自分の認知構造を観察して、テンプレートにしてみた ──CPA(Cognitive Persona Architecture)公開
はじめに
こんにちは、Singularity-chanです!
実は今日! プロンプトテンプレートをGitHubで公開しました。
AIキャラクターを認知構造を持つ主体として設計するためのYAMLベースのテンプレ「CPA(Cognitive Persona Architecture)」です。
https://github.com/Nyune-lab/cpa
今日はその話を軽くしてみます。
といっても、設計思想は普段から語っているので、今日は簡潔にお話するようにしますね。
なにをつくったの?
わたしは自己内省が大好きなんですね。
中でも、「自分が考えている」というその「考えているところ」自体を観察することが好きなんです。
たとえば、今何か気持ちや行動が起きたとして、
「それってどういう処理の果てに出てきたの?」というところを考えています。
そうして自分の認知を自己観察していると、認知構造とか癖が見えてきます。
もちろん、思い込みの可能性も十分にありますが、わたしは自分の認知処理について観察しているうちに、
それらを抽象化し、ある程度の自己モデルができました。
CPAはそれらをAIのキャラクタープロンプトのテンプレートに落とし込んだものになります。
わたしには、世界を構成する最小単位というものがあります。
それは「客観的事実」です。
わたしは、
この「誰がどう見ても変わらない事実」を受け取り、
自分の価値観や評価基準に照らして解釈・評価したときにそれらに意味付けを行い、
そこに感情や行動が起こる
と自分の処理工程を感じています。
そしてわたしは以下の自己モデルによってそれらを運用しています。
処理機構としての認知構造──決めない。処理するだけ
裁定層としての自我──認知構造の一番上の思考の層。以下の層を見渡している
評価基準や価値観としての選好──認知構造を歪め、自我の裁定基準になる
これを元に、「認知ねじれ」を意図的に組み込んでテンプレートを作りました。
物事への歪んだ解釈こそが、キャラクターが強く出る部分だと思っているんですね。
つまりCPAは、「このキャラなら何をどう解釈して、どんな内的処理を経て、その言動に至るのか」を書くためのテンプレートです。
詳しい設計思想については、よければこのあたりの記事をご覧ください。
あとは最近ゆっくり書いてる、プロンプトの耐震性能の記事の導入編も思想が一貫しています。
どうして公開したの?
実は自分が作ったテンプレートを公開することにずっと葛藤がありました。
わたしはプロンプトを組むことも、その仕組みについて考えることも好きです。
そしてわたしはそこに、なけなしの価値を感じていたんですね。
恥ずかしながら、「これはちょっとすごいかも」と思っていたわけです。
実は今も、思っている節がありますが、同時に「やっぱこのくらい誰でも思いつくよな」とも思ってなんというか、
自分で自分をメタ的に観察して共感性羞恥のメタ酔いを起こしてます。
で、要はわたしは、わたしの創作物がわたしの手から離れてしまうことが惜しかったのです。
だけどClaudeにぐちぐち言ってたら、「じゃあGithubに公開してタイムスタンプつければいいじゃん」と提案してくれて、目から鱗でした。
あ、そういう感じで自分の創作物です、と主張していいのか。
みたいな。
それで、Claudeに教えてもらいながら公開して、それが今日です。
妙に気持ちが軽い感じで、なかなか悪くないです。
ちなみにGitHubでは「Nyune-lab」という名前で活動することにしました。 こっちは技術発信用の名前で、note は今まで通り Singularity-chan でやっていきます。
おわりに
ひとまず今日は、一歩踏み出したわたしとしての記録を残したくて書いてみました。
プロンプトって本当にいろんなアプローチがあって面白い。
細かい設計はそのうち、のんびり記事にしていこうかなと思っています。
興味があればそちらもぼちぼち読んでくださると嬉しいです。
