながら書きます。 もう、探す必要がありません。

1行を3つの枠に流し込むだけです。

  • できたことを1つ(事実だけ)

  • どんな場面だったか

  • 園はこれからどう関わるか

たとえば「◯◯ 給食でスプーン自分で持って3口」からは、こうなります。

給食で、スプーンを自分で持って3口食べました。時間はかかりましたが、こぼしても最後まで自分で持っていました。園でも見守っていきますね。

1人1分です。12人で12分。

(この3つの枠の詳しい使い方は、別の記事にまとめています)

途中で子どもが起きても、困らなくなりました

ここが、変わったいちばん大きい部分かもしれません。

1のメモが残っているので、戻ってきたときに続きから書けます。

以前は記憶が飛んで、最初からやり直していました。 「さっき何を書こうとしてたっけ」から再開するのと、メモを見て続けるのとでは、まったく違います。

3. 日誌(10分)

2が終わっていれば、日誌は書くことがもう決まっています。

個人の記録を並べたときに見えるものを、書くだけです。

涼しい時間に戸外に出た。水分をとりながら30分。砂場に集まる子が多く、水を運ぶ姿が見られた。午睡明けは自分から水道に向かう子が増えている。

1に「砂場15分」「午睡明け自分で水道へ」が並んでいれば、クラス全体で何が起きていたかが見えます。

ゼロから思い出す必要がありません。

持ち帰りが減った理由

順番を変えて減ったのは、書く時間ではありません。 思い出す時間です。

以前は、連絡帳で1回、日誌でもう1回、午前中を思い出していました。 2回分の記憶をたどる作業が、そのまま持ち帰りになっていたんです。

1を5分置くだけで、この2回がゼロになります。

5分投資して、20分回収する形です。

1日20分でも、20日で400分。 月に6時間以上が戻ってきます。

記録を読む側になって、分かったこと

いまは、児童発達支援と放課後等デイサービスをやっている事業所で働いています。 園から届く記録を読む立場になりました。

そこで気づいたことがあります。

1がある人の記録は、引き継げます。

事実で書かれた記録には、その子が何をしたかが残っています。 だから別の場所で同じ子を見る人が、続きから見られる。

一方で、解釈だけの記録からは、こちらで何も拾えません。

「落ち着いて過ごしていました」 「意欲的に参加していました」

読めますが、使えないんです。 何が起きていたのかが、書かれていないので。

1を先に書くのは、速く終わらせるための技術です。 でも同時に、その子の情報を先につなぐ書き方でもあります。

速くて、しかも残る。 これが分かったのは、読む側にまわってからでした。

まず、1だけ

順番を全部変えなくていいので、明日は1だけ試してみてください。

午睡が始まったら、5分だけ箇条書きに使う。 名前と行動だけ。文章にしない。

それだけで、連絡帳を開いたときの手の止まり方が変わります。

そして、うまくいかない日があっても大丈夫です。 子どもが早く起きる日はあるし、5分すら取れない日もあります。

続けるコツは、完璧にやろうとしないことでした。 3人分しか書けなくても、書いた3人分は明日の自分を助けてくれます。

あなたの園では、午睡中にどこまで書類を進めていますか? よければコメントで教えてください。次に書く記事の参考にさせてもらいます。

このような記事もありますよ↓


ねらいを行動で書く方法については、こちらでも書いています。↓

そして9月の月案用に、0〜5歳の年齢別ねらい文例120本と書き換え見本30をまとめています。8/25公開予定です。

#保育士 #保育教諭 #保育記録 #連絡帳 #持ち帰り仕事

いいなと思ったら応援しよう!

Hiromaru:保育×発達支援の専門家夫婦 よろしければ応援お願いします! いただいたチップはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!