フランスの家は、なぜ「なんだかお洒落」なのか?その秘密は、3つの“引き算”にあった。
フランス人の家って、お洒落に見えませんか?
特別、高級な家具を置いているわけでもない。
なのに、どこか、統一感があって、心地よい空気が流れている。
こんにちは、sekai.kidsです。
フランスで、たくさんのお宅にお邪魔する中で、私が気づいた、あの「なんだかお洒落」の正体。
それは、彼らが実践している、3つの、驚くほどシンプルな「引き算」のルールにありました。
引き算①:リビングから「ゴミ箱」を、なくす
まず、私が「素敵だな」と感じるフランスの家のリビングには、ゴミ箱がありません。
じゃあ、どこにあるのか?
答えは、キッチンの流しの下など、**見えない場所に「隠されて」**います。
ゴミ箱は、もちろん生活に必要なもの。でも、それと同時に、強烈な「生活感」を放つアイテムでもあります。
この、生活感の象徴が、家族が憩うリビングから一つ消えるだけで、空間の印象は、驚くほどスッキリするのです。
(そして、家中のゴミを集めて回る手間が省けるのも、地味に嬉しいポイントです)
引き算②:部屋全体を照らす「メイン照明」を、なくす
次に、天井の照明。
日本の多くの家では、部屋全体を煌々と照らす、大きなシーリングライトが主役ですよね。
しかし、フランスの家のほとんどは、柔らかな光を放つ「間接照明」が中心です。
フロアランプや、テーブルランプ、壁を照らす小さなスポットライト…。
複数の、小さな光を組み合わせることで、部屋に陰影と、奥行きが生まれます。
この「光の演出」こそが、空間をお洒落に見せる、最も簡単で、最も効果的な魔法なのかもしれません。
引き算③:そして、リビングから「テレビ」を、なくす
そして、これが一番大きな「引き算」かもしれません。
そう、あの大きな「黒い四角(テレビ)」です。
私たち夫婦は、ずっと考えていました。
「あの“黒い四角”が、リビングの中心から消えたら、私たちの生活は、もっと豊かになるんじゃないか?」と。無機質な大型家電。存在そのものがまず、オシャレじゃない。そしてその大型故に、ソファや他の大型家具の配置まで限定してしまう。テレビ。
これ、なくなったら…。お洒落リビングに近づくじゃん。
とはいえ、いきなりテレビを撤去したわけではありません。
私たちは、まず**「家族会議」**を開きました。
議題は、「リビングのテレビを、なくしてみないか?」。
実は、我が家では、もともとテレビは**「モニター」**としてしか機能していませんでした。Chromecastを使い、NETFLIXなどを見るためだけの存在。
だから、息子たちにとって、「テレビがなくなる」ことへの抵抗は、それほど大きくなかったようです。
▼我が家のテレビのお話はこちらの記事で
会議の中で、まず私たち親から、一つの提案をしました。
「テレビの代わりに、“プロジェクター”を導入して、もっと映画館みたいに、映画を見るのはどう?」
この提案に、息子たちの目は、キラキラと輝き始めました。
そして、その直後。
今度は、長男から、最高の「対案」が飛び出したのです。
「いいね!じゃあ、テレビがなくなった分、もっとたくさん、『家族でボードゲームをする時間』を増やすっていうのは、どう?」
…参りました。
親が提示した課題に対して、子供たちが、自分たちで、より創造的で、最高の解決策を見つけ出してきた瞬間でした。
▼私たちのボードゲームの情熱記事はこちらで
こうして、私たち家族は、全員が最高の笑顔で納得する形で、リビングのテレビに「バイバイ」することができたのです。
結果は…最高でした。
スクリーンタイムの代わりに、兄弟で本を読んだり、外遊びをしたり、ボードゲームで遊んだりする時間が、目に見えて増えました。
もちろん、映画を見る時は、プロジェクターの出番。
スイッチ一つですぐに見られるテレビと違い、スクリーンを下ろし、部屋を暗くする、この少しだけ**「手間」のかかる儀式**。
それが、映画鑑賞を、日常の暇つぶしから、**「特別なイベント」**へと変えてくれます。
「わざわざ、見たいものを、自分たちで選んで、準備して、見る」
この、主体的なメディアとの付き合い方は、情報の洪水の中で生きるこれからの子供たちにとって、最高の**「メディアリテラシー教育」**につながるのではと期待しています。
▼お値段以上。おすすめのプロジェクターはこちら
「引き算」することで、見えてくる、新しい豊かさ。
フランスの家のお洒落の秘密は、そんなシンプルな哲学にあるのかもしれませんね。
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