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パステルの街で嬉しい再会〜チェコ🇨🇿 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 | #23-3

【Day80: プラハ→南ボヘミア】
懐かしい友に会うためチェコ南部の街チェスケー・ブジョヨヴィツェの街で途中下車。素敵な地元を案内していただく。


🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓

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##マルタ友達との再会

チェコ最終日、この日は南部のチェスケー・ブジェヨヴィツェという舌を噛みそうな街まで列車で走り、マルタで出会った友人と再会するという段取り。

天気も回復し2時間ほど普通列車に揺られて到着した駅では、構内に懐かしい顔が手を振っているのが見えてホッとする。
髭がダンディーな彼は、優しい笑顔が素敵だけれど正直とても同い年には見えない貫禄だ。

ここのところハードなひとり旅が続いていてほとんど人としゃべってなかったので、知った人と話をすること自体嬉しくなるし、マルタで「また会おうね!」と軽―く言っていたことが本当に実現してしまった喜びとで興奮気味の再会となる。

##彼の地元を散策

この街は南ボヘミアの中心都市ということで割と大きな街のようだが、駅も簡素で駅前も静かな広々とした美しい住宅街が広がっていて、なんだかものすごく住環境が良さそうなところだ。

互いの近況報告をしながら歩いていると、彼は新しい仕事が出張続きで昨日までポーランドにいたとのこと、そして明日から子供たちの夏休みがスタートするので今夜からクロアチアにバカンスに出かけることを教えてくれた。

なるほど、チェコの学校は明日から夏休みなのか!どうりで夜行列車が満員だったわけだ。

今夜のポーランド行き夜行を予約するのが大変だった話をすると、そりゃそうだよ、と言う反応。ゴールデンウィーク前夜に移動するようなものだったのか。
かろうじて1席予約が取れたのはかなりラッキーだったことを知る。

##アートに溢れたメルヘンな街

この街の街角にはところどころに面白いオブジェがあり、芸術も盛んな街のように見える。

この人たちはナニモノ?
腰の上に鎮座するドクロ。
ひどい腰痛のメタファー!?

教会の合間を抜けるとバーンと空間が開けて立派な広場に突き当たった。

ここがまたプラハにも負けないくらい美しい広場で、水色・黄色・ピンク・緑などのパステル調の建物が並んでいるメルヘンチックな広場なのだ。

なんとメルヘンな広場。そして広い!

人があまり居ないので中世の雰囲気をそのまま残しているようにも見え、こんな小さな地方都市にもそれぞれこんなに可愛い場所があるなんて!とチェコの底力に驚いてしまう。

広場の中心部にある噴水近くの地面に1箇所色の違う石を指さし、

「これ、何だと思う?」といたずらっぽく微笑む彼。

なんと中世の時代にはこの広場で絞首刑が行われていて、その跡が残っているということを教えてくれた。なんともヨーロッパの歴史ある街らしいエピソードだ。

##ビールの街

街の広場をぐるりと歩いた後は、おなかすいたでしょ?と予め決めていたらしい大きなレストランに連れていってくれる。

彼は運転があるということでアルコールNGだが、この街はビール醸造が盛んらしく

バドワイザーの発祥の地はココなんだよ!ぜひ飲んでみて」

と驚きの事実とともに勧められるので飲まないわけにはいかない。

▼後で調べたら確かに米国バドワイザーの元となったブドヴァルビールはこの街発祥らしい。

そしてチェコの伝統料理を食べてみて!とオーダーもお任せしていると、グラーシュと似たような薄茶色のシチューのようなものに例の白い蒸しパンが並んだ料理が運ばれてくる。お肉料理のようだが、上にクランベリージャムと白いクリームが乗っていて甘いんだか辛いんだか謎のお料理だ。

食べてみると甘めのハヤシライスみたいでものすごく口に合うどこか懐かしい味がする。

「〇〇〇と言って、家によってオリジナルレシピがあるような家庭料理なんだよ」

と教えてくれるのだが、チェコの言葉は発音が難しすぎて何度聞いても覚えられない。

こちらがそのお料理。
肉じゃがやカレーみたいな定番家庭料理らしい

後で調べてみたら“スヴィチュコヴァー”という音が近いようだ。

ちなみに彼の名前も発音が難しすぎて何度確認してもうまく言えず、

「大丈夫だよ、チェコの名前は読むの難しいから!」

と本人もあきらめてしまっていた。

##可愛いお子様と対面

自分ではなかなか辿り着けなかった美味しいお料理に出会え、久々の再会にたくさんおしゃべりもできたので満足していると、

「このあとチェスキー・クルムロフ行くんでしょ?車で送っていこうか?」

と嬉しい提案。

この後は、夜のバカンス出発まで準備をするくらいなので少し時間があるということで、有難くお言葉に甘えることにする。

鉄道でも行けるけれど、駅から少し遠そうなのが気になっていたのだ。

車に乗り込むと、少し街の周辺部を走ってくれてここが近所の公園、ここが自分の出身校で子供たちが今通っている学校、とどこを切り取っても緑豊かで整然としていて羨ましいほど素敵な環境だ。すると、

「ちょっと子供たちを呼んでくるね!」

とご自宅前に車を止め中に入っていき、お人形のように綺麗な金髪青い目の少女2人と共に出てきた。

「わーーー、めっちゃ可愛いー!」

私が大喜びするので、小学生のお姉ちゃんはニッコリと、下の子は警戒心あらわにお姉ちゃんの後ろに隠れてしまう。

観光地でもない街に住む少女にとっては、アジア人は珍しいよね、と思ってそう言うと、

「チェスキー・クルムロフでいっぱいチャイニーズを見かけるから慣れてるよ」と笑う彼。

そうか、単に人見知りなだけだったか。

チェコは美人が多いと感じていたが、彼女らも将来が楽しみな美少女たち。
何とかご挨拶を交わし、美女たちとお別れして観光地に車で向かった。

🚊次回、おとぎ話に出てくるような街、チェスキー・クルムロフを歩き回る。


📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。全編はこちら↓

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