見出し画像

いま教育現場で起きていること|記事紹介

自分はこれからどうなるんだろうという、将来への不安。
あの時こんなにつらかったという、過去のトラウマ。

親も子も、将来や過去についての悩みは尽きないと思います。

今回は、

そんな悩みにそっと
寄り添う処方箋

のようでいて、じつは

教育現場の現実

を鋭く逆照射しているという、あまりにも深すぎる記事をご紹介します。

筆者はスクールカウンセラーとして長年ご活躍されている、幹夫さん。
冒頭の悩み、つまり過去のトラウマや未来の不安を抱えている方に、こんなことを伝えているそうです。

過去の嫌なこと思い出したり、未来が不安になったりするのは辛いよね。
でもそれは、『今この瞬間、嫌なことが起こっていない』という証拠なのかなと思う。

なるほど!!確かにそうですね。逆説的な納得感。
こう考えるだけで、少し心が軽くなります。

これが、この記事の

処方箋

としての一面。
多分、多くの人がこの側面に大きく共感して、

200件以上ものスキ

が押されたんじゃないかなと思います。

でも、この記事を読まれたあなただけは、
ぜひそんな「浅瀬」で終わらないでいただきたい。

この記事、じつは

いま教育現場で起きていること

を、ものすごくシャープに逆照射しているんです。

1.「今」を直視できない子ども

この記事が逆照射しているのは、まず、

子どもが今この瞬間を
直視できなくなっている

という点です。

いまの子どもたちは、史上初めて、過去と未来に「常時接続」されている世代です。
スマホを開けば、過去はSNSのタイムラインとして無限にスクロールでき、未来は天気予報から大学の合格可能性まで、24時間365日提供されています。
iPhoneのフォト機能は「3年前の今日」を勝手に見せてきますし、時間割アプリは「明日の予定」を通知で勝手に叩き込んできます。

つまり、私たちは、そして子どもたちは、

「今この瞬間」から、
暴力的なまでに引き剥がされている

のです。

禅僧は何百年も前から「今この瞬間」を説いてきたというのに…。
私たちは、スマホというちっぽけな金属の板の登場によって、それを完全に忘れてしまいました。

だからこそ、

今この瞬間の幸せを
噛み締めるべき

と説く、幹夫さんのこの記事が必要とされているんです。

「今、まさにこの瞬間を生きる!」ということが、もはや自然な状態でもなんでもなく、むしろ意識的に取り戻さなければならない

失われた技術

になってしまったことを、この驚異的な「スキ」数が何よりも雄弁に物語っているのです。

2.この記事の「存在」=ケアの「不在」

そして、なによりも痛切なのは、

この記事の存在自体

が逆照射する現実…
すなわち、教育現場における

ケアの決定的な不足

です。
これが猛烈に悲しみを誘う。

幹夫さんのように、

辛い気持ちであることは間違いないけど、少しでも楽になれれば

というスタンスで語りかけてくれる大人が、いまの子どもたちの身の回りに、果たしてどれだけいるでしょうか。

親は仕事で疲弊し、
先生方はわけのわからない事務に追われ、
地域社会にもかつての活力はない…。
誰もが余裕を失っているのです。

自分でやってとか、
自分で考えてとか、
子どもたちのまわりはそんな言葉ばかりが飛び交っているように思います。

そんな中で、幹夫さんのような

もし今この瞬間、嫌なことがなかったら、それは過去の嫌だった時、待ち望んでいた幸せな未来なんだ。

という温もりのある言葉が、どれほど貴重になっていることか…。

つまりこの記事は、現実の教育現場において、

人間の体温を感じられる
言葉そのものが希少になった

という、悲しすぎる現実を逆照射しているんです。


…少し、湿っぽくなってしまいましたね。

でも、幹夫さんの数々の記事には、そんなメランコリックな気分を忘れさせてくれる、温もりに満ちた言葉が、ほかにもたくさんあります。

そりゃあ、一生懸命生きてれば、死にたくなることもあるよね。でも何とか死ななくて済む方法を、一緒に考えたいな。

“大丈夫?”では救えない。死にたい生徒への正しい声のかけ方|幹夫

登校は人生の最終目標ではありません。
子どもたちは学校に行くために生きているのではなく、大人になった時、学校に行かなくてもいいように生きているのです。

「抜け」があっても大丈夫。子どもの未来を支える学びの育て方|幹夫

「今、なにがなんでも登校させて、みんなと同じ分量を勉強させなければ」
と子どもを追い詰めるのではなく、
「抜けている学習があっても、大人になって必要なことを学んでいければ」
という視点で見ていただきたいです。

同上

私はたまに、みなさんのお家の人や、先生たちからも相談を受けることがあります。
「うちの子はこんな様子で…」「うちのクラスにはこんな生徒がいて…」といった感じで。
みなさんが思っている以上に、お家の人や先生たちは、みなさんのことを気にかけています。

だからみなさんは何かあった時に、「家の人に心配かけたくない」「先生に迷惑かけたくない」と思うかもしれませんが、ぜひ話してみてください。
なんだかんだ言って、お家の人も先生たちも、みなさんのために色々としたいのです。

スクールカウンセラーとして、ひとりの人間として話した別れの挨拶|幹夫

勉強もアナログな遊びも、三日坊主で構いません。
1つのことを300日続けるのも素晴らしいですが、100個のことを3日ずつするのも素敵です(お金は使い過ぎないでください)。

不登校の子に必要なのは、勉強より“たくさんの三日坊主”|幹夫

学校や家族以外の人が怖くても良いと思います。

子どもが学校を怖がる理由と、そこからゆっくり慣れていく道|幹夫

何をお感じになられましたか。

どれも引用した部分はとっても短いですよね。
でも、この端的な引用部分を読んでいるだけで、心がごしごしと洗われる感じがしませんか?

あれこれ説明を尽くさなくても、すっと心に入ってきて、ぱっと溶けてくれる。
私は、本当に

「飲み薬」みたいな言葉

の数々だな、と感じました。

そんな幹夫さんが紡ぐ言葉の数々。
皆さんも、ぜひご一読ください。

(ご参考)あなたの記事を紹介させてください!

こんな企画やってます!
フォローしててもしてなくても誰でも大歓迎です!ぜひご連絡ください!


いいなと思ったら応援しよう!

東大卒2児ママの夫 お気持ちめちゃくちゃ嬉しいです!でも、本当にいいんですか?