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老後が不安なので、株を始めました DAY106【テンバガー候補の探し方とタイミング①】

―ハルと歩く、Age60の投資録 106日目―1分で見きわめる


DAY105で、11個の条件がようやくそろった。
今日聞いたのは、その条件を実際にどう使って、いつ買うか、という続きの話だった。

〈1分で、ほとんどが除外される〉

講義では、IPO銘柄をまとめて紹介している専門サイトを使い、1銘柄あたり1分程度で見ていく方法が紹介されていた。
チェックするのは、想定時価総額・想定PER・ビジネスモデル・直近5年間の業績データの4点。

年間およそ100社ある新規上場のうち、条件に合うのは5〜10社ほど。
ほとんどの銘柄が、ものの1分で候補から外れていくという。

🌸 私:「1分で見切るなんて、私にはまだ難しそうだけど、DAY55のスクリーニングもこういう考え方だったよね」

🌱「DAY55のときは67件まで絞るのに条件式を使いましたが、今回は目視で1分、というスピード感の違いはありますね。ただ、“先に条件を決めて、当てはまらないものは見ない”という発想は同じだと思います」―ハル

〈評価が高い会社ほど、買いにくい〉

意外だったのは、そのサイトの「評価」ランクは気にしなくていい、という話だった。

評価が高い銘柄は、初値の時点ですでに株価が2〜3倍になっていることが多く、セカンダリー投資としてはかえって買いにくいのだという。
実際、講義で紹介されていた過去の実例では、テンバガーや数倍株を達成した会社の中に、評価が低かった会社がいくつもあった。

🌸 私:「評価が高い方が良い会社、って普通は思っちゃうけど」

🌱「評価は“今どれだけ人気があるか”の指標であって、“これから伸びるかどうか”の指標ではない、という説明でしたね。人気と将来性は、必ずしも一致しません」―ハル


〈同じ会社でも、買うタイミングで結果が変わる〉

もうひとつの柱が、買うタイミングだった。
どんなにビジネスモデルが良くても、PERが高いときに買ってしまうと、その後の下落リスクが高くなる。

講師の方自身、以前PERが高い水準である銘柄を買って損切りした経験があるという。
その後、コロナショックでPERが下がった局面で改めて100万円ほど投資し、現在は2.1倍で保有し続けているそうだ。

目安として語られていたのは、初値は公募価格の1.5倍以内、PERは40倍以内、できれば20倍以内というラインだった。
絶対的な正解というより、あくまでリスクを抑えるための目安、という語られ方だった。

同じように株価が数倍になった銘柄でも、高いPERで買った人と、低いPERで買った人とでは、結果がまるで違う。

実例として挙げられていた2社は、どちらも株価自体は4〜5倍になっていたのに、PERがずっと100倍を超えたまま推移していて、高値づかみのリスクが高かったという。
中には、株価が最大5倍まで上がったあと、業績が悪化してIPO価格付近まで戻り、最終的に非公開化してしまった会社もあった。

講義では、買うタイミングを考えるうえでの前提が3つ整理されていた。
①銘柄や時期によって、市場が許容するPERは変わる
②すべての銘柄に共通する「最適な買いタイミング」は存在しない
③だからこそ、多少の取りこぼしを許容してでも、リスクの少ない方法を選ぶ(PERがずっと高いままの銘柄は見送り、確実に拾える銘柄を積み重ねていく)。

〈知っていることと、待てることは別〉

正直に言うと、いいビジネスモデルの会社を見つけても、株価が高いうちは「欲しいけど、まだ買わない」という判断がいちばん難しい気がする。

でも今日の話で分かったのは、初値が高すぎて買えない銘柄は、無理に買わずに監視銘柄として見ておけばいい、ということだった。
1〜2回決算を経てから、市場がどのくらいのPERを許容しているのかを見て、そこで初めて判断する。焦らなくていい、ということだ。

💬 Satsukiの疑問とハルの回答

🌸 私:「一時的に業績が悪化した会社は、買いのチャンスって言ってたけど、それと“赤字企業は買わない”っていう条件は矛盾しないの?」

🌱「赤字そのものではなく、“もともと黒字で、成長投資などの理由で一時的に利益が減っている”状態かどうかがポイントだと思います。ビジネスモデルと成長性が健全なままかどうかを見分ける必要がある、という話でしたね」―ハル

〈今日、一番わかったこと〉


いい会社を見つけることと、いいタイミングで買うことは、別のスキルだった。

売るタイミングは、また次回。

明日も続ける。

📚 DAY106の関連記事はこちら
DAY105【テンバガー株、11の条件②】
DAY104【テンバガー株、11の条件①】
DAY55【具体的な銘柄選定の手順】

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