ホテルの上級会員制度
今回は、私がこれまで実際に使ってきたホテル系クレジットカードと、それによって得られた上級会員ステータスの体験談を中心にご紹介します。特に「Marriott Bonvoy ゴールドエリート」と「ヒルトン・オナーズ ゴールド/ダイヤモンド」の違いや、それぞれのメリット・デメリットを、家族旅行での実感を交えて詳しく解説しています。
かつて愛用していたSPGアメックス(現Marriott Bonvoy AMEX プレミアム)から始まり、現在メインで利用しているヒルトン・オナーズAMEXカードの使い勝手や特典、さらに年会費66,000円のプレミアムカードで得られるダイヤモンド会員の魅力まで、リアルな使用感を正直にお伝えします。
「朝食無料」「ラウンジ利用」「部屋のアップグレード」など、家族連れにとってどんな特典が実際に役立ったのかを知りたい方や、ホテル選び・カード選びで迷っている方にとって参考になる内容を目指しました。気になる方はぜひ最後まで読んでみてください!
Marriott Bonvoy「ゴールドエリート」
現在はヒルトンのステータスのみを維持していますが、過去にはSPG AMEXカードを保有していたこともあります。このカードは、シェラトンやマリオット系ホテルの上級会員資格が得られるだけでなく、航空会社のマイルへ1.25%という高レートでポイント移行ができる点が大きな魅力で、いわゆる「陸マイラー」の間でも非常に人気がありました。
2022年には「Marriott Bonvoy AMEX プレミアムカード」へと切り替えられ、既存のSPGカード会員も自動的に新カードへ移行されました。これに伴い、年会費はそれまでの3万4,100円から4万9,500円へと大幅に値上げされました(さらに2025年8月の改定により8万2,500円に高騰)。
しかし、年会費が上がったにもかかわらず、自動付帯されるMarriott Bonvoyの「ゴールドエリート」資格には正直なところ物足りなさを感じました。年間150万円のカード利用で無料宿泊特典が1泊分もらえるものの、朝食は有料のままです。部屋のアップグレードも一応可能とされていますが、私の経験では一度もアップグレードされたことがありません。
朝食の無料提供やラウンジアクセスを得るには、年間400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得する必要があり、そこまでの利用を前提とした場合、年会費4万9,500円に見合うメリットを感じられなかったため、最終的には解約することにしました。
ヒルトン・オナーズ・ゴールド
一方、2021年にはヒルトンのクレジットカードが三井住友VISAからアメックスに切り替わり、新たに「ヒルトン・オナーズ AMEXカード」が発行されるようになりました。その一般カードは年会費が16,500円で、年間150万円以上利用すると、翌年度にはウィークエンド無料宿泊特典ももらえます。さらに、ヒルトン・オナーズのゴールドステータスが自動的に付帯されるため、部屋のアップグレード(当日に空室がある場合)といった特典に加え、なんと朝食無料です。
SPGアメックスカードやMarriott Bonvoyアメックス・プレミアムカードよりもお得に感じ、迷わず入会しました。
実際に何度か利用してみた感想としては、特に家族で宿泊する際に朝食無料の恩恵が大きく感じられました。朝食時にはスムージーなどのスペシャルドリンクが1杯サービスされるのも嬉しいポイントです。アップグレードに関しては、何度か「アップグレードしました」と案内されましたが、いずれも同じ部屋タイプの高層階への変更程度にとどまりました。
ウィークエンド無料宿泊特典は金・土・日のみ利用可能ですが、予約が取りやすく、思っていたよりも使い勝手が良かったです。
そんな中、エグゼクティブラウンジの利用が可能になり、さらに部屋のアップグレードの可能性も高まるダイヤモンドステータスに憧れていたところ、年会費66,000円の「ヒルトン・オナーズ AMEXプレミアムカード」への切り替えを勧める特別な案内が届きました。切り替え時には数万ポイントの特典も付与されるとのことで、迷わず申し込みました。
ヒルトン・オナーズ・ダイヤモンド
このプレミアムカードは、年間200万円利用でヒルトン・ダイヤモンドステータスを獲得できます。
エグゼクティブラウンジの利用権
ダイヤモンド会員の最大の特典は、やはりエグゼクティブラウンジの利用権です。朝食やイブニングカクテルタイム(実質的に夕食になるほど充実した内容です)、アルコール、リフレッシュメント(サンドイッチやお菓子類)など、滞在中にホテルでの食事がほぼ完結できてしまいます。海外ホテルの場合、午後にはアフタヌーンティータイムもあり、豪華なケーキやフルーツも並びます。私は朝食を食べすぎることが多いので、昼食はラウンジの軽食で十分なこともしばしばです。
部屋のアップグレード
また、ダイヤモンドステータスになると部屋のアップグレードの確率も大幅にアップします。これまでにヒルトンに8回宿泊し、毎回もっとも安い部屋を予約していますが、そのうち3回は明らかにワンランク上、あるいはそれ以上の部屋にアップグレードされました。たとえば、ヒルトン福岡シーホークではオーシャンビューのプレミアムデラックスルーム、ヒルトン東京ベイではファミリーハッピーマジック パーク、海外ではスイートルームにしてもらったこともあります。直近の体験談は別の日記にまとめてありますので、興味があればそちらもぜひご覧ください。
ウィークエンド無料宿泊特典
三つ目の特典は、カードを継続するだけで翌年もウィークエンド無料宿泊特典が1泊分もらえるほか、年間300万円の利用でさらにもう1泊分の無料宿泊特典が追加されます。ポイントも貯まりやすく、通常の買い物では100円ごとに3ポイント、ヒルトンでの利用時には100円ごとに7ポイントが付与されます。しかも、ポイントの有効期限は無期限なので、失効を気にせずじっくり貯められるのも魅力です。
毎年おおよそ10万ポイントほど貯まり、地方のヒルトンホテルであれば1泊5万ポイント以下で宿泊できるため、ウィークエンド無料宿泊特典と合わせて家族で年間4泊程度、実質無料で旅行を楽しむことができています。ちなみに、先月のディズニー旅行でもヒルトン東京ベイに57,000ポイントで宿泊することができ、とてもお得に利用できました。
48時間客室保証
ダイヤモンドステータスの特典として、もう一つ触れておきたいのが「48時間客室保証」です。 これは、たとえホテルが満室の状態であっても、到着の48時間前までに予約をすれば、ダイヤモンド会員のために客室を確保してくれるという強力な特典です(※一部除外日や制限はあります)。
私自身はまだこの特典を実際に使ったことはありませんが、繁忙期の家族旅行や急な予定が入った際など、「どうしてもこのホテルに泊まりたい」という場面で確実に部屋がおさえられる権利を持っていることは、いざという時の非常に心強い「お守り」のような安心感につながっています。
宿泊時のボーナスポイント
さらにもう一つの特典は、宿泊時にボーナスポイントがゴールド会員より多くもらえる点です。実際、ポイント宿泊の際にも毎回1,000~2,000ポイントのボーナスが加算されていることが多く、航空会社の特典航空券と比べると、手数料や燃油サーチャージもなく、コストパフォーマンスの高さを実感しています。さらに、ダイヤモンド会員の場合、滞在ごとにホテルからチョコレートやお菓子、海外ではフルーツなどのプレゼントもいただけるのが家族にも大好評です。
このほか、公式サイトに掲載されているさまざまな特典もありますが、ここで紹介したものは私自身が実際に体験し、本当にありがたいと感じたものばかりです。ヒルトンダイヤモンド会員プログラムには大変満足しており、今後もできる限り維持したいと考えています。
ヒルトン・オナーズ AMEXカードの会員紹介プログラム
私自身、入会当初は知らなかったのですが、「ヒルトン・オナーズ AMEXカード」には、会員による紹介プログラムが用意されています。たとえば、2026年2月時点では、ヒルトン・オナーズ AMEXプレミアムカードは、公式サイトからの申し込みよりも会員紹介経由の申し込みのほうが、入会特典が5,000ポイント多くもらえる仕組みになっています(最大4万4,000ポイント、約1泊分相当)。
また、ヒルトン・オナーズ AMEX一般カードでも、会員紹介を通じて申し込むことで、通常より2,000ポイント多く獲得することが可能です(最大18,000ポイント)。
ご興味のある方は、ぜひ以下のリンクから紹介制度をご利用ください。
※紹介ページはヒルトン・オナーズ AMEXプレミアムカードの入会ページとなっていますが、「お申し込みできる全てのカードを見る」をクリックすると、一般カードへの入会も選択できます。万が一リンクがうまく作動しない場合は、お手数ですがコメント欄にてお知らせください。新しいリンクをすぐにお送りしますので、どうぞ遠慮なくご連絡ください。
Marriott Bonvoyとヒルトンの違い
Marriott Bonvoyとヒルトンの違いについてよく話題になりますが、一般的にはMarriott Bonvoyが都心型ホテル、ヒルトンがリゾート型ホテルに強いと言われています。我が家では家族旅行が中心のため、リゾート重視でヒルトンを選ぶことが多いです。一方で、仕事の出張時は会社の規定もあり東横インを利用しており、こちらの「10泊で1泊無料」特典もかなり魅力的だと感じています。
今後もしヒルトンで年間300万円以上使ったうえで、さらに400万円使える余裕ができたら、Marriott Bonvoyの「プラチナエリート」も一度体験してみたいな、と密かに思っています(笑)。
その他のホテル会員プログラム:IHG、One Harmony
その他のホテル会員プログラムとしては、ANA提携のIHG(インターコンチネンタル ホテルズグループ)、JAL提携のOne Harmony(オークラ ホテルズ&リゾーツ、ニッコー・ホテルズ・インターナショナル、ホテルJALシティなど)もありますが、会員特典の充実度ではMarriott Bonvoyやヒルトンにやや劣る印象です。
IHGについては、子どもが生まれる前に妻と一緒に横浜のグランド インターコンチネンタル ホテルや、シドニーのインターコンチネンタル ホテルにも宿泊したことがあり、どちらも非常に満足度が高かったです。ただ、ヒルトンやMarriott Bonvoyのようにクレジットカードによる会員特典制度がないため、頻繁に利用しようとするとどうしてもコスト面でハードルが高いと感じます。
また、One Harmonyについても以前から会員になっており、これまでにホテルオークラ神戸、グランドニッコー東京 台場、JRタワーホテル日航札幌、ホテルJALシティ羽田などに何度か宿泊したことがあります。とくにオークラは日本を代表するホテルのひとつで、サービスの質は非常に高く、満足度も高いものでした。
One Harmonyの上級会員プログラムには、「ロイヤル」(年間5,000ポイント以上または10泊以上)と「エクスクルーシィヴ」(年間15,000ポイント以上または30泊以上)という2つのステータスがあります。ロイヤル会員になると、レイトチェックアウト(最大15時)やアーリーチェックイン、客室のアップグレード、25%のボーナスポイント、ウェルカムドリンク、プール・スパ・ジムの利用などの特典が用意されています。エクスクルーシィヴ会員になると、ボーナスポイントが50%に増え、さらに年間50,000ポイント以上を獲得すると宿泊招待クーポンがもらえる仕組みです。
ただし、いずれのステータスにも「朝食無料」の特典はなく、エクスクルーシィヴ会員になってようやく宿泊クーポンが得られるという点からも、ハードルが非常に高い印象です。
たとえば、ロイヤルステータスが自動付帯される「One Harmony VISAゴールドカード」がありますが、このカードを使って通常のショッピング利用でエクスクルーシィヴを目指す場合、ポイントは2,000円の利用ごとに10ポイント付与されるため、15,000ポイント貯めるには300万円のカード利用が必要です。さらに、宿泊招待クーポンがもらえる50,000ポイントを目指すには、なんと1,000万円の決済が必要となります。ヒルトンなど他のホテルプログラムと比較すると、正直なところ、あまりお得感は感じられません。
ちなみに、JALのマイルをOne Harmonyのポイントに交換することも可能で、30,000マイルを15,000ポイントに交換することでエクスクルーシィヴのステータスを得ることができます。また、JALの「Life Status」で4 Starになると、One Harmonyの「ロイヤル」ステータスに招待されるようですが、私自身がそのレベルに達するには、あと5〜10年はかかりそうですし、どれほどのメリットがあるのかも正直わかりません。
もちろん、オークラに定期的に宿泊できるような余裕がある方であれば、また違った見方になるとは思います。
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