サロン楽屋話054:「0-30? ちょうどいいじゃない」──損して得を取る技術
「ヤバイ」と落ち込むより、「ここからまくったら気持ちいい」ヘ切り替えるのが最強。プレッシャーを恐れず楽しめる人は「飄々とした強さ」を持っている。笑って許せるほど、風通しがいい。そして最後に、サラッと勝っていく。──損して得を取る技術。
▶「失敗」を遊び心で受け止める『大ピンチずかん』
「子どもだまし」などではありません(関連記事「ピンチを笑う『大ピンチずかん』(鈴木のりたけ著、小学館刊)」)。
大人(仕事)向けにも、アレンジ可能です。
上司に怒鳴られた「大ピンチレベル25」。
大事な書類を失くした「大ピンチレベル62」。
お得意様の信用を失った「大ピンチレベル88」。
いやはや、なんだか自分が悲劇のヒーローみたいに思えてきたりします。
「主人公」というのは、もともと禅に由来する禅語ですけれども、それが現実です。
あなたが人生ゲームの「主人公」。
▶不利な状況こそ、主役のステージ
テニスでも「0-30(ラブサーティ)」などから始めるハンデを乗せたゲーム形式などは、やると思います。
逆境に強くなる。
すなわち、プレッシャーを楽しめるようになる。
このゲームの主人公はもちろん、0-30の「0(ラブ)側」です。
リードを与えられる側は、言ってみればツマラナイ。
▶「0-40」でも、まだ終わっていない
もう一度、仕事に話を戻します(苦笑)。
上司に怒鳴られた「0-15」。
大事な書類を失くした「0-30」。
お得意様の信用を失った「0-40」。
ビハインドです。
だけど、まだ「負けた」わけではありません。
一時的に「リード」を許しているだけです。
いえ、100歩譲って負けたとしても、「ただ負けるだけ」というのが、ヤニック・シナーの教えなのでした(関連記事「『最悪、ただ負けるだけ』──ヤニック・シナーが教えてくれた恐怖の消し方」)。
▶仕事も人生も、ゲームの途中
それはもちろん、サラリーマンだって同じこと。
だってシナーと同様、同じ「仕事」ですからね。
そしてシナーにとっての仕事がゲームであるならば、会社員であろうと主婦であろうと、仕事に人生の大半を費やす「人生」もゲーム同然です。
何があっても「最悪、ただ負けるだけ」です。
▶完璧を求めて、息詰まって(行き詰まって)いませんか?
とはいえ「ただ負けるだけ」という言葉は、プライドが高いと言えません。
プライドが高い人は、「絶対に勝ちたい」からです。
そして絶対に勝ちたいのは、「せめて勝たないとこんな自分には価値がない」と感じる自己肯定感(の低さ)に由来しています。
それは、息が詰まる「行き詰る」道行き。
ですから、絶対勝ちたい「完璧主義者」は押し並べて自己肯定感低めです(関連記事「完璧主義の人の『自己肯定感が著しく低い理由』と、テニスも仕事も家事も創作活動も『パフォーマンスが上がるとっておきの方法』」)。
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