カナダの昔ばなし④ サンダーバード 【読み聞かせ】
むかしむかし、北の海の近くの村では、空に大きな鳥がいると語り伝えられていました。
その鳥は、サンダーバード、雷の鳥 とよばれました。
サンダーバードは、雲よりも高いところを静かに飛びます。
その翼をひとふりすれば、空は大きくゆれ、ゴロゴロと雷の音 がひびきました。まばたきをすれば、夜空を切りさくような 稲妻が走りました。
ある年、海から黒い大きなクジラが近づき、岸に向かって波をうねらせました。
村にしぶきがとどくほどで、人々はおそれおののきました。
そのとき、サンダーバードが大きな影を落として降りてきました。
稲妻が空を走り、海の上が昼のように明るくなりました。
サンダーバードは、その大きなクジラをするどい爪でつかんで持ちあげ、遠い海まで運びました。
クジラを海に放つと、クジラは深い海へと去っていきました。
サンダーバードは、
自然の秩序を守る存在だと伝えられています。
雨の日、空から雷の音が聞こえると、人々はそっと空を見あげ、
「サンダーバードが飛んでいる。」
と思うのだそうです。
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『世界 昔ばなしの森』では、世界各地で語り継がれてきた昔話をお届けしています。
また、読み聞かせ用の原稿にもなっており、スマホやタブレットでご覧いただけますので、お子さんの寝かしつけの時にも、明かりを消して、読み聞かせすることができます。
ひとつひとつの物語のおもしろさはもちろん、それぞれの地域ごとの文化や知恵が詰まっています。 その国の人や暮らしに思いをはせながら、昔ばなしの世界への旅をお楽しみください。
この「サンダーバード」のお話を読んでいる動画もYouTubeで公開しています。
カナダについて:
「サンダーバード」は カナダの太平洋沿岸の先住民の間で語り継がれてきたお話です。
太平洋沿岸の先住民について:
カナダの先住民に伝わるお話を集めたのは、
Chaiさんによる「真実と和解の日 」の投稿がきっかけになりました。
そして、「カナダからこんにちは。Chai」のChaiさんが、この「世界 昔ばなしの森」とのコラボ企画として、カナダの先住民の方々のアートが展示されている「オタワの国立博物館」を紹介してくれました。先住民の方々の暮らし、気持ちや創造力、ぜひご覧ください!
https://note.com/noble_macaw8127/n/n922181398fe7?from=notice
原典:カナダの民話 /リサーチ:ChatGPT
