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挫折マネジメント|内発的動機で再スタートさせる3条件【永久保存版】

もし、あなたの部下や子どもがなにかに本気で打ち込んで、運や実力不足で挫折を経験した時、

それ以降ひねくれてしまい、
自分で考えるのをやめて、いつも誰かのせいにする他責人生」をスタートするのか、
同じこともしくは違うことにまた挑戦して、自分で考え続ける自責人生」を再スタートするのか

この分かれ道は今回の3条件があるか無いかです。

この3条件が整っていれば「良い挫折」、ひとつでも欠けたら「悪い挫折」に入ります。上司として、親として、この3つは忘れないようにしたいと考えて急ぎ記事にしました。それでは、どうぞ!👇

部下・子どもが内発的動機を保って立ち直る3条件は

  1. 居場所

  2. 自覚 = 負けを認める

  3. 自分で選び直す

【条件1】居場所

▶︎挫折した時、まず確保しなければならないのは、本人の居場所

何かに本気で打ち込んでいる時、たとえきっかけが外発的な動機(親からやらされた、友達が誘った等)で始まったものだとしても、本人にとっては自分の存在意義すらかけてしまうほど重要なものになっています。それが、挫折によって危険にさらされたり、大きな否定を受けたりすると、自分の居場所も一緒に失うことになります。この時、もし家庭や職場に居場所が無ければ、自分の存在価値を本当に失ってしまったと実感してしまい、何かに本気になることを2度と選ぼうとしなくなります。「私にとってのあなたの存在価値はその失敗だけでは決して揺らがない」と声をかけて、まずは居場所を確保してあげてください。

▶︎上司や親は自分の心を先に守ろうとしがち

まわりは、本人が存在価値すら失いかけていることにすぐには気が回りません。特に親や上司の視点では、期待していただけに同じ悲しみや絶望をまずは感じてしまいがちです。その挫折感は、自分自身を否定されたようにも感じるため、親や上司は自分の心や存在価値を守るための反射を繰り出そうとします。その結果、「そんな結果で恥ずかしい!」、「わたしの責任では無い」といったニュアンスの言葉が口をついて出てくるのです。これらは、本人の居場所を完全に閉鎖する言葉として突き刺さるので、思っても絶対にこらえてください。もし、家庭や職場に「居場所がない」と感じさせてしまったなら、他の居場所を探し始めるでしょう。

【条件2】自覚 = 負けを認める

▶︎挫折を自覚するとは、実力不足での負けを認めること

挫折したとき、その最も苦しい瞬間はそのことを自覚する時です。例えば、何年もかけて勉強した高校・大学受験での失敗、一途に尽くして本気で信頼していた恋人の裏切り、自信満々で取り組んだ就職活動の転落、など、「本人が自分で始めて、本気で取り組んだことからの失敗」ならどんなものでも"挫折"に当てはまります。その挫折した事実自体を認めない人も大勢います。なぜなら、挫折を認めるプロセスは、挫折経験における苦しさのピークであり、挫折を認めなくても身体は生きていけるからです。挫折を自覚することとは、端的にいうと、「心の底から負けを認める」ことです。勝ち負けがない挫折もあるかもしれませんが、自分の実力(運を含む)が必要なレベルに達していなくて、得たい結果が(間接的に他者に取られることで)得られなかったと解釈して、実力不足を自認したら負けを認めたことになります

▶︎挫折感は自覚しなければ永遠の足枷となる

挫折感から逃げても、身体は引き続き生きることは出来ます。食べて、飲んで、寝たら、生命活動は維持できるのですから。ただし、挫折感は、絶対に消えません。忘れられません。なぜなら、忘れられない失敗や裏切りの記憶こそが「挫折」だからです。

もし、負けを認めなければ、この挫折の記憶は、心に巣食うトラウマとなって「何かに本気になることを2度と選ばせなくなる」だけでなく、「自分の実力以外の要因のせいにするクセをつけさせる」ようになります。努力をリスクとみなすだけでなく、努力の有効性を否定するマインドセットになってしまうのです。しかも、適切な時期を逸すると永遠の足枷になります。時を経て負けを認めたとしても、今度は上記のクセが抜けなくなるからです。

【条件3】自分で選び直す

▶︎再起の選択肢は他人に選ばせてはいけない

3つ目の条件は、特に子どもの親がミスしがちなポイントです。それは、再起の選択肢を過小に提示したり、強制したり、本人の選択を否定したりすることです。本人の内発的な動機づけを担保したまま、挫折から再起を図らせるには、「もう一度やってみたい」、「次はこうしてみたい」、「新しくこれに挑戦してみたい」といった本人の意思が必要不可欠です。

その意思が、たとえ挫折するまで取り組んでいたことと異なる選択肢だったとしても、上司や親はその意思を受け止め、可能な限り見守る必要があります。リソースや制約の問題でそのような潤沢な選択肢を提供・支援出来ない場面もあるでしょうが、その事実をあるがままに共有することと、頭ごなしに否定することは似て非なる対応なのです。

再起の選択肢は、挫折者本人の内発的な意思を待てない者に選ばせてはいけません。

▶︎他人に選ばせると言われたことしかやらなくなる

もし、内発的な意思を待たずに、「⚫︎⚫︎やったほうがいいんじゃない?」「⚫︎⚫︎をやりなさい」「⚫︎⚫︎をしてはいけません」と選択肢を半ば強引に提示したり、はたまた強制したりすると、その選択に従った挫折者はその瞬間から自分の可能性よりも他者からの意見に信頼を置くようになります。聞こえはいいですが、他人のせいにすることが多くなり、自分の頭で考えなくなります。言われたことしかやらなくなるのです。

自分の心の声や可能性からは目を背け、自分の感情を誤魔化し、他者の批判ばかりする人になっていくのです。感情や意思から目を背けて10年くらい経過すると、もう自分の心の声を再発見することも、自分の本当の感情を自覚することもかなり難しくなります。そうなると、条件1や条件2が時間差で満たされてももう手遅れで、やはり思考のクセが抜けなくなってしまうのです。

■まとめ〜「挫折」は適切にマネジメントすれば必ずチャンスになる〜

挫折は、必ずしも「大学受験失敗」や「就活失敗」、「スポーツなど勝負事での大敗」などわかりやすい競争におけるものだけとは限りません。恋愛や友情での失望や親子関係での失望など、赤の他人からすると「挫折」と呼ぶには大袈裟ととらえられそうなものも含みます。本気で信頼したり、本気で取り組んだら、全てに挫折の可能性が含まれてくるのです。

ゆえに、挫折とは避けられない人生のエッセンスです。しかし、それが「再起と本気をはばむ足枷」になるのか、「新しい挑戦と自責思考へのチャンス」になるのかは、今回の記事を通して、本人の力だけでは如何ともし難いことがわかりました。今回の3条件のうち、少なくとも1は本人外のサポートが必要なのですから。

繰り返します。

部下や子どもが挫折から自分を立て直し、再び内発的に歩き出すために必要な条件は、以下の3つです。ひとつでも欠けたらうまくいきません。

•居場所:失敗しても、あなたの価値は変わらないと伝えること

•自覚:逃げずに、自分の実力や状況を真正面から認めること

•自分で選び直すこと:他人の期待ではなく、自分の意志で次の一歩を決めること

この3つが揃えば、どんなに深い挫折でも、必ず「人生の中で最も意味のある出来事」に変わります。
逆に、たった一つでも欠ければ、その挫折は長期的な自己否定と責任転嫁の温床になってしまうでしょう。

あなたが今、上司として、親として、誰かの挫折に直面しているなら、どうかこの3条件を思い出してください。保存するなら、スキとフォローがおすすめです!ポチッとどうぞ👆

■きっかけ

わたしの知り合いに、一方は甲子園一歩手前の高校球児から挫折して地方公務員、もう一方はプロの音楽家から挫折して地方音楽教室教師という組み合わせで、あまり他人に優しさを見せたり弱さを見せたりしない夫婦がおりました。どちらもなにかに本気で打ち込んで、挫折しています。話を詳しく聞くと、3条件が揃わない立ち直り方をしていたようでした。

こんなことを語っているわたし自身も、挫折が一切無かったかというと嘘になります。

おそらく、挫折を味わってこなかった人というのは、本気で打ち込んでなお人生で一回たりとも失敗しなかった類稀なる強運(0.00001%以下)の持ち主くらいではないかなというのが私の持論です。「本気で打ち込むことがなかった人」も挫折経験がないのでは?と思うかもしれませんが、子ども時代まで遡ると、夢中になって遊んだり取り組んだことはきっとあるはずで、どこか記憶に残ってない時点で挫折し、3条件を満たさずに「本気を諦めた」勢になったのだと私は考えます。

性善説すぎますかね(笑)

そんな私が挫折を味わった時は、幸運なことに妻や(今は亡き)祖母がそばに居たりしてくれていました。条件1だけなら、子どもたちの存在も今は大きいです。

挫折からきちんと内発的な動機を維持して立ち上がることが、私や妻はできて、なぜ知り合いの夫婦は出来なかったのか?ふと疑問に思ったのでヒアリングや思考を通じてまとめてみることにしたのが、今回の記事のきっかけです。

妻は中学時代に恋愛で挫折したとき、友人に恵まれて(居場所)、悲しいかな浮気現場を直接目撃し(負けを認め)、「あいつなんか絶対見返してやる」と思考を切り替えた(自分で選択)という3条件が揃って無事に復活したよう(しかも何回も何回も)

妻のエピソード

まとめてみて思ったのは、こんなたった3つの条件だけが揃ってないせいで、他責人間や自分の頭で考えない思考停止派が生まれてしまうのなら、このことを多くの人に伝えなければ!という使命感でした。記事の冒頭で「急ぎ記事にしました」という書き方になったのはそういう訳でした。

考えてみれば単純な条件ですが、一生を左右する重大な条件でもあるので、身近な人にぜひ本記事シェアしていただけると嬉しいです。

以上です。

長文お付き合いくださりありがとうございました。

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