【閑古鳥雑貨店のプク】北欧風クリスマスツリーを飾った朝|すぐに気づいた猫
冬じたく、もう始めていますか?
うちの店では、小さな灯りの木を飾りました。
一番に気づいたのは、プクでした。

12月のはじまり。閑古鳥が鳴いている雑貨店。
店の戸を押すと、
外の冷えた空気がひやりとまとわりついてきました。
冬になりきらない曇りの白さに、
クリスマスの香りがほんの少し混じりはじめる頃。
棚の上ではプクが丸まっていて、
こちらを見つけるなり「ふみゃ」と短く鳴きました。
眠いのに、起きてきてくれたみたいで、
しっぽの先がゆらりと揺れています。かわいい。

この時期のプクは、
店内をあちこち歩いては匂いを確かめ、
“ 季節が変わり目を確認している ”ような仕草を見せます。
猫なりの冬じたくがあるのかもしれませんね。
今日は、先日届いた小箱を開ける日。
プクは当然のようにそばへ来て、
鼻を箱のふちにつんと押し当てました。
“ 何を持ってきたのか言ってみよ ふん”
とでも言いたげな顔。
箱の中から取り出したのは、
Hairuiの北欧風ブランチツリー。
電池式で、枝先がぽつぽつと灯る飾りです。

スイッチを入れると、
淡い光がひとつ、またひとつ生まれ、
冬の早い北欧の夕暮れを連れてくるようでした。
プクは目をまんまるにし、
枝先へそっと手を伸ばしては、やめて。
また伸ばして、やめて。
その小さな迷いの繰り返しが、
こちらの心までゆるくなります。

タイミングを見計らったかのように、
プクはぺろりと前足を舐め、
胸元をふわふわと毛づくろい。
どうやら「ここは悪くない」という合図?のようです。
やがてツリーの根元へ“すとん”と腰を落ち着け、
細い瞳をゆったり閉じました。
灯りが灰色の毛並みにやわらかく映り、
まるで焚き火のそばにいるようなぬくもりが広がります。

わたしは湯気の立つお茶を淹れながら、
店の中に流れる時間が
少しずつ冬へ寄っていくのを感じました。
外では街のショーケースが赤と緑になり、
中ではプクの呼吸と灯りのテンポが
ぴたりと並んでいて、
その穏やかさが胸にじんわり沁みます。

クリスマスは、
盛大な飾りつけがなくてもよくて。
誰かと比べる必要もなくて。
こうして小さな灯りのそばに
猫がひとりまるくなっていてくれるだけで、
幸せな気分になれる冬の始まり。
あなたのお部屋には、
冬じたくの“クリスマス”、もう飾られましたか?
次は、冬の部屋に欠かせない、あの潤いある小物のお話を。
冬の棚にそっと置くと、6時間だけやさしく灯り、
翌日はまたふわりと自動で光ってくれる白樺風ライト。
電池3本で動くので好きな場所にそっと飾れます。
枝はゆるやかに曲げられ、形をととのえる時間も楽しくて。
部屋にひとつあるだけで、季節のあかりを添えてくれます。
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