筋トレの呼吸法は「吐く・吸う」じゃない|知らないと一生伸びない「腹圧」の真実
こんにちは!家トレを8年継続している、とりむねです。
筋トレのやり方を調べると、ほぼ必ずといっていいほど出てくるアドバイスがあります。
「ダンベルを上げるときに息を吐いて、下ろすときに息を吸いましょう」
筋トレの入門情報として、ネットに山のように出てくるやつです。僕も最初はそうやって覚えました。疑いもしなかった。
でも、8年間家トレを続けて、今では片手40kgのダンベルベンチプレスでセットを組むようになった僕から言わせてもらうと
これ、半分正解で半分間違いなんです。
むしろ、この「常識」のまま続けていると、力が出ない・ケガしやすい・成長が止まる、というループにはまる可能性があります。
今日は、呼吸法の「よくある誤解」と、実際に使えて再現性の高い正しい方法をお伝えします。
独学で家トレしてる方に、特に刺さる話だと思います。
筋トレの呼吸法は「息を吐く」が正解なのか?
ダンベルを上げる動作(ポジティブ動作)は、筋肉が収縮して力を発揮する瞬間です。
この局面で息を吐きながら動く、というのは、確かに「なんとなく自然」に感じますよね。
力を入れるときに「ふーっ!」と息を吐き、吐き切ったあとにたっぷり息を吸い込む。
これ、特にネットで情報を得て独学で学ぶ自宅トレーニング勢には、「息をどこまで吐くか・吸うか」のニュアンスが文章だけではなかなか理解できない。
多くの方が、動作終了後に「息を吐ききっている」状態かと思います。
腕立て伏せなら、床を押して体を上げた時点で息を吐き切っている。その後、体を沈めながらたっぷりと息を吸う。
でも、このやり方には重要なことが抜け落ちてしまうんです。
それが「腹圧」の概念です。
筋トレで息を吐き切ると弱くなる理由
結論から言うと、息を吐き切ってしまうと、腹圧が下がり、体幹がぐらついて力が出なくなります。
腹圧というのは、お腹の中の圧力のことです。息を吸い込んでお腹に圧をかけると、体幹(胴体)が安定します。
この安定があってこそ、手足から大きな力を出せるんです。
ちょっと想像してみてください。
息を完全に吐き切った状態で、重たい荷物を持てますか?
おそらく、「なんか力が出ない」「体が安定しない感じ」になりませんか。それが腹圧が抜けた状態です。
僕が片手40kgのダンベルでベンチプレスをセットで組めるのも、この腹圧を意識してきたからだと確信しています。
腹圧が抜けた状態でダンベルを保持しようとすると、体幹がぐらつき、肩や肘への余計な負担が増えます。怪我のリスクも上がります。
重量が重くなればなるほど、この差はもっとはっきり出てきます。
「上げるときに息を吐く」を忠実に守って吐き切ってしまうと、まさにこの状態になるわけです。
筋トレは「吸いながら下ろす」も間違いな理由
「上げるときに吐く」だけじゃなく、「下ろすときに吸う」も、実はそのままでは問題があります。
ダンベルを下ろす動作(ネガティブ動作)は、筋肉が伸びながら力を出して耐える局面です。
一般的に「ネガティブは楽」と思われがちですが、実は筋肥大においてはこの局面がかなり重要です。
ゆっくり耐えながら下ろすことで、筋肉に強いストレスがかかる。
ところが、息を吸いながらダンベルを下ろすとどうなるか。
吸う動作に意識が向くと、体幹が不安定になります。「吸いながら」では腹圧の維持が難しい。
つまり、下ろすときも「しっかり吸いながら」は適切じゃないんです。
「上げるときは吐く、下ろすときは吸う」。これは呼吸のリズムとしては覚えやすいかもしれないけれど、腹圧という観点から見ると、どちらの局面でも体幹が不安定になりやすいやり方なんです。
筋トレ中級者を目指すなら、ここは絶対に知っておいてほしい話です。
正しい筋トレの呼吸法【腹圧を維持するやり方】
では、実際どうすればいいのか。ここが今回の記事のメインです。
● ダンベルベンチプレスの呼吸
僕がダンベルベンチプレスで実践している呼吸の流れを、できるだけ具体的に書きます。
① セットに入る前:しっかり息を吸い込む
ダンベルを膝に乗せ、体を後ろに倒す前に、大きく息を吸って腹に圧力をためます。「腹を膨らませる」というよりは「腹を固める」感覚です。
ここで腹圧を高めておくことが、すべての土台になります。
② ダンベルを上げるとき:息を止めつつ10%だけ吐く
「吐く」というよりも「ほぼ止めたまま、ほんの少し逃がす」という感覚です。
完全に止めたままだと血圧が上がりすぎるため、10%程度だけ微妙に吐きながら上げていきます。
③ 上げ切ったトップ:50%程度吐く
ダンベルを上げ切ったところで、半分くらいを吐きます。ここは筋肉が収縮して一瞬安定する局面なので、ある程度吐いて大丈夫です。
④ 下ろすとき:再度吸って、また腹圧を作る
下ろす前に再び息を吸い込み、腹圧を高めた状態でゆっくり下ろします。
「吸いながら下ろす」ではなく、「吸い込んでから息を止めつつ下ろす」が正しいイメージです。
少し複雑に聞こえるかもしれませんが、慣れてくると自然と体が覚えてきます。
最初は「とにかく腹に圧をかけながら動く」という感覚だけ意識するだけでも、トレーニングの質が変わります。
片手40kgのダンベルでも安定して扱えているのは、この呼吸管理を体に染み込ませてきたからだと思っています。
再現性はあります。ぜひ意識してみてください。
腹圧を高めるならトレーニングベルト(パワーベルト)が最強
腹圧の感覚、最初はなかなかピンとこないかもしれません。
そういう方に一番おすすめしたいのが、「トレーニングベルト(パワーベルト)」の使用です。
僕も普段の筋トレでずっと使っています。
脱着がしやすく、コスパ良く初心者にもおすすめなのが「ナイロンタイプ」。ナイロンタイプのおすすめはこちらのモデル。
ナイロンタイプよりも腹圧効果が高い、僕が現在メインで使っている「本革タイプ」のトレーニングベルトはこちら。
サイズは「Mサイズ(ワイド)」を選んでいます。
ベルトを腰に巻いた状態で息を吸い込むと、お腹がベルトに押し返されて「これが腹圧か」という感覚が一気に分かりやすくなります。
高重量になればなるほど、この腹圧の感覚が大事になってきます。ベルトはこの感覚を体に教えてくれる最高の道具です。
初心者の方でも、ベルトをつけた瞬間から体幹の安定感が変わって、「こんなに違うのか」と驚くことでしょう。
トレーニングベルトの選び方や具体的な使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。
家トレでの活用方法も含めてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください👇
腕立て伏せでも使える筋トレ呼吸法
「自分は高重量のダンベルを使ってるわけじゃないし…」という方にも腹圧の考え方は有効です。
この腹圧を意識した呼吸法は、腕立て伏せなどの自重トレーニングでもまったく同じように使えます。
腕立て伏せで体がぶれたり、腰が落ちたりしやすい方は、腹圧が抜けていることが多いです。
試しに、腕立て伏せの前に息をしっかり吸い込んで腹に圧をかけてから動いてみてください。
体幹が固まって、動作が安定するのが分かるはずです。
家トレだからこそ、こういう細かい部分を丁寧に磨けます。
ジムで他の人を横目に焦りながらやるより、自宅でじっくり感覚を育てる方がずっといい。これは8年間家トレを続けてきた僕の確信です。
まとめ|筋トレは「息を吐く」ではなく「腹圧を保つ」
最後にまとめます。
「上げるときに息を吐く」は半分正解で半分間違い
吐き切ると腹圧が抜けて、力が出なくなる
下ろすときも「吸いながら」ではなく「吸い込んでから止めて」が正しい
大切なのは呼吸のタイミングより、腹圧を維持し続けること
ベルトを使うと腹圧の感覚をすぐに体感できる
腕立て伏せなどの自重トレーニングでも同じ考え方が使える
次のトレーニングから、ぜひ試してみてください。
「吐く・吸う」ではなく「腹圧」を意識するだけで、同じ重量でも全然違う感覚になります。これは理屈じゃなくて、体でわかります。
呼吸を意識して体幹を固めた状態で動けるようになると、トレーニングが一段階深くなる感覚があります。そして、筋トレがもっと面白くなります。
一緒に丁寧に積み上げていきましょう!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
✳️これから家トレを始める人へ|迷ったらこれだけ揃えればOK【筋トレ器具まとめ】
家トレを始めようとすると、ほぼ全員がつまずくのが「結局、何を買えばいいのか分からない」という問題です。
僕自身も同じでした。調べれば調べるほど迷い、気づけば何も始めていない。今振り返ると、あの時間が一番もったいなかったです。
だからこそ、以下の記事では、8年間の家トレ経験から「最初に揃えるべきもの」を結論ベースでまとめています。
遠回りしたくない方は、ここからどうぞ。
迷ったらこれを選べばOK。「ダンベル」の結論はこちら↓↓
失敗したくない人向けの、トレーニング効率を一気に引き上げる「ベンチ選び」の結論はこちら↓↓
筋肉をつけるために外せない「プロテイン選び」の結論はこちら↓↓
もう迷いたくない人へ|僕の必須アイテムをすべてまとめた「間違いない家トレアイテムまとめ」はこちら↓↓
器具選びは、一度間違えると遠回りになります。
逆にここを正しく決めれば、家トレは一気に楽しく継続できるようになります。
迷っている時間を減らしたい方の参考になれば嬉しいです。
✳️本気で体を変えたい方へ
僕のnoteでは、「家トレ・宅トレは続かない」という悩みを解決し、自宅で理想の体を手に入れるための方法とマインドをお伝えしています。
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