三菱重工の今後は?決算・株価・業績・将来性・リスクを投資家向けに解説
三菱重工は、「防衛株」とひとことで片づけるより、電力の安定供給、原子力、安全保障といった国家レベルの課題を、長い受注残として積み上げ、数年かけて売上と利益へ変えていく会社として見ると分かりやすいです。
会社自身も2024事業計画でGTCC・原子力・防衛に注力すると明示し、同時にエネルギーの安定供給と国家安全保障への貢献を打ち出しています。
さらに足元では、2025年度第3四半期時点で受注残高が12兆2,474億円まで積み上がっています。
この見方を先に置いておくと、三菱重工を「ニュースで上がる会社」として追うのではなく、大型案件を受注し、遂行し、利益へ変える会社として整理できます。
重工株らしく事業は広いですが、会社の重点領域ははっきりしており、2024事業計画でも、MHI REPORT 2025のCFOメッセージでも、成長の中核はGTCC、原子力、防衛だと示されています。
現時点でIRサイト上の最新決算関連資料は、2026年2月4日公表の2025年度第3四半期決算ですが、
そこでは、受注高5兆291億円、売上収益3兆3,269億円、事業利益3,012億円が示され、通期見通しも受注高6兆7,000億円、売上収益4兆8,000億円、事業利益4,100億円へ引き上げられています。
まずはこの数字を土台に読むのが自然です。
最初に押さえたいのは、次の3点です。
三菱重工は、製品をひとつ売る会社というより、国家インフラ級の案件を束ねて遂行する会社です。
見るべきなのは、防衛ニュースそのものより、GTCC・原子力・防衛の受注と受注残がどう積み上がるかです。
だからこの会社は、「テーマ株」よりも長い受注残を利益へ実装する銘柄として捉えたほうが腹落ちしやすいです。
第1章 三菱重工は何の会社か

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