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日本教の教義(案)

日本の文明を考えるとき、山本七平が提案した「日本教」という概念装置は、大きな力があります。しかしながら

日本教の教義は?

と言う質問には、余り明快な議論が出ていないように思います。

そこで今回は、日本教の教義の案を提示して、もう一度日本文明の特異性について、考えたいと思います。

私の考える日本教の根本は

大乗仏教の皆に仏性あり

です。つまり根本的な平等思想です。

そして、この展開として

言霊を大切にして実現する

があると思います。この手段として

物語を皆で共有

があります。

このような「言霊」の最強の事例は

「天皇」という称号

です。これは、中華文明の言う

皇帝

とは根本的に違います。つまり、中華文明では、皇帝の立場は

「皇帝」は天が選ぶ
天意が離れたら
易姓革命で交代

と言う、ある意味使い捨ての存在です。

しかし、日本の文明では

天意に添う皇帝
天皇

と言う称号を使います。

そこで、易姓革命が起こらないように

藤原氏等の貴族や武士への権力委譲

を行い

天災を含む政治の失敗の責任

から、天皇を隔離して、天皇制の継続を図りました。

こうして見ると、「日本教」が少しづつ見えてくるでしょう。

以下の記事も見て頂ければ幸いです。
なぜ「天皇」か|鈴木良実
穢れから逃れた天皇制|鈴木良実
日本に易姓革命がない理由|鈴木良実

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