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とくめい月報・2026年2月:上の子の誕生日、実家旅行と介護問題、IPS、AIでオルカンを理解、スマホ脳疲労の削減、等等

少し早いが、今月もなんなんと月報である。


育児:上の子が5歳の誕生日を迎えるなど

今月は上の子の5歳の誕生日であった。家族で手巻き寿司を食べ、スペインのCAVAを飲み、ケーキを食べて誕生日をお祝いした。親である我々と義理の母から各々警察や消防のレゴをプレゼントしたら子供が大喜びであり、親としても見ていて大変に嬉しかった。お金自体は多少かかる程度であるけれども、昔にKrug等の高級シャンパンを飲み何万円もする鮨屋に一人で行っていた時と比べると、幸せの度合いでいくと明らかに今の方が幸せであると感じている。

先月に紹介したWealth Ladderの書籍でも、「Lv.3(金融資産10万USD~)以上にいる場合、お金が増えて幸福度が高まるのは、あなたがすでに幸せな場合に限られる。レベル3~6で不幸を感じている人は、お金が増えても解決策にはならない可能性が高い。」と言う事が書いてあったが、これは個人的に腹落ち感がある。

勿論ある一定以上の経済的な安定と余裕がある方が幸せは得やすい一方で、今そこにある幸せをきちんと見出す・味わう事は重要であると感じている。例えば勿論Krugはおいしい。とは言え、CAVAも瓶内二次発酵で製造されている面ではシャンパンと類似しており楽しむには十分であると感じている(注)。今そこにある家族の幸せを見出すのは重要であるように感じている。

注:ワインについての余談

余談になるが、自身はこうしたワインの基礎知識を、以下のWSET資格のLevel 2まで取得する事で得た。Level 3以降になると数か月単位でのより本格的な勉強が必要になり本当にワインが好きな人以外には重たいように思うが、Level 2位であれば週末に講習に出たり幾らか試験対策する位で1か月かからない程度で取得でき、大人の一般教養としておすすめである。フランス、イタリア等の有名所のワインからチリ等のニューワールドのワインまで一通りの知識がつき、レストランでも自分の好みでワインを選択できるようになる他、今回のCAVAの話のように比較的安価にワインを楽しめる知識が付くように思う。基本知識が付けば、後は実際に色々飲んだりAIに聞いたりすれば良いと思う。

旅行:実家近辺に母親を見舞いに行くなど

今月は家族で実家の界隈に帰省し、母親の見舞いに行った。母親もすでに80歳を超え、今回は転倒して骨折し入院が必要になったため見舞いに行く事になった次第である。二人の子供を連れて見舞いに行くと母親はだいぶ喜んで元気が出た様子であり、見舞いに行ってよかったと感じている。

その他、帰省先の近隣にある温泉宿に家族で泊まって楽しんだほか、 森林公園を散策してどんぐりを拾ったり、広大な公園で遊ぶなどをした(まあなんだろうな、自身の実家とは温泉宿や森林公園が普通にある場所なのでありますな)。見舞いという行事でありながら、親子共楽しめる旅行の企画にできたのは良かったと感じている。

一方で、転倒しただけで骨折するなど、親が明らかに老いている状況については悩ましく感じる面はあった。育児と介護の両面作戦になりがちと言うのは遅くして子供を持つことになった場合の「難所あるある」であると感じている。

投資:着々とIPSのターゲットポジションに近づけていく

今月も淡々と、昨年に作成したIPS(投資方針書)(注)に基づいて執行を行った。

自身の手癖として、放置しているとキャッシュ比率が高く保守的になりがち、 投資ポートフォリオについても一発狙いの投機的なポジションが少なくなりすぎ、 安定優良企業への投資比率が多くなりがちという傾向がある。 つまり、リスクテイキングが過少になりすぎな面があるのであるが、 これをIPSに基づいて意識的に、あえてリスクが比較的ある銘柄への投資を増やし、 サテライト投資ポジションを一定量持つと言う自身の方向性に合わせるようなオペレーションを行った。安定優良企業に寄せ過ぎてもそれはそれで分散が利かないのであり、安定優良企業と低相関の幾分高ボルのポジションを一定程度取る事でリスク・リワードを改善できると考えている。

今後も自身の癖を理解した上で、 意識的に「計画的長期投機」を一定程度行うように心がけたいと考えている。

注:IPS(Investment Policy Statement)について

昨今のAIの性能も上がっており、こうしたドキュメントのドラフトこそをAIにさせると効率的である。

例えば、自身の場合は以下のような内容(個人的な数値等は抜いてあるが実際には具体的な金額、年率リターンターゲット、許容リスク、達成目標時期等記載してある)をAIのサポートのもとで文書にまとめて、常にみられる場所に置いてある。その上で、大規模損失発生時等に踏ん張れるように配偶者にも読んで貰い承認を得ている。迷った際にはこちらのIPSに立ち返るようにしている。

下の自身の例でご覧の通り、半ば仕事と言う感じであるし、短期間で大金持ちになるための聖杯ではなく長期で着実に取り組むためのものである。とは言え資産運用を真面目に規律を持ってやろうとなると、こうした文書を一度作成した上で配偶者・パートナーとも合意し、IPSに沿った運用を心がけると将来に禍根を残さず円滑にやれると思う。皆さまもご関心あれば、作成されてみると良いかも知れない。

投資方針書 (IPS / Investment Policy Statement)
主体者: xx家(家計単位の例)
作成日: 20XX-XX-XX(例)
目的: 本書は、xx家が長期で資産形成を行う際の「意思決定の憲法」として作成する。家族・健康・仕事と調和した投資活動を前提に、目標、リスク、資産配分、売買規律、見直し手順を明文化する。(公開用のため、金額・割合・閾値などの具体値は一般化または伏せている。)

1.目標および期日
項目内容(公開用の例)

・金融資産ゴール
長期(例: 10年以上)で金融資産を増やし、将来の選択肢(独立・転職・子育て・住居・介護等)を拡大する。ゴールは「金額」だけでなく「実現したい生活」から逆算し、年1回以上見直す。
・入金力
生活防衛資金と短中期の支出(教育・住居・医療等)を優先したうえで、余剰資金を定期的に投資へ回す。入金額は固定せず、家計の安全性を損なわない範囲で調整する。
・目標リターン(CAGR)
短期の年次目標は置かず、5年・10年といった長期で評価する。実質(インフレ調整後)でプラスとなることを最低条件とし、株式中心ポートフォリオとして現実的な水準を設定する。
・許容リスク
ポートフォリオの最大ドローダウン(例: -20%〜-40%)を事前に想定し、下落局面での行動(リバランス、段階投入、売却の原則)を明文化する。生活防衛資金を毀損しないことを最優先とする。

タイムラインとマイルストーン
・マイルストーンは自由度を表す指標(例: 生活費の何年分、可処分時間の増加、支出の固定費比率、給与以外の収入の比率)で一般論としては設定する。(とは言え、個人的には分かりやすいように金額の絶対値での目標・マイルストーンも作成している)
・到達目標は複数(保守/標準/強気)を置き、相場環境や家計状況の変化に応じて更新する。

(定義と計測)
・計測頻度:毎月末の終値ベース(月次時価)で、TWRにて評価する。
・最大ドローダウン:過去一定期間(例: 36か月)の月次残高に対するピーク・トラフで測定する。
・基準指数:パフォーマンス/リスクの参照として、グローバル株式指数(例: MSCI ACWI等)を用いる。

2. ベースアセットアロケーション
・株式 [例: 60%〜80%] / 現金 [例: 20%〜40%] を基本とする。
・株式部分はグローバル株式を中心に構成し、国・セクターの偏りを抑える(大中型株中心を基本とする)。
・現金は、(1) 生活防衛資金(例: 生活費の6〜24か月分)と、(2) 機動資金(暴落時投入用)に分け、用途と優先順位を明確にする。
・リバランス規律: 基準配分から ±[例: 5%] 以上乖離した場合、[例: 四半期]ごとにリバランスを実施する。平常時は[例: 半期]ごとに見直す。
・暴落時のルール: 市場が大きく下落した局面では、事前に定めた「下落率の区分」「投入回数」「投入比率」に従い、現金を段階的に投入してフルインベストメントに近づける。(公開用のため、具体的な閾値・配分は伏せる。)
・補足(段階投入):各段階の到達判定、リセット条件(例: 直近高値の更新時の扱い)をあらかじめ定義し、恣意性を減らす。
・通貨方針:株式は原則として為替ヘッジなし(アンヘッジ)を基本とする。現金は基準通貨を中心に保有し、必要に応じて複数通貨へ分散する。

3. 株式銘柄選定方針
・コアポートフォリオ:持続的に高い収益性(例: ROE/ROIC)と再投資機会を持ち、参入障壁(Moat)によって競争優位が長期に保たれる企業を中心に投資する。ポートフォリオの中心(例: 過半〜大半)をコアで構成し、長期の複利を狙う。
・割高銘柄は避ける。企業価値(DCFやマルチプル等の複数手法)に対し、概ねフェアバリュー以下での購入を原則とする。
・株主資本配分の巧拙を重視。自社株買い・配当・再投資の質(ROIC、成長、リスクのバランス)が高い企業を優先する。過大投資や希薄化(過度な増資等)の兆候がある企業は慎重に扱う。
・業種・国際分散を確保。特定国・特定セクターへの偏重を避け、複数地域(例: 北米/欧州/アジア等)に分散する。(債券や代替資産の比率は、家計の状況とリスク許容度に応じて検討する。)
・投資メモを標準化。投資前にビジネスモデル、バリュエーション、経営陣の資本配分、投資仮説(thesis)、主要KPI、想定リスク、退出条件を1ページ程度のメモにまとめる。
・サテライト投資枠:ポートフォリオの一部(例: 最大0%〜30%)を、テーマ型・成長初期の分野に配分し、オプション性と分散を確保する。ただし、サテライトは「失っても生活が壊れない」範囲に限定する。

(品質基準の補強)
・必須条件:資本コストを上回るリターン(例: ROIC−WACC>0)の継続、フリーキャッシュフロー創出力、キャッシュコンバージョンの良好さ、資本性の毀損がないこと。
・デュポン分解:ROEの高さは利益率と資産回転率によって説明されることを重視し、過度な財務レバレッジによる見かけの高ROEは評価しない。
・資本構造(非金融):自己資本比率やレバレッジの下限・上限を設定し、景気後退局面でも資金繰りが破綻しないことを条件とする。
・金融セクター:業界固有の健全性基準(例: 規制資本比率、流動性指標等)に照らして健全であることを条件とする。

4. ポジション管理とリスク・バジェッティング
・銘柄数:集中と分散のバランスを取り、保有銘柄数の上限を [例: 10〜30銘柄] に設定する。上限到達時に新規銘柄へ投資する場合は、既存銘柄の入れ替え(売却)を伴う。定期的にポートフォリオの質を点検し、惰性での保有を避ける。
・ポジションサイズ: 初期投資時は総資産の [例: 1%〜3%] を目安にする。コンビクションが高い場合でも、単一銘柄の上限を [例: 5%〜15%] に設定し、集中し過ぎによる致命傷を避ける。株価上昇等で比率が上限を超えた場合は、リバランスによりリスクを戻す。
・現金管理: 現金は生活防衛資金と機動資金に分け、目的外使用を避ける。

(取引手段と枠管理)
・取引手段:基本は現物株の『買い』を中心とする。レバレッジ、信用、空売り、先物・オプション・CFD等の常態的利用は行わない(例外を設ける場合は別途明文化する)。
・サテライト枠:上限を設定し、評価損が一定水準に到達した場合は新規追加を停止し、投資仮説の再検証(縮小・撤退を含む)を行う。
・執行:原則として流動性に配慮し、1日の約定数量が出来高に対して過大にならない範囲で執行する(例: ADTVの数%〜十数%以内)。
・非常時対応:失業・医療等の家計不確実性が発生した場合、現金比率を一時的に引き上げ、新規投資を凍結する。優先順位は「家計の安全性」>「投資機会」とする。

5. モニタリング・レポーティング
・パフォーマンス測定: ベンチマークは、グローバル株式指数と現金(短期金利相当)を、想定配分で加重したものを用いる。ただし、顧客資金の運用ではないため、過度にベンチマーク対比のパフォーマンスで一喜一憂しない。
・KPI: 年率リターン、最大ドローダウン、リスク調整後リターン(例: Sharpe/Sortino)、売買回転率、コスト(手数料・税・為替)などを追跡する。計算インフラが不十分な場合は、簡易指標でよいので継続する。
・年次見直し: 目標、入金力、リスク許容度、生活環境に変化があれば、毎年末にIPSを更新する。家族の状況や健康状態が大きく変わった場合は臨時で見直す。

6. 運用ガバナンス
・役割分担:運用責任者=本人(最終判断)。共同生活者/配偶者等がいる場合は、重要事項(新規購入、方針変更)の承認プロセスを設ける。
・記録:新規投資ごとに1ページの投資メモを作成・保存する。(週次ログや四半期レビューの粒度は、運用規模と生活負荷に応じて調整する。)

7. その他の方針
・健康と家族を最優先: 投資活動は就業時間外で行い、家族との時間や睡眠・健康を犠牲にしない。
・教育資金: 教育費など特定目的の資金は別枠で積立・運用し、家計の安全性と目的達成を優先する。(例: 子ども一人当たり年間◯万円、18歳時点で◯万円等。具体値は各家庭で設定。)
・税制最適化: 税コストは長期リターンに影響するため、可能な範囲で最適化する。(日本在住者の例: 特定口座(源泉徴収あり)やNISA等の制度、外国株配当の二重課税調整(外国税額控除)を必要に応じて検討する。)

8. 年間基本活動(運用カレンダー)
【月次(毎月・週末の数時間で完了)】
・新規アイデア:定期的にスクリーニングし、少数の候補を深掘りする。投資仮説・主要KPI・リスクを1ページ投資メモに整理。
・ポートフォリオ点検(簡易):価格急変の背景(ニュース・決算・ガイダンス)を確認し、仮説からの乖離がないかメモ。
・現金・通貨確認:生活防衛資金を維持し、機動資金の水準と用途を確認する。
・規律チェック:資産配分の乖離、サテライト枠の上限、単一銘柄上限など、事前ルールの順守を確認する。
・KPI簡易記録:月次の概算リターン、最大DD見込み、当月の売買理由を短く記録する。

【四半期(各四半期末・半日〜1日)】
・Thesis再確認:各銘柄の成長率・利益率・資本効率・財務健全性を点検し、投資仮説の継続性を確認する。
・リスクと配分:銘柄・地域・コア/サテライト比率を再集計し、上限ルールの順守を確認する。
・リバランス:乖離が一定幅を超える場合は調整する。新規入金・配当再投資での調整を優先し、必要に応じて売買を実施する。
・段階投入の実行可否:市場が大幅下落局面にある場合、事前に定めたルールに従って投入を検討する。
・執行レビュー:スリッページや流動性面の問題がないかを確認し、執行方法を改善する。
・ガバナンス:新規購入と方針変更の承認プロセス、投資メモの保存を確認する。

【年末年始(1〜2日・翌年計画)】
・IPS総点検:資産残高の進捗、入金実績、リスク許容度、家族・健康・教育費などライフプランの変化を反映する。
・税務・コスト最適化:配当・譲渡益・二重課税調整等を確認し、年間コスト(手数料・為替・税)の概算を集計する。
・ベンチマーク妥当性:ベンチマークとの差とドライバー(銘柄選択・地域配分・テーマ枠)の寄与を整理する。
・危機プレイブック演習:複数の下落ケース(例: -30%/-40%/-50%)で、現金比率と行動手順を年1回は確認する。
・翌年の実行計画:年間入金計画、重点テーマ、リサーチ対象の仮リストを策定する。

自身のIPSを一般的なテンプレにしたもの

AI・投資:Codexで投資管理アプリを更に充実させる、オルカンの分析を出来るようにする等

今月もAIを利用して投資管理アプリを更に充実させた。育児の隙間時間を用いた日曜大工である。

過去の複数のアプリを1本に統合

具体的には、過去に作成した「金融市場トラッカーアプリ」(=市場の外部環境を理解するツール)、「ポートフォリオ管理アプリ」(=自身のポートフォリオ・ポジション、自分自身を理解するツール)を1つのアプリに統合した。これにより、例えばYTD・年初来での自身のパフォーマンス分析レポートを、「外部環境はこれこれであった、そうした中でポートフォリオのこのオーバーウエイトがプラス寄与した一方でこちらはマイナス寄与した云々」と言った具合に、外部環境と内部環境・自分自身を統合した形でレポートが書けるようになった。バイサイドの投資家向けのレポートと言うのは大概こういう書き方をするものであり、それを自動化したものである。

オルカンの分析を出来る機能を追加

続いてこちらである。世の中オルカン・オルカンと言われているし、自身の複業、PAでの運用についてもMSCI ACWIを一応ベンチマークにしている。このオルカンの中身を詳細に追えるようにしておきたいとは常々考えていた。例えば以下の通り、過去にもMSCI ACWI ETFのポジションを取得して簡単に中身を見ると言った事は従前よりしていた。

因みにMSCIの指数の中身を正確に知りたい際はライセンス購入が必要であり、機関投資家・企業でも高額と感じるライセンス料を払う必要がある。個人で購入するようなものではない。しかしながら、以下の通り、有難い事にBlackrockがiSharesのETFの中身をExcelファイルでダウンロードできるようにしてくれている。個人としてはこれで近似させると言う事で十分と考えている。

このデータを用いて、自動でオルカンの分析が出来るような機能を上記の統合アプリに追加する形でCodexに作って貰った。上位500銘柄までの分析が出来るようになっている。

MSCI ACWI ETF保有上位100社の業種別、地域別構成。上位100社でMSCI ACWI ETF全体の50%程度を占めており、上位100社で見ると情報技術と通信で半分超、米国で8割を占めている事が分かる
2026年YTDでのMSCI ACWI ETF保有上位100社内のベスト・ワーストパフォーマー。AI半導体を提供する側が強く、AIによるSaaSの死関連、AI投資を大量にしているがROIが見えづらいと思われている側がワーストである事が見て取れる
2026年YTDでのMSCI ACWI ETF保有上位100社内の業種別・地域別パフォーマンス。資源・素材・電力・ディフェンシブ等の調子が良い、AI半導体・半導体製造装置提供側の地域である韓国、オランダ、台湾、資源のオーストラリアが良好、日本はまあまあ、米国等冴えない等が見える
Gemini 2.5 flashによる期間内レポート自動生成例

因みに、iShares MSCI ACWI ETFの中身を見ると、米国ビッグテック+台湾TSMCの上位10社で大体ポートフォリオの20%、上位100社で大体ポートフォリオの50%、500社で80%をカバーする。同ETFの保有銘柄は2000銘柄を越える程度あるが、上位500社位を見れば8割がたはカバーされていると言う事である。

また、地域別ではオルカン全体では約2/3が米国であるが上記の通り上位100社を見ると8割が米国、業種別ではオルカン全体では3割弱が情報技術セクターであるが上位100社に絞ると4割が情報技術、通信セクターまで入れると半分以上を占める。

(より詳細を深めたいかたは、上記のBlackrock社のiShares MSCI ACWI ETFのサイトをご参照頂けると、ファクトシートや運用報告書等得られるのでご参考頂けると幸いである。)

この辺を見ると、オルカンは米国・大型株・テックセクターティルトのポートフォリオであると言う事が推察される。オルカンをベンチマークとする際には、一義的には米国・大型株・テックセクターについてどのようなビューを持つか、オルカン対比でどの程度オーバーウエイト・アンダーウエイトするかと言う事が対オルカンとの相対比較でやって行く際には重要である事等が伺われる訳である。こうした事について地に足の着いた理解を常時アップデートされた形で持っておきたい、と感じていた訳である。

自身のツールの生成されるレポートの品質等については幾分改善余地もあるものの、Codexは素晴らしい仕事をしてくれている。半年前に取り組んだ際には中々エラーが消えなかったりエラーモグラたたきがあり、便利だけども段々嫌になってくる時もあった。しかし今は作りこんでいてどんどん良いものにして行けるのでやっていて楽しい。また、報告書についてもGemini 1.5から2.5 flashのAPIを利用するようになり文章の質はだいぶ改善した。2026年のAIの進歩は半年前対比でも著しい事が体感できた。

注:オルカンに興味を持つ・楽しむための書籍紹介

オルカンに興味を持つ、楽しむための書籍としては、上記も一通り読んでみている。企画としては個人的にはとても良い本だと感じている。オルカンを肴に世界一周社会科見学をしているような気分になれてとても良い。

一方で、本書を読むとアメリカには幾分紙幅が割かれているものの基本的には各国を比較的平等に紹介していく構成であり、本書だけを読むと何となくオルカン=世界各国等金額・米国がやや多いにせよ比較的平等なウエイトのポートフォリオ、のような錯覚をしてしまう面もあるように思われる点は留意である。

実際には上記の通り、米国が2/3、情報技術+通信セクターで4割弱の米国大型テック株寄りのポートフォリオであり、例えば本書で紹介されているフィリピン、ペルー、メキシコ等の新興国が全体のパフォーマンスに与える影響は微々たるものである。実際の投資運用のための土地勘を得るには、本書に加えて上記のような形で実際にオルカンのポジションの中身を分析してみると言うのは重要であると感じている。

その他生活面の改善:スマホからの脳疲労を下げる取組

その他、生活改善策として、スマホからの脳疲労を下げる試みをしている。参考になるかたもあられるかも知れないので、iPhoneの事例で以下紹介する。

A. 画面を白黒にする(刺激を落とす)

狙い:色の刺激を減らして“吸い込まれ”を弱める。

設定手順(iPhone)

  1. 設定 → アクセシビリティ

  2. 画面表示とテキストサイズ

  3. カラーフィルタ → オン

  4. フィルタを グレースケール に

(追記)サイドボタン3回で「カラー⇔白黒」を切り替える(iPhone)

白黒(グレースケール)は効果が大きい一方、地図や写真、資料確認などで「一時的にカラーに戻したい」場面もある。そこで便利なのがアクセシビリティショートカットである。右側のサイドボタンを3回クリックするだけで、白黒のオン/オフを即切り替えできるようになる。

設定手順(iPhone)

  1. 設定 → アクセシビリティ

  2. いちばん下へスクロールして ショートカット(アクセシビリティショートカット)

  3. 一覧から カラーフィルタ にチェックを入れる

使い方

  • サイドボタン(右側)を3回押す
    → カラーフィルタ(グレースケール) が ON/OFF 切り替わるようになる。

B. SNSの通知をできるだけOFF + 要約通知で回数を減らす

狙い:割り込み回数を減らして、脳の“中断コスト”を削る。

① 重要性の高いアプリ以外は通知をOFFにする

  1. 設定 → 通知

  2. アプリ(SNS等)を選択

  3. 通知を許可 をオフ
    (または、残す場合は サウンドOFF/バナーOFF など、静かにする)

② 重要性の高いアプリの通知も、「要約通知」を使う

  1. 設定 → 通知

  2. スケジュールされた要約 → オン

  3. 要約を出す時刻を設定(例:昼と夜の2回)

  4. 要約に入れるアプリを選択(SNS/ニュース/ECなど)

人からの連絡(電話・家族のメッセージ)はリアルタイムで通す、アプリからの呼び込み(SNS/ニュース)は止める又は要約へ回す事で注意が頻繁に通知で奪われる事を避けるのが狙い。

C. 視差効果を減らす(画面の“動き”を抑える)

狙い:スクロールや画面遷移の“ぬるぬる感”を減らし、刺激の総量を下げる。

設定手順(iPhone)

  1. 設定アクセシビリティ

  2. 動作

  3. 視差効果を減らすオン

以上のような設定をする事で、体感的なスマホから来る脳の疲労感をかなり下げる事が出来るようになった。特に画面を白黒にするのは疲労感軽減にかなり貢献しているように思い、気に入っている。ご興味あるかたは試してみて頂けると幸いである。

今月のHaving

字数が今月は多くなるので当初スキップしようかとも思ったが、Having・あるものを実感すると言うのは個人的に大事なので、今月も記載しておく。

  • 家族みんなで一緒に眠れる時間がある(子どもが小さい今だけの“ボーナスタイム”だと実感)

  • 子どもたちが今日も元気で、かわいくて、健やかに育っている

  • 子どもが自分から学習(宿題など)をどんどん進めていて成長を感じる

  • 子どもの習い事・運動あそびで、上達や「楽しさに気づく」変化が見られた

  • 朝のジョギングが気持ちよく、体力・タイム面でも前進している(早朝に星を見られた日もあった)

  • 朝ごはんやコーヒーが美味しく、日常の小さな満足が積み上がっている

  • 外食や家での食事が美味しく、食卓の時間が豊か(定食/ラーメン/カレー/寿司・手巻き寿司/ケーキなど)

  • 親子での季節遊び(雪遊びなど)が最高の思い出になった

  • 大きめの公園や自然のある場所で、どんぐり拾い・散策・アスレチック・トランポリン・長い滑り台などを満喫できた

  • 家族で社会的イベント(例:投票)に行けて、良い思い出と学びになった

  • 夫婦で仕事・育児から離れて、温泉などでしっかりリラックスできた

  • 車が家族の移動や予定消化に大活躍し、軽いメンテナンスまで整えられて気持ちが良い

  • 子どもの体調不良があっても短期間で回復し、必要な支援(病児対応など)にも助けられた

  • 配偶者が保育園・家のことなどを多方面で支えてくれて本当に助かった

  • 親子で散髪に行けてスッキリした(これも今だけの貴重な時間)

  • 久しぶりに夫婦で夜の映画タイムが持てた

  • 実家の家族を見舞い、孫との時間が励みになった様子で良かった

  • 子どもがレゴなどで夢中になって遊び、創造の世界を広げているのが嬉しい

  • 子どもの自転車など「できること」が増えてきて、安心感が育っている

  • 子どもの誕生日を家族で祝えて、日常のなかの幸福を強く実感できた(大人は飲み物、子どもはジュースで乾杯、みんなで食卓)

  • 予定が少ない休日に、溜まっていた細かな用事を片づけられた(“余白のある休日”の価値を再確認)

  • 個人用の管理アプリ開発(コーディング)が進み、ものづくりの充実感があった

おわりに

例によってオチはない。WSETのワインの話、IPSの話、AI利活用とオルカンの話、スマホの脳負担削減等、誰かしらに何かしらご参考になれば嬉しく思う。皆さまも充実した日々をお過ごしくださいませ。

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