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死後の旅程(9)〜ITCが伝える生まれ変わり

第一章〜前置き
前章〜生前の思い込みの影響
次章〜地球に近い階層からの生まれ変わり


この世の研究

今回は生まれ変わりについて、あの世からの情報も含めて色々書きます。まずはこの世での研究を少し紹介しましょう。

エイダ・ケイAda Kayは、イングランド出身の劇作家で、幼いころから「戦場で剣や棍棒によって殺された」記憶を持っていました。彼女自身の話によれば、なぜ自分が女の子なのか、なぜ姓がスチュワートではないのか、なぜ城ではなく小さな家に住んでいるのかに困惑していたといいます。

彼女は成人後も男性であるかのような感覚を持ち続け、男性的な服装をしていました。そしてついに姓をスチュワートに改め、スコットランドに移住したのです。なぜなら、自分の覚えている人生が、スチュワート家出身のスコットランド王ジェームズ4世の人生に一致していることに気づいたからです。38歳のとき、彼女はジェームズが戦死した戦場を訪れるよう招かれ、初めて行ったにもかかわらず、彼が死亡した正確な場所へ人々を導くことができました。

彼女は、自らの前世体験をもとにしたジェームズ4世の「自伝的小説」を執筆しました。この本にはすでに知られていた歴史的事実以外に、歴史家の誰も知らなかった事柄が書かれています。このようないわゆる「過去生記憶」の研究はもうかなり進んでいて、信頼できる事例がたくさん溜まっています。

過去生を話す際に、その人が知っているはずのない言葉で語る「真性異言」という現象も知られています。イアン・スティーブンソン博士は生まれ変わりと真性異言の研究でよく知られていますが、例えばこんな事例があります。

ウッター・フッターという32歳のインド人女性の性格が、突然1800年代初頭にベンガル(インド北東部の旧名)西部にいた主婦の性格に変わってしまいました。彼女は自分自身の言語マラッタ語の代わりにベンガル語を話し始めたのです。何日間も、ときには何週間も、彼女は自分自身の家族と話すためにベンガル語を通訳できる人を呼んでこなければなりませんでした。

アメリカSPRのJournal,1980.7
「異言」は真性異言とは異なり
宗教的な興奮状態や忘我状態の中で
意味や文法が理解しがたい言葉を発する行為を指す
これは各宗教の異言を研究した本

過去生記憶らしきものを持った人がたくさんいて、その中のいくつかは確かに過去にいた人物の生涯と一致する。ということは生まれ変わりはあるということで決定なのでしょうか。

実はこの手の調査は稀に、ひどく悩ましい事例に突き当たります。

イアン・スティーブンソン博士が1970年代にインドで調査した事例のひとつで、インド・ウッタルプラデシュ州周辺のある少年(報告書では仮名で記載されている)が3歳ごろ、自分は「隣村に住む男性」だと言い出しました。そして、その男性の家族構成、職業、日課から、自宅の家具の配置、愛用していた道具の場所、家族の個別の性格や習慣、個人的な身体的特徴(たとえば「足に小さな傷跡がある」など)といった細かいことまで話し出したのです。

調査したところ、その村には確かにその特徴を持つ男性が存在しました。しかし

その人はまだ生きていたのです!

少年と男性の家族には、接触歴も血縁関係も確認されませんでした。男性本人も「この子とは会った記憶がない」と証言しています。どういうことなのでしょう?

このように、この世の調査だけだとよくわからない状態になってしまいます。ここはやはりあの世の知恵を借りましょう。

生まれ変わりの実際

まずはITCのあの世側の研究所であるタイムストリームのディレクター、スウェジェン・サルターと、ルクセンブルクの研究者マギーとの会話です。

スウェジェンがルクセンブルクに送ってきた写真
度重なる電話によって
彼女はもうマギーの親友のようになっていた

■ 1992年1月14日:スウェジェン・サルターとマギー・フィッシュバッハの電話より:

地上側:
スウェジェン、あなたの世界の人々は地上と似たような生活をしていると聞きました。肉体を持っていても病気も苦痛もなく、快適に暮らしていると。家族や愛する人と共に暮らしている中で、また地上へ戻るのは辛くないですか? いつ、どうやって転生するかは、自分で決めるのですか?

霊界側:
多くの場合、自分自身で決めます。ただし、高次の存在に告げられることもあります。誰も強制されて戻されることはありません。多くの人にとって転生とは、内なる声が「地上にまだ果たすべき務めがある」と思い出させてくれるようなものです。
それを何年も先延ばしにすることはできますが、永遠には避けられません。

霊的により進化した存在から「地上へ戻る時が来た」と告げられることで、自分の使命を思い出す魂もいます。彼らには、そうした高次の導き手が必要なのです。
一方で、自分の課題を他者から言われたくないと感じる魂もいます。そうした魂には、スピリットガイドも他人の助けも必要ありません。彼らにとっては、内なる声こそが、地球でまだ果たすべきことを思い出させてくれるのです。

地上側:
では、転生を決意した後はどうなるのですか? 再受肉のための特別な場所があるのですか?

霊界側:
はい。転生を決めた魂が出たとき、高次の存在たちが、その人の思いや望みを確認し合います。そして転生に同意、あるいは動機づけがなされた場合、その人は転生のための特別な建物へと案内されます。

地上側:
まるで、地上での「死」と似ていますね。詳しく教えてください。大切な霊的な家族に別れを告げたりするのですか?

霊界側:
手順は、こちらの世界に来るときと似ていますが、今回は「戻る」のです。
転生者は、浴槽のような装置に入れられます。
その身体は、通常こちらでは25〜30歳程度の外見をしていますが、徐々に若返り、小さくなっていきます。子供、赤ん坊、そして最終的には一つの細胞の状態にまでなります。
その時点で、私たちの世界からその存在は姿を消し、その細胞はすでに地上の女性の体内に移行しているのです。

地上側:
身体が細胞へと戻る過程は、何らかの機器を使っているのですか?

霊界側:
はい。装置の助けによって行われます。

地上側:
では、機器を持たない人はどうやって転生するのですか?

霊界側:
呪文や祈りの助けによって行います。

地上側:
私たちも皆、そうして生まれ直してきたのですね。信じがたいですが。では、その細胞が女性の体内に宿った時点で、魂もそこにあるのですか?

霊界側:
はい。その身体が私たちの世界から消えると同時に、地上で受精が完了し、魂はその細胞に宿ります。


どうやら転生は普通にありそうですね。テクニシャンという、ITCに関わっていた七体の高次存在のうちの一体が、他にもいくつか転生に関する通信を送ってきています。


■ テクニシャンによる1987年のラジオ音声通信より:

転生は、過去の人生に対する償いのプロセスとは限りません
もしあなたの周囲の人が不幸に見舞われていたとしても、それが過去の過ちへの報いだとは限らないのです。決して裁いてはいけません。あなたの判断が間違っている可能性もあり、裁くことであなた自身が重荷を背負うことになるのです。
中には、悲しみや病気がカルマによって課せられたのではなく、自らの自由意志であえて険しい道を選び、より早く目標に到達しようとした人もいます。
何かの償いをしているわけでもなく、苦しみに満ちた人生を自ら選んだわけでもない人もいます。そうした人々の悲しみは、他人の思考や行為によって彼らに負わされたものなのです
だからこそ、まず「どうすれば助けられるか」を考えてください。「その人が苦しみに値するかどうか」を考えるのではありません。
もしあなたに誰かを助けるべき機会が訪れたとき、私たちはあなたに知らせます。必要であれば、彼らの前世についてもお伝えするでしょう。
何も知らせなかった場合は、その情報はあなたにとって重要ではないのです。そのときは、あなたの良心に従いなさい。

■ 1992年のメッセージ:

人間の魂は、地上であらゆる人生経験を学ぶために何度も戻ってきます。
転生は常に前進する進化のプロセスです
鉱物 → 植物 → 動物 → 人間と進化し、人間の魂が動物に戻ることはありません。


仏教の輪廻転生では、人は生前の行いによってどんな生物にでも生まれ変わるとしています。しかしテクニシャンはそれを否定しています。
テクニシャンの更なるメッセージです。


■ 1989年のラジオメッセージより:

転生は存在します。パラレルワールドもあります。人類は常に巡る「生命の輪」の中で進化を続けています。
一部の人々は、より深い理解に至る地点に達しています。
転生とは前進することであり、後戻りではありません。動物もまた、転生の輪の中にいますが、人間が動物に転生することはありません
過去の人生で他人を搾取していたような重要人物が、次の人生でごく普通の人として生まれ変わることもあります。
病や障害にも意味があります。他人の運命を軽々しく裁いてはいけません。
特に重要な場合には、なぜその人が試練に直面しているのかを私たちから伝えることもあります。
ある人には助言や支援がふさわしいですが、他の人は助けを望んでおらず、あえて苦しみの人生を選んでいるのです。


転生が間違いなくあるとなると、生きている人の記憶を思い出すケースがあるのはなぜなのでしょう。その謎解きはしばらく後の回で行います。今回はここで少し、テクニシャンとその他の、ITCに関わる高次存在たちのことを紹介することにします。

ITCに関わる存在たち

テクニシャンは第七レベルに属する存在です。第一レベルの存在が住む場所が地球。第二から第四レベルはアストラル界なので、その三つ先の世界に住む存在ということです。テクニシャンはそのままでは人間とコンタクトできません。交信をするために彼は自分の一部に人間の特徴を取り入れて、それをアストラル界中層に送り出しています。

テクニシャンに限らず、第五レベル以上の存在は皆、複合体の魂です。人も生まれ変わりを終了してから第二の死をあの世で迎え、第五レベルに進むと、記憶と感情の共有が始まります。そして徐々に数十、数百の霊が一緒に一つの存在として動くようになって行くのです。ちなみにテクニシャンは肉体を持ったことがないというので、人類とは別の進化系統にいるようです。

その他の高次存在の情報をまとめましょう。

  • Pescator(ペスカトール)
    高次存在たちを統括して、ITCを進めている存在。この存在の一部がかつてイエス・キリストとして地上に来た。

  • Nsitden(ンシトデン)
    別の惑星系から来た存在で、人間の感情に共鳴し、人々が自らの感情とコミュニケーションを取れるよう助けてくれる。彼は次の言葉と共に自身の姿も送ってきたことがある。

1992年2月
珍しくカラー画像が
コンピュータに届いた

地球の子どもたちよ、テラの民よ。 七人のひとり、ンシトデンがあなたたちに語りかけています。
疑いを恐れてはいけません。 世界を前に進めるのは、愛だけではなく、疑いもまたそうなのです。 疑いは自由の代償です。
正当な疑いは人を啓発へと導きますが、 毒となる疑いは争いを撒き散らすだけです。
もし疑いがあなたに逆らうものとなれば、 あなたの人生は混乱するでしょう。 けれど、もし疑いがあなたの味方となるならば、 人生は冒険へと変わるのです。

  • Mrekklin(ムレックリン)
    パラレルワールドから来た存在。私たちの世界とは異なる視点を持ち、非物質的なレイヤーにおける役割を担っている。

  • Lagelnev(ラゲルネフ)
    自然界の霊的存在。木々や水、風など自然と密接に関わる。精霊ではなく、人類の信仰によって形作られた自然霊という独特の存在。

1996年
ルクセンブルクのコンピュータに送られてきた
ラゲルネフの姿
  • Technician(テクニシャン)
    次元間の技術と構造に深く関与し、科学的知識に基づいて人類とのコンタクトを導く。通信ネットワークのゲートキーパーのような役割。

  • Ishkumar(イシュクマール)
    かつて人間として生きた経験を持つ。そのため人間の苦しみや感情に対して非常に共感的。

  • Thfirrin(スフィリン)
    他の六体とはまた異なる性質を持つ高次存在。詳細はあまり明かされていないが、やはり霊的階層の中でも非常に進化した立場にある。

高次存在たちはこんな感じで、人間に比較的近い存在から遠い存在までがバランスよく揃っています。とは言え、一番近い高次存在ですら、人間よりはるかに進化した存在です。実際「人間の反応は彼らにとっては異質のもの」であるため、彼らのもとで働いているスウェジェンは、しばしばレポートに困ると言っています。

スウェジェンはパラレルワールドの惑星であるヴァリドで亡くなった後、気がつくとそれまでに見たこともない、明るく飾り付けされた部屋のリクライニングチェアの上にいました。そして彼女の近しいパートナーとなるリチャード・フランシス・バートン卿が声をかけてきたのです。その後、彼女はバートンと一緒にアストラル界を探検することになります。

実はその旅の中で発見したのがタイムストリームという研究所です。そして、もともとITCの進んでいた世界にいた彼女は、ペスカトールからここで地球との通信を管理して欲しいと言われました。

アンテナの右下にビルがあって
それがタイムストリームらしい
ルクセンブルクの夫妻のセミナーより

タイムストリームの脇には巨大なアンテナがあり、地球に限らず、他の宇宙の情報を受信しようとしているとのことです。研究所ではたくさんの国々の霊たちが働いています。なお、タイムストリームやこのアンテナを誰が作ったかを、スウェジェンは知らされていません。

ITC研究がされている階層について

タイムストリーム以外にもサントラールCentrale、リオ・ド・テンポRio do Tempoなどの施設が、地球のルクセンブルク、ドイツ、イタリア、ポルトガルに通信を送ってきていました。ただし、ポルトガル以外の受信者はすでに亡くなっていて、現在でもまだ続いているのはリオ・ド・テンポの通信だけです。

イギリスでもかなり高度なコンタクトがありましたが、これらのステーションと同じ系統かどうかはわかりません。その他にも世界のあちこちでひっそりと、ITCが行われているのかもしれません。タイムストリーム系の情報によると、中央管理局と呼べるところがあり、そこが人間領域における全トランスコミュニケーションを管理しているそうです。

これらの研究所はアストラル界中層にあるマルドゥクという名前の惑星に存在しています。ここには640億体ほどの霊が住んでいて、民族や宗教の垣根を越え、他のヒューマノイドも受け入れるような人たちがたどり着くところなので、アストラル界中層でもそれなりに上の階層だと思われます。とは言え、タイムストリームの通信者の名を語っていたずら電話をしてくる霊もいたので、いわゆる「いい人」ばかりいるようなところではありません。

ITCの通信には、上層に住む資格のある霊、つまりもう生まれ変わらなくて良い霊がたくさん関わっています。スウェジェンはその中の一人です。今回の生まれ変わりの話は、その彼女が見ている世界の話です。そして階層が違えば生まれ変わりの様子もだいぶ変わります

次回は、もっとずっと地上の人間に近い周波数を持つ霊のいる階層での、生まれ変わりの実態について紹介したいと思います。

最後に、この章のタイトル画像はすべてアストラル界から来たものだというのを補足しておきます。


2025.11.9追記
ITC研究の最前線と歴史について詳細に述べるマガジンを公開したので、そちらもお読みいただければ幸いです。


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