キリル文字に大苦戦〜プロブディフ・ブルガリア🇧🇬 | 40女のヨーロッパ乗り鉄旅 #02-3
【Day5 : ブルガリア/ソフィア🚃プロブディフ】
早朝のハプニングを経て予定変更し、鉄道でブルガリア第二の都市、プロブディフへ
🚊96日間の旅エッセイ。前回のお話はこちら↓
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##キリル文字、何番線かも分からない
翌朝、昨夜のうちに計画したブルガリアで行きたいところの1つ、世界遺産リラ僧院へ向かうべく早朝に宿を出て国鉄駅へ向かう。
このリラ僧院、ソフィアから80kmくらい離れた山中にあるが、公共交通機関でのアクセスに関する情報が少なくて、どうやって行ったら良いかどうにもよく分からない。
できればユーレイルパスを使いたいので、本数が少ない鉄道のために早起きして、朝の7時過ぎに駅に向かう。
人影もまばらな早朝の駅、さて何番線だろうか?と電光掲示板を見上げて固まってしまった。
読めない。
すべてキリル文字表記で行き先も何も全く分からない。
時間だけが数字表記なのでそこから手がかりが掴めるか?と思うも、時刻表で事前に調べた時間ぴったりのやつは見当たらない。
まぁ時間が違うなんて海外では日常茶飯事かなと思いつつ、一番時間が近そうな列車を探すも、今度はプラットフォームが何番なのか分からない。

数字らしき表記が時間以外にないのだ。
ソフィア駅は暗くて殺風景だけれど、一応首都の駅だけあってざっと10本ほどはプラットフォームがある様子。
地下通路から各プラットフォームにあがる方式だけれど、各階段にも何も表示がないしもう何が何やら訳がわからない。
早朝の人通りがほとんどない駅で、人が上がっていった階段があったので登ってみるとボロいボロい短めの列車が停まっている。
これか?これなのか⁉
周りをキョロキョロするけれど、聞けそうな人など誰もいない。
すると駅の端のほうから駅清掃の人とおぼしきおじさんが一人歩いてくる。
駅員さんではないけれど、何か手がかりがもらえるか?と駆け寄り、必死にローマ字表記の行き先メモを見せつつ身振り手振りで、これはこの電車で合っているか?と聞いてみた。

おじさんは英語は全く分からないという感じの身振りを見せつつ、首をうんうんと縦にふる。
合ってるってことか⁉ということでお礼を言って電車に乗るも、どうも中距離を走る列車には思えない雰囲気。
不安でいっぱいでキョロキョロしていると、見かねたように、近くに座っていた高校生くらいのカップルの男の子がカタコトの英語で話しかけてくれた。
「どこへ行くんですか?」
助かった!とばかりに行き先メモを見せつつ答えると、この電車じゃないですよ、と。
やっぱりそうかー、ということでお礼をして外に出るも、さっきまで別のホームに停まっていた電車ももうおらず、私のメモしていた時間をとうに過ぎていた。
がらんどうになった駅で、いったい何が正解だったんだ・・・と途方にくれる。
せっかく早起きしたのに!
あのおじさんの頷きは何だったのよ!
プラットフォームってどうやって見るのよ!
とやり場のない怒りとショックでしばらくホームに座り込んでしまった。
##気を取り直して行き先変更!
海外鉄道旅、こんなこともあるさ。
リラ僧院は明日改めてバスで向かうとして、今日は明日行こうと思っていた街、プロブディフに向かうことに決めた!
ちょうど9時すぎに列車がある!ということで気持ちを切り替えてプロブディフ観光を楽しむことにした。

プロブディフは、首都ソフィアから150キロほど離れたところにあるブルガリア第二の都市。
歴史の古い街で先史時代の定住跡があったり、ソフィア同様古代ローマ遺跡があったり、ビザンツ帝国時代やオスマン帝国時代の建物が入り乱れる街とのこと。
##いざ、プロブディフ街歩き
石畳の坂道が続く旧市街はカラフルな可愛らしい建物が続き、とっても素敵なんだけれど何せ石畳が不規則すぎてめちゃくちゃ歩きづらい。
荷物もなく身軽なスニーカーの私でも歩くのがしんどいくらいだ。

驚いたのは高台にある円形劇場が今も現役で利用されていること。
見た目は完全に遺跡、という風情なのにチケット売り場があり熱心に今夜の演劇チケットの販売をしていて、夜はどんな雰囲気になるか興味が湧いてしまった。

さらに中心部のブティックやレストランが建ち並ぶ商店街でも、突如道のど真ん中の地下に小型の円形劇場が現れる。
観客席部分がカフェの吹き抜けテラス席として利用されていて、ここもまた遺跡とともに暮らす街という風情だった。
##風情抜群のブルガリア鉄道
プロブディフへの往復鉄道旅は、いずれもおんぼろのディーゼル機関車に牽引された列車。

客車は古めかしいコンパートメント方式で一等車両はともかく二等車両は清潔感にも欠けるボロさ。
こんなこともあろうかと今回の旅では奮発して1等のユーレイルグローバルパスを購入していたので、私は古くてもまだまだ小ぎれいな1等コンパートメントを利用できた。
大は小を兼ねるじゃないけれど、1等のパスを持っていれば混雑する車両でも選択肢が増えるというのがメインの目的だったが、つくづくこの選択をして良かったと思ってしまった。

##ソフィアに戻り郷土料理に舌鼓
夜は伝統的なブルガリア料理を食べてみたいな、ということで民泊オーナーにメッセージしてみると、近所の郷土料理屋さんを紹介してくれた。
一人で食事に行って場違いじゃないだろうか
帰りの夜道は大丈夫だろうか
と不安に思いつつ、木造の可愛らしいお店に入っていくと、快く大きな円卓の1画に座らせてくれた。
この円卓がまるでカウンター席のようで居心地が良く、気分よくブルガリアビールと目をつけていた郷土料理カヴァルマをいただく。

このカヴァルマ、ミートグラタンのようでちょっとスパイシー、ビールにめちゃくちゃ合う!
おじさま3名が太鼓とアコーディオン、そして見たことのない管楽器で奏で歌うブルガリアンミュージックも相まって、早朝の大トラブルをかき消す幸せ気分の夜になった。
外を出ると真っ暗だったので、部屋まで走って帰ったけれど。
🚊次回、とんでもバスで山奥のリラ僧院へ↓
📘この投稿は「40女のヨーロッパ乗り鉄旅」の一編です。全編はこちら↓
