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同人オタクが新人女子プロレスラーにハマった話

みなさん初めまして。
さんせ三世(さんせい)と申します。

普段は同人イベントに参加したり、イラストを描いたり、X(Twitter)でプロレスや推しの話をしたりしているオタクです。

このnoteが、私にとっての最初の記事になります。

今日は、その第一回として……

「同人オタクの私が、怪我で欠場中だった金屋あんね選手にハマり、ファンアカを作り、ファンクラブや配信に入り、地元大会のチケットとサイン会を申し込むまで」
(いや長いな……)

の話を書いてみようと思います。

【追記】第二話〜三話も投稿しました🌺
読了後、良かったらこちらもご覧いただけると幸いです


■ 金屋あんね選手ってどんな選手?(私なりの紹介)

「そもそも金屋あんねって誰?」という方もいると思うので、まずは私なりの言葉で、ざっくり紹介させてください。

筆者(@Sunset_luminous)が描いたあんね選手

金屋あんね選手は女子プロレス団体・STARDOM(スターダム) に所属している沖縄県出身の新人女子プロレスラーです。

(※ここから先は、完全に“ファン目線の感想”として読んでいただければと思います。)

私があんね選手を見てまず感じたのは、
• 一つひとつの技のフォームがきれいなこと
• 受けも含めて、動きに変な“途切れ”がないこと
• そして何より、入場口から現れた瞬間に分かる「華」でした。

まだキャリアの浅い選手って、どうしても
• 動きに「次なにするんだっけ」が出てしまったり
• 技の“形”はできていても、つなぎの部分がぎこちなかったり

という初々しさが見えがちです。

でもあんね選手は、
• 走る
• ロープに飛ぶ
• 受け身を取る
• 技を出す

その一連の動きが、一本の線でつながっているように見えるタイプでした。

そこに、柔らかい表情や明るさも乗ってくるので、

「あ、この人は“魅せる”ことまで含めてプロレスをやろうとしているんだな」

と、画面越しでも伝わってきます。

かわいいとか、若手として期待できるとか、
そういうレベルの話はもちろんなんですが、そのうえで

「この先の“完成形”を見てみたい選手」

というのが、私にとっての金屋あんね選手です。

この記事で書くのは、
そんなあんね選手のことを「夢を見るみたいに」追いかけ始めた頃の話です。


■ 子どもの頃に身についた、「箱で見る」クセ


私がプロレスにハマったのは、まだ子どもの頃でした。

派手な入場、分かりやすい構図、胸が熱くなる逆転劇。
テレビの前で「うおおお」と叫んでいたタイプの子どもです。

最初はもちろん、ひとりの「推しレスラー」から入りました。
その人の入場曲が流れるだけでテンションが上がって、試合の勝ち負けで一喜一憂して。

でも、ある時その推しが突然亡くなるという出来事がありました。

リングで輝いていた人が、ある日から画面に出てこなくなる。
「追悼」の文字と、過去の名場面だけが流れる。

子どもながらに

「現実って、こういう終わり方もするんだ」

と、理解させられてしまいました。

そこから少しずつ、プロレスの見方が変わっていきます。

  • 誰かひとりに感情を全部乗せすぎない

  • 興行全体の流れを楽しむ

  • 団体という“箱”の空気を味わう

いわゆる箱推し・俯瞰視点が、自然と自分の標準装備になりました。

それは同時に
「もう二度と、あの時みたいに壊れないようにするための距離感」でもあったんだと思います。

■ 熱が少し薄れていた時期

大人になると、仕事や生活、メンタルの波、そして同人の締切……
いろいろなものが重なります。

プロレス自体を嫌いになったわけではありませんでしたが……

  • 結果だけ追う日が増えたり

  • ハイライトだけポンと見るだけで終わったり

  • そもそも再生ボタンを押す気力が出ない日が続いたり

そんな「なんとなく距離のある状態」が続いていました。

「好きなはずなのに、前みたいにがっつりハマれていない」

そんなモヤモヤを抱えたまま、
私はプロレスとゆるくつながっているだけの時期をしばらく過ごしていました。

■ 原稿中、「楽しいのに心がしんどい」夜

それでも私は、同人の原稿を続けていました。
描きたいジャンルがあって、本を作るのが好きで、
そこに喜びもちゃんとある。

ただ、原稿をやっていると、ときどきこういう瞬間が訪れます。

「楽しいはずなのに、ちょっと心がしんどいな」

手は動いているのに、
感情だけ置いていかれているような感覚。
呼吸が浅くなって「一回休んだほうがいいな」と自分でわかる状態。

その日の夜もまさにそうで、
私はペンを置き、一服がてらの休憩に入りました。

何も考えず、端末をぽちっと操作して、
動画のシャッフル再生を流しました。

本当に、「なんか流れてればいいや」くらいの気持ちでした。

そこで、一本の動画が再生されます。


■ 「新人なのに何この技のクオリティ!? なにこの華!?」という衝撃

最初は、「へえ、新人さんか」くらいのテンションでした。
でも、数十秒も経たないうちに、
頭の中で警報が鳴り始めます。

「えっ!? 新人選手なのに何この技のクオリティ!?」
「えっ!? なにこの華!?!?」

新人の試合には、“初々しさ”と一緒に、どうしても
動きのぎこちなさや慎重さが見えがちです。

ところが、画面の中の金屋あんね選手には、


  • 技の“形”だけじゃなく、そこまでの流れの滑らかさ

  • 受け方も含めた、一連の動きの自然さ

  • 「見られている」ことを身体ごと理解しているような所作

  • そして、ロープをくぐった瞬間から伝わる“華”

  • 入場時の華やかなダンスに引けを取らない、迫力のあるファイトスタイル

が、はっきりありました。

「ちゃんと上手い」「将来有望」みたいな次元を超えて

「この人のこれからを、ちゃんと見ていたい」

という気持ちが、一気に押し寄せてきました。

そして、自分自身の状態にも気づきます。

原稿で心が少し重くなっていたはずなのに、
試合を見ている間だけ、呼吸がすっと楽になっていることに。

「あ、まだ自分、プロレス見てこんなにホッとできるんだ」

その実感が、想像以上に大きかったです。

■ その時点で、あんね選手は“欠場中”だった

ここで、ひとつ大事な事実があります。

私がこうして金屋あんね選手にハマり始めた時、
あんね選手は怪我で欠場中でした。


  • カード発表に名前が載らない

  • 新しい試合映像は増えない

  • 目にするのは過去の試合と、たまに届く情報だけ

つまり私は

「リングに立っていない金屋あんね選手のことを、夢みたいに追いかけ始めた」

という、ちょっと変わった入口から推し始めています。

今のプロレス界では、“今まさに活躍している選手”にハマるほうが、きっと自然です。

でも、私の場合は


  • デビュー戦などの試合動画

  • そこから伝わる“華”や空気

  • そして【今はいない】という事実

この全部がセットで胸に刺さりました。

だから、気持ちは自然とこうなります。

「この人がリングに戻ってくる瞬間を、ちゃんと見たい」
「復帰した最初の一歩目から見届けたい」

ある意味で私は、この時期の自分にとっての「金屋あんね」という夢を見始めたのだと思います。

■ 気づいたら、ファンアカウントを作っていた

ただ「良い試合だったな」で済ませられないのが、同人オタクです。

心が動くと、どうしても


  • 言葉にして残したくなる

  • 感情のログを取っておきたくなる

  • 自分の温度で語れる場所が欲しくなる

という欲求が出てきます。

そして気づけば、
私は 金屋あんね選手のファンアカウント を作っていました。


  • あんね選手のことだけを遠慮なく語れる部屋が欲しくて

  • デビュー戦の衝撃や「復帰を待っている気持ち」を言語化したくて

  • 同じように待っている人がいるなら、どこかで出会えるかもしれないと思って

そんな欲張りな気持ちから生まれたアカウントです。

箱推し・俯瞰視点で見てきた自分が、
「ひとりの選手専用のアカウント」を持った時点で、
もうだいぶ本気だな、と今なら思います。

■ 忙しいのに、一枚しっかり描いてしまったイラスト

そこからさらに、オタクのスイッチがもう一段階入りました。

当時の私は、同人誌原稿の締切も近く、本来なら「新しい絵を描いてる場合じゃない」時期でした。

それなのに……どうしても金屋あんね選手を一枚描きたい 気持ちが抑えきれませんでした。

  • ラフを描き

  • 線を整え

  • 色を塗り

  • 「これなら人に見せられる」と思えるところまで仕上げる

忙しい中でそこまでやってしまった時点で

「あ、これはもう完全にハマってるな」

と、自分でも認めざるを得ませんでした。

時間を削ってでも描きたくなる一枚って、
自分の中では最高ランクの「好き」の証拠です。

■ その勢いのまま──ファンクラブ、STARDOM World、地元大会、サイン会へ


そしてオタク特有の“勢いの連鎖”が始まります。

ファンアカを作り、イラストを仕上げたそのテンションのまま、私は……

  • STARDOM公式ファンクラブ に加入し

  • STARDOM World に登録し

  • 地元開催のSTARDOMの大会チケットを確保し

  • さらに、そのタイミングで行われるサイン会の枠も申し込みました

冷静に見ると、かなり突発的で早い動き方です。

でも、あの時の自分には
「後でゆっくり考えてから」なんて余裕の方がむしろもったいなく感じられました。

  • 画面越しで見て衝撃を受けたレスラーが

  • 自分の地元の会場に来てくれて

  • さらにサイン会という、直接会える機会まである

しかもその選手は、怪我からの復帰を目指していて、
私は「戻ってきてほしい」と願っている最中。

「だったら、会える準備だけは全部整えておこう」

そう思って、チケットもサイン会も、勢いのまま申し込んだのが、このnoteのタイトルにもなっている「サイン会までのお話」です。

■ いま振り返って思うこと

この記事を書いている今、
金屋あんね選手はすでに復帰して、
またリングの上で戦ってくれています。

でもここで切り取ったのは、

  • まだリングにはいなかった頃

  • 過去の試合動画を何度も見返していた頃

  • 「復帰した瞬間から見たい」と願いながら、準備だけを整えていた頃

の話です。

あの頃の自分にひとことだけ言うなら

「ちゃんと会えたし、復帰後の試合も見れたよ」

と伝えてあげたいなと思います。

サイン会当日のことや、
実際にあんね選手に会った時の気持ち、
復帰後の試合を初めて生で見た時のことは、
また別の記事で少しずつ書けたらいいなと考えています。

ここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。
初めてのnoteで少し緊張しながら書きましたが、

「同人オタクが、怪我で欠場中の女子プロレスラーにハマって、サイン会の申込みボタンを押すまで」

という人間物語として、どこかで誰かの心に引っかかってくれたら嬉しいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
さんせ三世でした。


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