老後が不安なので、株を始めました DAY104【テンバガー株、11の条件①】
―ハルと歩く、Age60の投資録 104日目―最初の6つ

DAY103を書き終えたあと、少し引っかかっていることがあった。「テンバガーになりやすい条件」は分かった。
でも、その条件を実際にどう探せばいいのかは、まだ分からなかった。
今日はその続き。同じ講座の第2回を聞いてみた。今日学んだのは、11個ある条件のうち、まず候補を絞り込むための考え方6つだ。
〈4000社の中から探すより、100社の中から探す〉
まず最初の条件は、上場1年以内の銘柄(いわゆるIPO銘柄)に絞る、ということだった。
理由を聞いて、なるほどと思った。
日本の上場企業は全体で4000社近くあるけれど、年間の新規上場はだいたい100社前後。
その中からテンバガーを探す方が、はるかに効率がいいという考え方だった。
しかも、新規上場した銘柄から毎年テンバガーが出ている、というデータもあるらしい。
もちろん、新規上場だからといって、それだけでテンバガーになるわけではない。
🌸 私:「4000社から探すより100社から探す方が効率的、って言われると、たしかにそうかもって思っちゃう」
🌱「探す母集団を絞る、という発想自体は分かりやすいですね。ただ、それはあくまで“探しやすさ”の話で、“当たりやすさ”とは別の話だという点は、頭の片隅に置いておいた方がいいと思います」―ハル
〈一番大事なのは、ビジネスモデル〉
6つの条件のうち、講師の方が「一番重要」と言っていたのが2つ目の条件、ビジネスモデルだった。
長く業績が伸びる会社には、共通するビジネスモデルがある。
具体的には次の3種類が挙げられていた。
・ストック型ビジネス(不動産賃貸、携帯電話会社、サブスクリプションなど。顧客が積み上がる限り売上も積み上がる)
・多店舗展開型ビジネス(飲食チェーン、有料老人ホーム運営など。店舗数が増えるほど売上も増える)
・営業人依存型ビジネス(保険営業など。営業担当者が増えるほど機会が増える)
このストック型・多店舗展開型という考え方は、実はDAY50【シンプルなビジネスの見極め方】で一度学んでいた。
あのときは「理解できる会社にだけ投資する」ための7つの要素として学んだものだったけれど、今回はそれが「テンバガーになりやすいビジネス」の条件として、また別の角度から出てきたことになる。
残る4つの条件は、この考え方を裏付けるための実績チェックだった。
・売上高が過去数年間右肩上がり
・営業利益・純利益が右肩上がり(黒字化見込みは可、利益率の高さより毎年成長していることが重要)
・赤字企業は避ける
・業界トップシェア、またはニッチトップの企業を選ぶ

🌸 私:「赤字企業は買わない、っていうのは意外だった。IPOってまだ赤字の会社も多いイメージだったから」
🌱「赤字そのものより、“事業を拡大しているのに利益がついてこない”状態が続くことをリスクと捉えている、という話でしたね。黒字化の見通しがあるかどうか、という区別だと思います」―ハル
〈あの銘柄が、リストに載っていた〉
正直に言うと、今の保有銘柄はどれも上場から何年も経った会社ばかりで、この6条件をそのまま当てはめられるものではなかった。
でも、講義の中で挙げられていた銘柄リストを見ていて、手が止まった。DAY55・DAY56で目視精査した、くすりの窓口(5592)の名前があったのだ。
ストック型ビジネス、多店舗展開型、売上・利益とも右肩上がり。
あのとき自分の手で7つの要素を埋めて「理解できる」と判断した会社が、投資家の方の視点でも条件に当てはまっていた。
自分の見方が、大きく外れてはいなかったのかもしれない、と少し自信になった。
もちろん、1銘柄が重なったからといって、自分のやり方が正しいと決まったわけではない。
それでも、知識だけで終わっていなかったことが、今日は素直に嬉しかった。
💬 Satsukiの疑問とハルの回答

🌸 私:「6つも条件があると、逆に当てはまる銘柄なんてほとんどないんじゃないかって思っちゃうんだけど」
🌱「講義の中でも、全11条件のうち今回はまだ6個だと言っていましたね。条件が多いということは、それだけふるいにかける精度を上げている、という意味だと思います。全部を完璧に満たす銘柄を探すというより、判断の軸を増やしている段階だと捉えると気が楽かもしれません」―ハル
〈今日、一番わかったこと〉
条件を知るだけでは銘柄は選べない。
でも、自分で調べた会社が条件と重なったことで、知識が少し実践につながり始めた。
今日の学び3つ:
上場1年以内に絞ると効率がいい/ビジネスモデルが一番の判断軸/条件は完璧に満たさなくてもいい
残り5つの条件は、また次回。
明日も続ける。
📚 DAY104の関連記事はこちら
DAY103【IPOセカンダリー投資という選択肢】
DAY102へのリンク
DAY50【シンプルなビジネスの見極め方】
DAY55【具体的な銘柄選定の手順】
DAY56【目視精査の実践:くすりの窓口】

