ヤクヨウサルビア(コモンセージ)を用いた各種園芸用土での生育比較1ヶ月目(乾期を経て)の結果!
まだ1ヶ月ほどしか経過していないのですが・・・
割と目に見えてハッキリした生育結果が出てきています!これは驚き…
ではレポートしていきましょう!

まずコチラは現在8/6時点の実験区画全体像。
7月の末あたりから雨降り日が徐々に増えてきまして、晩夏〜秋までの雨季に入りました!
ということで乾期ステージでの観察結果。ほぼ水道水水やりのみです!
1ヶ月前はざっとこんな感じでした!
ラベンダーと同じシソ科ハーブながら、しっかり大きくモサモサと旺盛に育っているのがわかりますね!
これぞ葉物ハーブの醍醐味、成長が早い点!
①軽石(小粒)

ホームセンターで購入できる一般的な火山灰の小粒のもの。ちなみにコメリ購入です。
②エゾ砂

③富士砂(溶岩粒)

読んで字のごとく、富士山の山麓で採取される富士山の火山灰…ではなく溶岩粒に近い用土。
うっすらと全体に黄色いのでおそらくチッソ分が少ない用土だったのでしょう。
おまけにやや葉っぱも細いので水をあまりうまく得られていない感じがしますね。
④赤玉土小粒

驚いたのが、最も栄養分の無い用土⑤に比べてもやや栄養素を供給しているような様子が見られている点でしょうか。
赤玉土にはごく絶妙に作物を成長補助する栄養分(チッソ分)を持っているようなのです。
赤玉土単体でも作物を育む能力があることに驚きました。
⑤海底堆積型泥岩粒

いっちばん、明らかに栄養不足で育っていないのがこの⑤の用土でした!
他の用土と比べて育ちの差が明白です!
もはやパーライトで植え付けているのと同じような挙動ですね。
あるいは泥岩に含まれるミネラル分が成長を抑制している可能性も疑われる余地があります。
とにかく栄養素を持たず無機的で、とにかく降り注いだ水分をすぐさま下へ流すという用土性質が観察できました。
うまく活用すれば雨の多い地域でも水分を嫌うハーブ栽培を可能にする用土かもしれません。
⑥園芸培養土

もっともバイオマス量が多く、大きく成長を見せているのがこの用土です。
有機質用土の黒土や腐植分を多く含んだ培養土なので保水性はピカイチであり、雨の降らない乾季であってもチッソ分の供給も存分に行えているようです。
反面、これからの8月9月と雨の多い時期でその保水性の高さが根腐れなどを起こさないかかが見ものですね!
⑦赤玉土&黒土ブレンド

現状、⑥の用土ほどには成長量が追いついていないようです。
が、チッソ養分を供給する黒土をブレンド用度に含んでいるので順調に大きく育っています。
⑧赤玉土&泥岩粒ブレンド

やはり栄養素を持たないことを明確に示しているのがこの⑧の用土。
泥岩粒の割合を増せば増すほど用土が持つ作物の成長栄養分を断てるようです。
じっくり育てたいラベンダーやマジョラムなんかの栽培に向く感じがします。
詳細なコメントをしていく。

まず隣り合っているそれぞれ用土の種類としては同じ火山灰に分類される「軽石」と「エゾ砂」。
どう異なっているかというと、産地。
産地が異なるということは、それぞれの軽石を構成するマグマ成分の元素比率が絶妙に異なってくるという意味です。
でき方は同じなのですが、マグマが含む火山ガスや水蒸気の量によって発泡の仕方が異なりますから、それが園芸用土として用いられた時に含水率や水はけ、しまいには微量栄養効果すらも異なってくるのです。
それらを勘案して乾季1ヶ月目を経験した現状を見てみると、どうやら北海道樽前エリア産の火山灰であるエゾ砂がコメリ販売の軽石に比べてチッソ欠乏の症状を与えているようでした!下の葉っぱが黄色いんすね!
クロロフィル(葉緑体)量が少ないために、光合成の役名を終える葉っぱ寿命が短いようです。
おまけに葉っぱが細まっているので、保水性も軽石(小粒)に比べてエゾ砂は低いようです。
同じ用土種類のエゾ砂と比べて軽石はなぜだかチッソ分供給が比較的マシに行えているよう?でした。
見るからに葉っぱの量(バイオマス量)が多いんですよね。

観察していておもしろいぐらいの明白な生育差を生み出していたのがこの「泥岩粒(砂)」と「市販培養土」でした!
作物の成長栄養という観点からみたらもはや天と地の差!
8つの用土サンプルの中でももっとも育ちが悪い「泥岩粒」は全くの無栄養!ということが認められました!
いや、比較して最下位ということですね。無栄養とは言い切っちゃマズいっすな…
まず透水性がピカイチで悪く言えば保水しないことで、セージの葉っぱが細く畳まさっています。明らかな水不足の症状です。
そして全体的に黄色いのはクロロフィルの低減、つまりチッソ欠乏ですね。
それらを全開にぶっちぎっているのが、元肥入りだった「市販培養土」。
ほぼほぼの黒土です。地中海作物農家の目線から見るとむしろ不健全を疑うほどの葉っぱ量と葉っぱの大きさ。
水分よし!チッソ栄養良し!というまさに栄養学的に対照な観察となっています。黄変した葉っぱが1枚も見受けられないのがむしろスゴい。。。
8/15追記。

用土サンプルでは健全成長をみせているのがわかる。
海性泥岩砂で植えているサルビアサンプルが、ついに枯れ寸前の態様をみせました!
水条件について、ほかの実験サンプルでは水不足を訴えている株はなかったので、おそらくですが高確率で土壌栄養不足を訴えているのではないか?と推察しています。
〜関連記事リンク〜
〜サルビア以外の作物への泥岩砂の適用など〜
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