#061|世界放浪-ユーラシア横断編-Day28~29🇰🇿|カスピ海の畔、アクタウを歩く|海外旅行|一人旅
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53時間の長い長い列車移動を終えたどり着いたのは、カスピ海に面するアクタウという街。
これまでの街の中でも、群を抜いて"ソ連感"が強く漂う。
荒野の中の団地群
朝5:50、列車は定刻通りマンギスタウ駅に到着した。

そこからバスに乗り、アクタウの中心部へ向かった。
1時間乗って160KZT(≒53JPY)。旧ソ連圏の公共交通は相変わらず安い。

宿に荷物を置き、昼過ぎからアクタウの街を散策。
とんでもなく暑い。
気温は36℃程度だが、乾燥して日差しも強烈に強く、痛さすら覚える。

街の第一印象は、少し不気味だった。
街には無骨で古びた団地が立ち並んでいる。



これまでの都市の中で、一番"ソ連感"が強い気がした。
調べると、このアクタウはソ連時代に資源開発のために作られた計画都市らしい。
そう思って地図や衛星写真を見ると、街の形がかなり整っていることが分かる。
自然発生的に大きくなった街というより、資源開発を背景に計画的につくられた街。
そう思って見るからだろうか。
街を歩いていても、古い歴史の積み重なりというより、人工的に置かれた都市のような印象はある。
今まで見てきた中央アジアの街とは、また違う空気だった。
カスピ海
カスピ海沿いを歩く。
いかにも海らしい潮の匂いがした。

でも、ここはいわゆる普通の海ではない。
外洋につながっていない、巨大な内陸の水域だ。
塩分濃度も一般的な海水の3分の1程度らしい。
それでも目の前に広がる景色はほとんど海だった。



海のようで、海ではない。
そんな不思議なカスピ"海"。
団地の間の夕方
日が傾き始めると、あれほどに暑かった空気もかなり涼しくなる。
団地の間にある広場には、子どもたちが集まっている。
ベンチで話す人、犬を散歩する人、子ども連れの家族etc…。
そこにはこの街の日常が流れている。



日没が近づく。
これだけ東西に広いカザフスタンだが、タイムゾーンは一つだけ。
日没は21時を過ぎたあたりだ。

やがて海の向こうへ夕日が沈んでいった。


最初は不気味な印象を受けたこの街。
でもこうしてふとした日常に触れることで、少しだけこの街の温度が分かった気がした。
アクタウは、自然に生まれた街ではない。
資源と技術と国家の投資によって作られた街。
でもそこに暮らす人にとっては、そんな成り立ちは日常の背景でしかないのだろう。
次は、この街を拠点にマンギスタウの荒野へ向かう。
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