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燃え落ちるかれらの家。ーAli Khan Mahmudabad 准教授逮捕事件。

その学者はインド/パキスタン分離独立以前、
インドのムスリムがどんなイメージを持たれていたか、
そして当時、インドのムスリムたち、
知識人、詩人、政治家、ジャーナリストたちのアイデンティティが、
インドとアラーの両者にどのように帰属し形成されていたか、
これを考察し、一著を上梓した。
Ali Khan Mahmudabad;Poetry of Belonging: Muslim Imaginings of India 1850-1950

かれはこの本の末尾を、Mahbubの詩の引用で結んだ。
「わたしはもう一度この庭から小枝を集め、
わたしの巣を作るだろう。
わたしの家は燃えてしまった、
わたしには時間がたっぷりある、この世界のなかで。」


"I will gather twigs once again from this garden to build my nest
For my home was set ablaze and I have all the time in the world."


絶望のなかにあってなおなんとしてでも希望を信じる凛々しい詩である。しかし、現在のインドではあるいはその希望が踏みにじられようとしている恐れがある。


この本の著者・Ali Khan Mahmudabad 准教授(42歳)は名家の、インドの歴史学~政治学者。ケンブリッジ大学で博士号を取得し、インドのアショカ大学で歴史と政治学の講義を持ち、作家、コラムニスト、詩人です。かれは植民地時代後期のインドにおけるムスリム政治思想の専門家である。かれの家の資産は、バトラー宮殿、ハズラトガンジ市場の大部分、ハルワシヤ市場、マフムダバードキラなど、ラクナウの中心部にあるいくつかの広大な土地が含まれ、ラクナウ、シタプール、ウッタラーカンド州のナイニタールに広がっています。かれはマルチリンガルで、ヒンディー語、ウルドゥー語、英語をよく知っています。



さて、先日Ali Khan Mahmudabad 准教授は先だってのシンドア作戦に関してソーシャルメディアで発言をした。投稿は軍の記者会見へのコメントであり、シンドア作戦のリーダーたるソフィア・クレシ大佐に言及したもの。これに対して、ハリヤナ州女性委員会は、マフムダバードのコメントが「インド軍の女性将校を軽蔑」し、「共同体の不調和」を助長したと主張し、5月12日警告した。教授はハリヤナ州女性委員会に召喚されたが、現れなかった。これに対して、かれは見せしめの警告通知を受け、わずか数日後の日曜日、デリーのハリアナ警察に逮捕された。


Ali Khan Mahmudabad 准教授は反論する。「私はクレシ大佐を支持し、同様に、日常的に悪魔化され迫害に直面している一般のインド人イスラム教徒に対しても同じ態度を持つようかれらに呼びかけた右翼のメンバーにさえも拍手を送りました。すなわち、どちらかといえば、私のコメントのすべては、市民と兵士の両方の命を守ることに関するもの。さらに、私のコメントには女性蔑視と解釈される可能性はまったくありません」。


AIMIMのアサドゥディン・オワイシ委員長は、この逮捕を「まったく非難に値する」と述べ、教授を擁護した。


Accha!  ぼくはこの事件に、Narendra Modi首相の政治手法の危うさを感じる。グジャラートの貧しい紅茶売りの家に生まれ、列車のなかでチャイを売っていた少年が極右政党の闘士として育ち、いまではインドを率いる首相になりあがった。かれはメルセデスを乗り回しながらもHolly Faqir(聖なる乞食)を自称し、貧しい者たちに勇気を与え、ヒンドゥーの優越性を熱く語り、他方パキスタンを悪魔化し、危機感を煽り、ヒンドゥーの結束を固める。かれはインドの救世主として自分を演出する。なるほど労働者階級にかれの支持者はひじょうに多い。しかし、かれの政治手法そのものがすでに危機を作り出しはじめているのではないだろうか。


2025年5月18日、同日インドはパキスタンを空爆した。カシミール地方など9カ所。案の定、停戦合意は破られたのだ。パキスタンは報復を示唆した。なお、インド政府はパキスタンの16のYouTubeチャンネル(「Dawn」や「Sama TV」、「ARYニュース」などの大手ニュースネットワークや、独立系のポッドキャスターも含む)へのアクセスをブロックした。いいえ、正確に言えば、インドの主要ニュース番組で反インド的発言を繰り返す右派の Zaid Hamid が依然として放送されながら、他方、パキスタン政府から独立し、よりリベラルな意見が発信されるチャンネルだけが取り締まられているらしい。これに対して、これはインド政府によるインドの反パキスタン世論を形成するための選択的な検閲であるという批判がある。




【関連情報】いま、パキスタン領内のGilgit-Baltistanで、もともとカシミールの藩王の民だったにもかかわらず長らくパキスタンの圧政に耐えてきたかれらによる大規模な抗議活動が巻き起こっています。スローガンは Freedom from Palistan です。同時に、Balochistan地域では、パキスタンからの独立を目指すBLA(バロチスタン解放軍)によるパキスタン軍への大規模なテロ攻撃が発生しています。いまパキスタンは地獄です。あるいはパキスタンは分裂してしまうかもしれません。





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