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【ACシリーズ#06】今も続く、親との関係——ACが「今」をどう生きるか

「もう大人なのに」、まだ親の言葉に振り回される

これまで、アダルトチルドレン(AC)の基礎知識、本音を出せない生きづらさ、自己肯定感、恋愛への影響、そして完璧主義について、お話ししてきました。

新宿でスナックを経営している、京子ママです。

今回は、「今、現在進行形で続いている、親との関係」について、お話ししたいと思います。

「もう大人なのに、親に何か言われると、すぐに動揺してしまう」「実家に帰ると、なぜか子どもの頃の自分に戻ってしまう」「親のことを考えると、今でも複雑な気持ちになる」——これらは、多くのACの方が、抱えている悩みです。

なぜ、「今」も、親との関係に影響され続けるのか

子どもの頃に形成された、親との関係性のパターンは、大人になった今も、根強く残り続けることが多いです。

「子どもの頃の役割」が、今も続いている

家庭の中で担っていた役割(例えば、「親の感情の支え役」「家族の調整役」)は、大人になった今も、無意識のうちに、続いてしまうことがあります。

実家に帰ったとき、急に「あの頃の自分」に戻ってしまうのは、その家庭環境の中で、長年続けてきた「役割」が、今もその場で、自動的に作動してしまうからです。

「親に認めてもらいたい」という気持ちが、今も残っている

何歳になっても、「親に認めてもらいたい」「親に愛されたい」という気持ちは、簡単には消えません。これは、人として、自然な感情です。

その気持ちが満たされない関係が続いていると、何歳になっても、親との関わりの中で、傷つき続けることがあります。

「親を変えたい」という、叶わない希望を、持ち続けている

「いつか、親が変わってくれるかもしれない」という希望を、長年持ち続けている方がいます。この希望が、結果的に、何度も同じ傷つきを、繰り返させていることがあります。

親との関係への、いくつかの向き合い方

ここで、大切なことをお伝えします。

親との関係への「正解」は、一つではありません。それぞれの状況、それぞれの親子関係によって、適した向き合い方は、変わってきます。

いくつかの方向性を、整理してみます。

方向性① 親との関係を、改善しようと試みる

親自身が、変わる準備や意思がある場合、対話を重ねることで、関係が改善していくことがあります。

「私は、こう感じていた」「あの頃、こうしてほしかった」——勇気を出して伝えることで、親が初めて、子どもの本当の気持ちを知る、ということもあります。

方向性② 「距離」を、適切に取る

親との関係が、今も、強いストレスや傷つきを生み続けている場合、物理的・心理的な距離を、適切に取ることも、有効な選択肢です。

「距離を取ること」は、「親を否定すること」ではなく、「自分自身を守るための、必要な選択」です。

方向性③ 「期待すること」を、手放す

親が変わることを期待し続けることが、自分を疲弊させているなら、「親は、これからも変わらないかもしれない」という現実を、受け入れることも、一つの向き合い方です。

これは、諦めではなく、「もう、これ以上、傷つかなくていい」という、自分を守るための選択です。

方向性④ 「親との関係」と「自分の人生」を、分けて考える

親との関係が、どんな状態であっても、「自分の人生は、自分のものだ」という感覚を、持ち続けることが大切です。

親との関係が良くないことと、自分が幸せになれないことは、必ずしも、同じではありません。

ママが、自分の親との関係を振り返って思うこと

少し、私自身の話をさせてください。

私の両親は、すでに高齢になっています。今も、関係は続いていますが、若い頃のように、何かを期待することは、少なくなりました。

以前は、「もっと認めてもらいたい」「もっと、わかってもらいたい」という気持ちが、強くありました。実家に帰るたびに、子どもの頃と同じような、複雑な気持ちになることが、よくありました。

今は、少し違う向き合い方をしています。

「親は、親なりに、精一杯生きてきたんだろう」という理解と、「それでも、私が感じてきた、しんどさは、本物だった」という、両方の感覚を、同時に持つようになりました。

「親を完全に理解し、許す」というほど、綺麗な話ではありません。でも、「過去にこだわり続けること」より、「今、自分がどう生きるか」に、意識を向けるようになったことで、少し楽になった部分があります。

「親を許すこと」は、必須ではない

ここで、一つ、大切なことを伝えさせてください。

「親を許すこと」が、回復のために、必ず必要なわけではありません。

「許せない」という気持ちを、持ち続けたままでも、自分の人生を、前に進めていくことはできます。

「許すこと」を、無理に目指す必要はありません。大切なのは、「親を許すか許さないか」ではなく、「自分が、これからどう生きていきたいか」という視点です。

「今の関係」を、より楽にするための、具体的な視点

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