【無料】お盆の義実家帰省がしんどいあなたへ——新宿のスナックママが正直に向き合う、義実家ストレスの正体と自分を守る方法
また、あの季節が来た
カレンダーを見るたびに、憂鬱になる。
「今年のお盆、うちに来るよね?」という義母からの連絡が来るたびに、胃が重くなる。
夫には「なんで嫌なの? うちの親、そんなに悪い人じゃないじゃん」と言われる。
「そうだね、悪い人じゃないんだけど……」——うまく言葉にできないまま、また今年も帰省の日がやってくる。
新宿でスナックを経営している、京子ママです。20歳から大阪・北新地の高級クラブで働き始めて、この道28年。35歳で新宿に自分のお店を持って、チーママと5人のスタッフと一緒に毎晩やっています。
お盆の時期になると、お店のカウンターで「義実家帰省がしんどい」という話を、毎年たくさん聞いてきました。
「悪い人たちじゃないとわかってる。でも、しんどい」——この感覚を、正直に向き合ってみたいと思います。
「悪い人じゃないのに、しんどい」のはなぜか
義実家ストレスの特徴の一つは、「明らかな悪意がある相手ではない」ことが多い、という点です。
暴言を吐かれるわけでも、いじめられるわけでもない。でも、しんどい。
「悪い人じゃないのに、しんどいと感じる私がおかしいのかな」と、自分の感覚を疑ってしまいやすい——これが、義実家ストレスを一人で抱え込んでしまいやすい理由の一つです。
「悪い人じゃなくても、しんどくなることはある」——これを、まず最初に伝えさせてください。
「合う・合わない」は、善悪とは関係ありません。育った環境、価値観、コミュニケーションのスタイル——これらが違えば、「悪い人ではないけれど、一緒にいると消耗する」という状況は、十分に起きます。
お盆の義実家帰省で、しんどくなりやすいパターン
義実家の帰省で感じるしんどさには、いくつかのパターンがあります。自分に当てはまるものを確認してみてください。
① 「お嫁さん役割」のプレッシャー
食事の準備、片付け、お茶出し——「当然やるもの」という空気がある。
「手伝いましょうか」と言うのが当然で、断ったり忘れたりすると、空気が変わる。
家では夫と対等にやっているのに、義実家に行くと、気づいたら「お嫁さん」の役割を演じている自分がいる。
② 「値踏みされている感覚」
「子どもはまだ?」「仕事はどうするの?」「料理は得意なの?」——善意からの質問かもしれない。でも、質問のたびに、「私はちゃんとできているか」を審査されているような感覚になる。
③ 「夫が別人になる」
家ではパートナーとして対等にいる夫が、実家に帰ると「息子モード」になる。
親の言うことを優先する、自分のことを置いてきぼりにされる、「うちの親はそういう人だから」で片付けられる——「私の夫はどこに行ったんだろう」という孤独感が出てくる。
④ 「価値観のズレ」がじわじわ積み重なる
料理の味付け、子育ての方針、家事の仕方——小さな「うちではこうしてるけど」の積み重ねが、じわじわとしんどくなる。
一つひとつは小さいことでも、数日続くと、消耗していく。
⑤ 「自分の家ではない」という感覚
くつろぎたくても、くつろげない。気を遣い続ける数日間。自分のペースで動けない。
「家に帰りたい」という感覚が、じわじわと強くなっていく。
ママが見てきた、義実家帰省のリアル
お店で、こういった言葉を、毎年のように聞いてきました。
「義母は悪い人じゃないんです。でも、3日いると、帰る頃にはボロボロになってる。夫には言えなくて」
「お盆が終わった後、必ず体調を崩すんです。毎年。ストレスで免疫が下がってるんだと思う」
「義実家から帰った日の夜、一人でこっそり泣いてます。なんで泣いてるのかもよくわからないんだけど、涙が止まらなくて」
「夫に『うちの親の何が嫌なの?』って聞かれると、うまく答えられない。悪いことをされてるわけじゃないから。でも、確実にしんどいんです」
これらに共通しているのは、「言葉にしにくいしんどさ」を、一人で抱えている、ということです。
「夫に伝わらない」問題
義実家ストレスで、もう一つ大きな悩みが、「夫に伝わらない」ことです。
「うちの親、そんなに悪い人じゃないじゃん」 「気にしすぎじゃない?」 「もう少し大人になってよ」
——こういった言葉が返ってくると、「私がおかしいのかな」という感覚が、さらに強くなる。
夫に伝わりにくい理由の一つは、「夫にとって、義実家は『家』であり、あなたにとっては『よその家』」という、根本的な感覚の違いがあることです。
夫は、「帰ってきた」という感覚で過ごせる場所。あなたは、「気を遣い続けなければならない場所」。
この違いを、体感として理解してもらうことは、なかなか難しい。
だからこそ、「なんで嫌なの?」という質問への答えに詰まってしまう——「なんとなくしんどい」を言語化することが、難しいのです。
夫への「伝え方」を変えてみる
「義実家がしんどい」を夫に伝えるとき、「何が嫌か」を説明しようとすると、うまくいかないことが多い。
なぜかというと、「義母が○○だから嫌」という形で伝えると、夫にとっては「親の批判」に聞こえてしまうからです。
代わりに、試してほしい伝え方があります。
「私が感じていること」を主語にする
「お義母さんが○○だから嫌だ」ではなく、「私は、義実家にいる間、ずっと気を張っていて、帰ってくると毎回すごく疲れているんだよね」と伝える。
「具体的なサポートを頼む」
「しんどいから行きたくない」ではなく、「お盆の滞在中、ご飯の準備を一緒に手伝ってほしい」「私が疲れている様子を見たら、少し休む時間を作ってほしい」という、具体的なお願いの形にする。
「夫に間に立ってほしいことを、明確にする」
「子どものことを聞かれたとき、答えてほしい」「長居になりそうなとき、帰る時間を調整してほしい」——「何をしてほしいか」を、具体的に伝える。
お盆帰省を「乗り越える」ための、具体的な工夫
① 「滞在日数」を、できる限り短くする交渉をする
帰省前に、夫と「今年は何日間にするか」を、事前に話し合っておく。
「短くしたい」という希望を伝えることは、わがままではありません。「自分が消耗しすぎない範囲で、関係を続けていくための現実的な判断」です。
② 「一人になれる時間」を、意識的に作る
散歩に行く、買い物に出る、早めに就寝する——義実家の中でも、「気を遣わなくていい時間」を、少しでも作る。
「いつもそばにいなければいけない」という義務感を、少し手放してみてください。
③ 「帰省後のご褒美」を、事前に決めておく
帰省が終わった後に、「これをしよう」「ここに行こう」という楽しみを、事前に決めておく。
「あと○日で終わる、終わったら○○できる」という感覚が、帰省中の気持ちを、少し楽にしてくれることがあります。
④ 「期待値を下げる」
「今年こそ、うまくやれるかもしれない」「今年こそ、義母とわかり合えるかもしれない」——という期待を持って帰省すると、その期待が裏切られたときのダメージが大きくなります。
「今年も、まあこんな感じだろう」と、あらかじめ期待値を下げておくことが、意外と助けになります。
⑤ 「帰省後の、自分のケア」を決めておく
帰省から帰った日は、「自分を回復させることを優先する日」と決めておく。
好きなものを食べる、ゆっくり入浴する、誰にも気を遣わない時間を持つ——「帰省後の回復」を、あらかじめ計画しておくことが、しんどさを「乗り越えられるもの」に変えてくれます。
「義実家が苦手な私は、ダメな嫁なのか」という問いへ
「義実家が苦手な自分は、ダメな嫁なのかな」——この自己批判を、持っている方は多いと思います。
正直に言わせてください。
「義実家が苦手なこと」は、あなたの人間性の問題ではありません。
育った環境が違う、価値観が違う、コミュニケーションのスタイルが違う——これらの「違い」が、「一緒にいると消耗する」という感覚を生んでいるだけです。
「苦手だと感じること」と「相手を憎んでいること」は、全然違います。
「苦手だけど、関係を壊さないように努力している」——その努力自体が、十分に「真剣に向き合っている」ことの証拠です。
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最後に——「しんどい」は、正直な感覚
お盆の帰省が近づくたびに、憂鬱になるあなたへ。
その感覚は、おかしくない。
「悪い人じゃないのに、しんどい」という感覚も、本物です。
「ダメな嫁だから」ではなく、「環境が違う人たちの中で、ずっと気を遣い続けているから」、しんどいのです。
今年のお盆、完璧にうまくやろうとしなくていい。
「乗り越えること」を目標にするより、「消耗しすぎないこと」を目標にしてみてください。
そして、帰ってきたら、自分をちゃんと労ってあげてください。
それだけで、十分に頑張ったことになります。
京子ママのnoteでは、恋愛・仕事・お金・美容・生き方について、スナックのカウンター越しに話すような温度感で書き続けています。スキやフォローがとても励みになります。またふらっと寄ってくださいね。
