我が家のボードゲームは、ただの遊びじゃない!!
息子たちの「ボドゲ偏差値」
我が家には、テレビゲームがありません。
その代わり、クローゼットには、もう入りきらないくらいのボードゲームが眠っています。

年齢的に卒業したものや、遊び尽くして友人に譲ったのも含めると、これまでに一体いくつのゲームを経験してきたことか…。
そんな、ボードゲームの英才教育(?)を受けてきた息子たちは、今や、なかなかの「ボドゲ偏差値」を誇ります。
私が勝手に作ったこの「ボドゲ偏差値」とは、
戦略力: ゲーム全体の流れを読み、勝利への道筋を組み立てる、長期的な計画力。
判断力: 刻々と変わる状況の中で、リスクとリターンを天秤にかけ、最善の一手を選ぶ、瞬時の意思決定力。
交渉力: 自分の利益だけでなく、相手の利益も考えながら、Win-Winの合意点を見つけ出す、コミュニケーション能力。
精神的回復力(レジリエンス): 自分が不利な状況でも、最後まで諦めずに、逆転のチャンスを窺う、心のしなやかさ。
忍耐力: 他のプレイヤーの時間を尊重し、自分の番が来るまで、静かに、しかし頭はフル回転で待つことができる、自己制御能力。
といった、「生きる力」そのもの。…というのは、少し大げさでしょうか?(笑)
今日は、そんな「ボドゲ偏差値」をフル活用しないと絶対に楽しめない、我が家の鉄板ゲーム『カタン』と、それにまつわる物語をご紹介します。

かつて、我が家のボドゲ偏差値は「30」だった
もちろん、息子たちも最初から、こんなに賢く遊べたわけではありません。
彼らが小さかった頃、ポケモンカードで対戦すれば、不利になった方がゲームを途中で放棄し、ケンカが勃発。
私たち親も、一切手加減しませんでした。(笑)
容赦なくボコボコにされ、悔しくて泣き叫び、ゲーム盤をぐちゃぐちゃにする、なんてことも、日常茶飯事でした。
でも、そんなカオスな時代を経て、彼らは学んだのです。
「ゲームは、みんなで楽しむからこそ、面白い」ということを。
(もちろん、勝てばもっと楽しい。それは、パパもママも同じですけどね!)
『カタン』と、謎の剣心
そんな、ボドゲ偏差値が高まってきた息子たちと、最近ハマっているのが**『カタン』**です。
無人島を開拓し、資源を集めて、一番最初に10ポイントに達した人が勝ち、という世界的名作ゲーム。
このゲームの最大の特徴は、プレイヤー同士で「資源の交換交渉」ができること。そして、相手の資源を奪う、かなり露骨な「直接攻撃」も可能なこと。
まさに、ボドゲ偏差値が試される、ちょっぴり大人のゲームです。
▼カタンにはいろいろなシリーズがありますが、我が家のカタンは一番スタンダードなこちら
そして、この「交渉」の場面で、我が家は一つの特殊なルールを設けました。
それは、「資源の交換は、商人になりきって、敬語で交渉すること」。
これには、母の2つの大きな狙いがありました。
一つは、「日本語教育」のため。
普段、フランスで生活する息子たちが、私以外の人と、ましてや丁寧な日本語を話す機会は、ほとんどありません。この交渉の場を、敬語を学び、使うための、絶好のチャンスにしたかったのです。
そして、もう一つは、「心の平穏」のため(笑)。
ゲームが中盤に差し掛かり、資源の奪い合いが激しくなってくると、どうしても場は殺伐としてきます。でも、そんな時でも、紳士的な言葉遣いを守ることで、無用な争いを避け、穏やかにゲームを進められるのではないか、と考えたのです。
…と、いう親の崇高な(?)狙いをよそに。
先日、ちょうど日本に一時帰国中、図書館で漫画の『るろうに剣心』を読んだであろう長男。
彼は、おもむろに、こう切り出しました。
「拙者、木材を持っておるでござるが……どなたか、羊毛と交換していただけぬでござろうか?」
…敬語、なのか!? でも、面白いからOK!
その日、我が家のカタン島には、謎の剣客が住み着いていました。家族全員で、大爆笑です。
テレビゲームも、素晴らしい世界があるのかも知れません。
でも、一つのテーブルを囲み、顔を見合わせ、時にはくだらないキャラになりきって交渉し、本気で悔しがり、そして一緒に大笑いする。
この、ボードゲームがくれる、温かくて、少しだけカオスな時間。
私は、心の底から、この時間を楽しんでいます。
そして、この時間が、息子たちの「ボドゲ偏差値」を、そして「生きる力」を、少しずつ、でも確実に、育ててくれている…。
そう、信じています。
あなたは、次のお休みの日に、お子さんと何をしますか?
もし、少しでも「ボードゲーム、やってみようかな?」と思っていただけたなら。
まずは、難しく考えすぎず、家族みんなが笑顔になれる、簡単なゲームから始めてみるのは、いかがでしょうか。そんなゲームもこれから紹介したいと思います。
そして、ゲームで勝ったり、負けたりする中で生まれた、お子さんの「悔しい!」や「嬉しい!」という、かけがえのない感情。
そんな、言葉にならない心の動きを、親子で共有し、記録するための**「秘密兵器」**が、実はあります。
▼ゲームの後の「心の対話」に。我が家のもう一つの遊び道具はこちら
ボードゲームで「思考力」を、そして、交換日記で「対話する力」を。
「遊び」こそが、子供たちを成長させる、最高の学びの場なのかもしれませんね。
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