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死後の旅程(7)〜アストラル界の概要

第一章〜前置き
前章〜幽霊の考察
次章〜生前の思い込みの影響


アストラル界の原理

人は死ぬとまず複体になり、やがてそれも脱ぎ捨ててアストラル体になるとアストラル界に落ち着きます。アストラル界には非常に、無限とも言えるほど多くの世界があります。ただそこにはちょっとした原理があり、そのおかげで全ての人がバラバラにならずに済んでいます。とは言え、ひとりぼっちの死後の世界もあるので、それは最初に言っておきます。例えば下記は、死後に一人取り残され、50年ほどしてから助けられてアストラル界から手紙を送ってきた霊の話です。

アストラル界はそれぞれの世界が持つ振動または周波数によって、大きく三つに分かれます。それらをアストラル界下層・中層・上層とここでは呼びますが、実際にはそれぞれの中も無数の階層に分かれています。

人は皆振動しています。そして世界と人は、振動によって共振し、お互いに引き寄せ合います。別な言葉で言うと、人は自分と同じような振動をしている世界を心地よいと感じるのです。これがアストラル界の根本原理です。

今私たちは一番外側である肉体の振動に見合った世界にいるのですが、肉体を脱ぎ捨てて振動数の違う複体になると、もはやこの世とは肌が合わなくなり、少しズレた世界に行きます。その後、複体も脱ぎ捨てると、本来の振動数となり、アストラル界の中の一番心地よい世界に自然に引き寄せられて行き、そこで同じような振動数を持った人たちと過ごすわけです。

振動数と宇宙

ここでちょっと、世界の振動について補足しておきましょう。世界の振動はどうも、それぞれの世界の光の速度として現れるようです。この世は、光速(秒速約30万km)を上限とする物理法則に支配されています。光がその速さを超えてしまう時、我々の宇宙とは異なる物理的性質を持った「別の宇宙」が生み出されます。光速度の違う二つの宇宙は、お互いに情報や因果のやり取りをすることはできません。そして、この世以外の無数の、それぞれ光速度が違う宇宙たちの一部にアストラル界があると言えます。

アストラル体の振動数の上下と私たちの感覚についてわかっていることがあります。振動数の高いものは明るく見え、低いものは暗く見えます。振動数の近い存在は、相手の形状(もし持っていれば)を把握できますが、振動数が離れすぎるともはや光か暗闇にしか見えません。例えば、この世の平均的な人がもし体外離脱してアストラル界の下層に行ったら、暗くジメジメするように感じることでしょう。

ちなみに肉体というのはかなり特殊なものです。これはとても振動数の低い、最低とも言える振動数の身体なのですが、人はその中にもっと違う振動数のアストラル体を抱えているのです。つまり、本来違う世界に引き寄せられる存在を、無理やり一定の世界に閉じ込めておくものが肉体と言えます。まあ、そのおかげでこの世では普通なら会えないような、振動数のはるかに違う人とも会えるのですが。

この肉体の世界がどうして存在しているのかについては、またいずれ話すことにして、まずはアストラル界の各階層を下から順に説明していきます。

アストラル界下層

下層は、ざっくり言うと、混乱と後悔、憎しみ、暴力に満ちた、各国の考える地獄の世界。この世にとても執着したりして、振動数のとても低い人たちが行くところです。振動数は一般に次のような要素で上下します。

アストラル体の振動数を上げる要因には次のようなものがあります。

1. 愛
2. あわれみ
3. 他人への奉仕
4. 落ち着いた、客観的な態度
5. 新鮮な果物や野菜を食べること
6. 純粋な水を飲み、きれいな空気を吸うこと
7. 霊の存在を現実として考えること

一方、次のような要因は私達の振動数を下げてしまいます。

1. 恐れ
2. 憎しみ
3. 憤り
4. 自己中心的な態度や利己主義
5. 世俗的なものへの執着
6. アルコール、タバコ、麻薬の常用
7. 赤身の肉や脂肪などの「重い」食物をとること
8. 悪意を持って他の人々や動物を傷つけること
9. 霊についての無知や大きな誤解

ITC通信をしてきていた向こう側の研究者たちは、これらの組み合わせが過ぎると、低次の世界に束縛されることになると警告しています。

振動数の低い人々の多くは、最初こそ下層に行くものの、いずれは中層に辿り着いて、そこでリハビリテーションの過程に耐えることによって、さまざまな中毒から抜け出すことができます。中層に来れば、酒やたばこを想念で作り出して、それを楽しむこともできます。要は、過度におぼれていなければいいのです。なお麻薬に関しては状況がさらに深刻になります。これは肉体だけでなく、アストラル体にも深い傷を残すようで、そこからの復帰は死んでからも大変です。

自殺者もたいていは下層世界をさまよっています。自分が抱える問題をこの地球で解決しなければ、次の世界でも同じ問題が我々を待ち構えることになります。単に死ぬことで精神的な苦しみや苦痛から解放されるわけではないのです。我々は死んでもアストラル体という体を持ち、地上で抱えていた問題や感情に直面し続けるのです。

ただ、この下層世界は今、消滅しかかっていると言います。と言うことは。この階層に行くはずだった人たちはこの先どうなるのでしょう? それはまた別の話としていずれ書きましょう。

アストラル界中層

この階層は、また生まれ変わるまでの休憩所といえます。または、やり残したことをやる場所とも言えるでしょう。

この階層にはさまざまな振動数の霊たちがいて、振動数が低い世界は、もう死なないことを除けばこの世と変わりません。そこでは食べなければお腹が空くでしょう。もしかしたら具合が悪くなるかもしれません。そして、あまりそうしたくなくても働いてお金を稼いだりすることでしょう。すべては生活するために。このような地上で染み付いた概念が色濃く残っている世界が、中層の最下層といえます。

これが上に行って、振動数が高くなればなるほど、この世と異なってきます。まるで魔法が使えるようになるみたいなものです。十分上の階層では、家が欲しければそれを想像で創造すればいいし、食べ物を食べたければ、それも思考の力で生み出せば良いのです。旅をするのに、わざわざ乗り物を作ってそれを楽しみ霊もいますが、身一つで違う宇宙まで旅する霊もいます。

中層の霊たちは民族単位、宗教単位、国単位などの様々な枠組みによって引き寄せられ、一つの社会を作って生活して、、、って

いや、生きてないし‥

すでに死んでいるのだから「死活」?

いやいや。

まあとにかく住んでいるわけです。しかし中層の上の方になってくると、人間以外のヒューマノイドも多くなってきて、上に行けば行くほど集落はグローバルになっていきます。となると言語はどうなるのか、と思った方がいるかもしれません。

アストラル界中層では、そこに行き着くと自然に話せるようになっている言葉があります。向こうの研究者はその言葉を「河の言葉」と呼んでいます。この「河」は、彼らのいる惑星マルドゥクを一周する「永遠の河」を指しています。ただし、中層でも下の方は違うようです。この辺に行く人たちは基本的にこの世の生の延長で、今までいた国のようなところに行くので、母国語で十分なのです。

ここでアストラル界中層の比較的上の階層について一般論を述べたITCの通信があるので、それを紹介しましょう。

ここはあなた方が住んでいる世界と似ています。あなた方と同じように私たちも体を持っています。この体は、あなた方の住む密度の濃い物質世界に見合ったその固くて融通が利かない肉体よりは、もっと振動数の高い、しばしばエーテルと呼ばれるものでできています。ここには病気はなく、失われていた手足も再生します。外科手術によって失われた臓器も、ここでは完全な形に戻ります。私たちは快適に家具のそろった家に住んでいますし、まわりの景色はとても印象的で美しいものがあります。ここに来た人たちの年齢は平均して25歳から30歳くらいになります。亡くなった人たちは、地球時間にしてだいたい6週間続く再生の眠りの後で、ここで目を覚まします。この眠りは人によってはもっと短くなります。
アストラル界中層に到着した子供たちは、既に他界している親戚または子供好きな人々によって暖かく受け入れられます。子供たちは平均で25歳から30歳になるまで成長を続けます。私たちのまわりにはいろいろな隣人がいます。他の惑星で生きていた人や、小人、巨人、妖精、形のない生命体までが一緒に暮らしています。
およそ600億の人間型生命体が、ありとあらゆる世界からここへと集まっています。彼らはこの世界で友情と愛情を育み続けています。性的関心は人間の根本的な性質なので、決して捨て去ることはできません。こちらでもセックスは存在し、その行為はパートナーのお互いに、調和と欲求の充足を生み出します。私たちもあなた方のように食べたり飲んだりします。私たちにとって栄養分となるのは「本物を真似て合成された」ものです。つまり地球の食べ物をいわば思考によって物質化するのです。いまだに肉を好む人もいますが、これは本物の肉を再現したものにすぎません。ここでは動物が他の生物のために命を犠牲にする必要はないのです。
ここには、天国のような鳥、極彩色の蝶など、地球上には存在しないたくさんの種類の動物がいます。気候はとても温暖です。個人の人格や性格は死んだことによって変わるわけではありません。死んだからといって、突然物知りになることもありません。心に抱えていた問題・葛藤はなくなりません。肉体の痛みは消え去りますが、精神的な苦痛、魂の痛みはなくならないのです。

ITC研究の責任者であるスェジェン・サルターが、アストラル界から送ってきた通信

アストラル界上層

中層が地球によく似ているのに対し、上層には地球との類似点はそれほどありません。フレデリック・ マイヤーズは霊媒を通じて、ここは完成された色と形から成る世界であると報告しています。上層にはこの上なく美しい光や色があるのです。そして魂の外見も「人間の体が持つものとはかけ離れた光と色」になるとのことです。

魂は、地球や中層に比べてそれほど他の存在から切り離されたものではありません。むしろ、魂は「同じグループに属する他の魂と融合してひとつになる」のです。と言われても、何を言っているのかよくわからないですよね。

人は皆グループソウルと呼ばれる、魂の集団の一員です。一つのグループソウルに含まれる魂の数はその進化の度合いによって数十から数百とまちまちですが、地球やアストラル界下層では、その一員であることをすっかり忘れています。この一員であるという意識は中層を終了する頃に芽生え、上層ではグループ内での記憶の共有も始まり、だんだんと個人の意識の重要性が薄れてきます。そして次第に目に見えるような形や個性的表現を取らなくなってくるのです。

著書から持ってきた図なのですが
グループソウルは何十にもなっていて
それぞれの段階での意思があるようです

上層に行った魂は「想像」の力を駆使して地球やアストラル界中層に現れ(その姿は目に見えたり見えなかったりします)、友人や愛する人達を助けることができます。上層の霊は地球の人たちとテレパシーでコンタクトをとることができるのです。

実はアストラル界上層まで行った魂は、自分の意思によって形状を変えることができます。ということはつまり‥

亡くなった最愛のAさんが夢に出てきても、それはアストラル界上層まで進んだ、Aさんと同じグループに属するBさんかもしれないわけです。とは言え、Aさんの魂もいずれ上層に進んで、やがてはBさんと融合し始めるのだから、夢に出てきた霊はAさんということでも良いのかもしれませんね。

ところでアカシックレコードというのは知っていますか?
宇宙のすべての出来事や情報が記録されているとされる保管庫です。これはこの、アストラル界上層にあります。その反映像が中層にもあり、霊能者の中で能力が高くない人は、この不完全な反映像としてのアカシックレコードにアクセスしているようです。

さて、アストラル界上層でもうひとつとても大事なのが、ここに来た魂は転生、生まれ変わりの法則から外れるということです。アストラル界中層にきた魂は、また生まれ変わります。これは強制されるわけではないのですが、避けては通れない道となります。一方上層に来た場合には、生まれ変わるかどうかは任意となるのです。

魂が上層を離れる準備ができると、アストラル界における死が訪れ、自分の霊的進歩を振り返って評価するための期間に入ります。その後は、さらに知識を深めるために、地球に生まれ変わろうと決心する魂もいるかもしれません。自分の必要性と経験に応じて、魂は次の段階に進むか地上に戻るかを決定するのです。

アストラル界の各層について簡単に紹介してきましたが、次回はいくつか特定の話題について深掘りしてみたいと思います。

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