「挫折」から見つける次の人生
vol.1757
昨日は二刀流の風をお届けしましたが
一方で
「本当に自分がやりたいことが分からない」
という方も多いでしょう。
私の肌感では、この悩みを持つ人はかなりいると思うのですが、世の中的にはどうでしょうか?
リクルートワークス研究所の調査によると、各年代の約3割~5割の人が
「仕事や職業についてやってみたいことがない」
と答えています。
▼「仕事や職業についてやってみたいことがない」人の割合

では、そんな悩みを持つ人は、どうすれば良いのか?
今日はその答えに迫ってみたいと思います🤔
最初は「Must」を探る
ビジネスの現場でよく使われるのが、「Will Can Mustフレームワーク」でしょう。
●Will(やりたいこと)
●Can(できること)
●Must(すべきこと)
の3要素を整理・掛け合わせることで、自己分析やキャリアプランの構築につなげるというやり方です。

3つを同時に整理できることが理想ですが、「自分が本当にやりたいことが分からない」という人からすると、なかなか難しいでしょう…
そんなときは、まずは「Must」から探ると見えてきます。
「すべきこと」、これは「求められていること」とも言いますが、需要があるからこそ仕事になりやすい。
「Can」から考えてしまうと、できることは分かっても、それがビジネスとして成立するかどうか分かりません。
だから、まずは「Must」が明らかにして飯のタネになることは把握する。
例えば、職場でやたら「打ち合わせ」や「壁打ち」の声がかかるとします。
その理由を周りに聞くと、それが
「人とは違う鋭い視点がある」
という評価だったとします。
〜ということは、その人は
「新しい視点をチームに与えることができる(Can)人」
であることが分かるわけです。
ここを磨いていくと「競争力(強み)」になります。
ちょっと余談にはなりますが、今後、強みの発見はAIが助けてくれるかもしれません。
株式会社Preferred Networksが提供する「タレスカ」というAI面接サービスは、AIアバターが対話を通じて顕在化している能力だけではなく、潜在的な能力まで見抜くというものなのです。
〈Walker plus / 2026年7月9日〉
この技術を使えば、今後はAIとの1on1ミーティングで、自分の強みを把握する人が続出するでしょうね🤔
強みが「働きがい」に変わる
話を戻しますと、私は「得意なこと」かつ「求められていること」が分かったら、自ずと「やりたいこと」が見つかると思っています。
そもそも得意なこととは何でしょうか?
「強み開発」を専門とするポジティブ心理学者、アレックス・リンレイさんは、以下の3つの要素で構成されていると定義されています。
強み = うまくできること × 活力が出ること × 成果を上げられること
〈lifehacker / 2026年6月7日〉
ここで重要なのは、人よりうまくできて成果を出せても、活力を感じないならそれは「強み」ではないということです。
では、活力のある状態、つまりモチベーションが高い状態とは、どのように生まれるのでしょうか?
よく言われるのが「達成感」「成長実感」「承認」の3つです。
まず、得意なことだから、よく褒められます(承認)。
もっと褒められたいから、レベルを高めたくなる(成長)。
あとは、そのみんなが求め、自己承認欲求が満たされるその強みを活かして、どんなことを成し遂げたいと思うかです。
それが定まれば、人生(仕事)の目的になる。
そう、「Will」です。
あとは、高望みしないことだと思います。
「本当に自分がやりたいこと」というのは、多分、そんな大仰なものではなく、毎日が楽しめるくらいのもので良いでしょう🤔
人から頼られ、感謝され、ちょっと自分に自信が持てるもの。
まずは、そんな感じではないでしょうか。
その「やりがい」を得意なことと共に、少しずつ育てていく。
そうした気持ちの方が、長くイキイキとした毎日を送れるはずです😊
挫折から見つける「やりがい」
それからもう1つ目を向けたいのが、過去の「挫折」。
そう思ったのは、『「自分ものがたり」で人生が変わる』の著者で、コンサルタントのタブタカヒロさんが「ほろ苦い経験こそ貴重な財産」と仰っているからです。
〈サライ.jp / 2026年7月3日〉
まず、人の強みや個性は、失敗や挫折、苦手意識を乗り越えた経験から生まれることが多い。
例えば、人前で話すのが苦手だった人は
「相手の気持ちを丁寧に考える力」
が身についているかもしれません。
仕事で大きな失敗をした人は、その経験があるからこそ
「同じ失敗を防ぐ知恵や、人に寄り添う姿勢」
を身につけていることがあります。
つまり、ほろ苦い経験は単なる「失敗」ではなく、自分らしさや強みを形づくる重要な出来事なのです。
また、過去は「苦手」「得意じゃない」と思っていたことが、実は今は得意になっている可能性もあります。
実は私にもそういう経験がありまして、それは「書くこと」です。
書くことを生業にしようとコピーライターとしてキャリアを始めましたが、20代は挫折の日々。
賞も無縁でした。
30代半ばになり、先代社長が「お前はコンサルの方が向いている」と強く勧めてきたこともあり、コンサルタントにシフトしたのですが、そこからは私の中で「書くこと=得意ではない」ということで、「ちょっと嫌いなこと」にもなっていました。
そんな気持ちを変えたのがnoteだったのです。
最初は書きたいというよりも、コロナ禍で大変だった小売業の人たちに少しでもヒントを届けたいと思って記事を書き始めたのがきっかけでした。
それが今では多くの方々に読んでいただけるように。
そして極め付けだったのが、広告賞に無縁だった男が、48歳で挑戦した日本最大のコピーライターの広告賞「第62回 宣伝会議賞」で協賛企業賞を受賞したのです。
よく「成功するまでやめなければ失敗は失敗ではない」と言いますが、挫折もやめるから挫折になる。
好きなことならば、どういう形でも続けることが大事なのかもしれません😊
私も場合、だからと言って書くことが得意かというと下を向いてしまいますが…、一方で「好きなこと」には戻っている。
皆さんも、もしも本当は好きだったんだけど、向いていないと思ってやめてしまったものは、改めて目を向けてみるのがオススメです〜
ほかにも色々な方法があるのですが、「本当に自分がやりたいことが見つからない」という方は、まずは自分に合った発見方法から探すことから始めてみるのも良いかもしれませんね。
私の場合、できれば80歳まで働きたいと思っているので、そう考えると残り30年もあります…(長)
〜ということで、常に自分の目指す道をしっかりと意識する。
そんなところを心がけたいと思います🫡
本日も最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました!
※ちなみに、なぜ急に48歳で広告賞に挑戦したかはコチラの記事で。
