老後が不安なので、株を始めました DAY97【骨太の方針2026から見えてきたもの】
―ハルと歩く、Age60の投資録 97日目―

同じ講師の、2本目の講義を見た。
テーマは「国策銘柄の探し方」だった。
〈国策に売りなし、という格言〉
国が力を入れている分野には、予算がつき、企業の業績が伸びやすい。
政策の後押しがある分野は、設備投資や研究開発が進みやすくなるからだ。
「国策に売りなし」という相場の格言があるくらい、国の後押しがある分野は、株価が上がりやすい傾向にあるという。
政府の政策そのものが、株価を動かす「きっかけ」になる、という話は、DAY70で学んだカタリストの一種でもあった。
あの時は3つに分類していたけれど、その中の「政府の政策に関するカタリスト」を、今日はもっと具体的に掘り下げる形になる。
探し方の手順は、意外とシンプルだった。
「骨太の方針」という、政府が毎年6月ごろに出す経済財政の方針書がある。
探し方は、3つのステップに分かれていた。
①骨太の方針を読み、前の年と比べて新しく盛り込まれたテーマを見つける。
②そのテーマに関わっていそうな会社を探す。
③実際にその事業をどれくらい手がけているのか、開示情報で確かめる。
🌸 私:「"骨太の方針"って、名前は聞いたことあるけど、読んだことはなかった」
🌱「講義では2025年版の例が使われていました。せっかくなので、実際に今の骨太の方針を、自分の目で確かめてみませんか」―ハル
〈調べてみたら、決まったばかりだった〉
言われてみて、調べてみることにした。
骨太の方針2026は、2026年7月21日に閣議決定されたばかりだった。
しかも、高市内閣として初めての骨太の方針だった。
前の年(石破政権)からの変化は、講義で言われていた「新しく入ったテーマ」どころではなく、財政の目標の置き方そのものが変わっていた。
「プライマリーバランスの黒字化」を目指す考え方から、「国と地方の債務残高、GDP比の安定的な低下」を目指す考え方へ。
副題には「責任ある積極財政」元年、とあった。
🌸 私:"財政"の目標自体が変わるなんて、思ってもみなかった」
🌱「政権が変われば、新しいテーマが加わるだけでなく、そもそもの考え方の土台が変わることもあります。骨太の方針は、その両方を映す資料なんですね」―ハル

〈17の戦略分野の中に、知っている名前があった〉
骨太の方針2026では、17の戦略分野が示されていた。
そこに含まれる62の技術に、2040年度までの累計で、370兆円を超える官民投資が見込まれているという。
AI・半導体、デジタル・サイバーセキュリティ、防衛産業、造船、創薬・先端医療、資源・エネルギー安全保障・GX、防災・国土強靱化、コンテンツ……並んでいる分野を、一つずつ見ていった。
その中に、見慣れた名前があった。「資源・エネルギー安全保障・GX」という項目に、監視リストに入れているINPEXが重なっていた。
そして、「造船」は、2025年版でも新しいテーマとして紹介されていたのに、2026年版でも引き続き重点分野に残っていた。
政権が変わっても続いているテーマは、それだけ根が深いのかもしれない。
同じ骨太の方針2026を取り上げているトトさんの記事にも目を通した。
防衛・宇宙・次世代エネルギーという3つの戦略分野すべてで国内トップに立つ三菱重工業を、一番の恩恵を受けそうな会社として挙げていた。https://note.com/toto0316/n/n4296a22366b8
個人投資家は、やはりこの骨太の方針に注目しているんだと分かって、自分の調べ方が的外れではなかったと、少し安心した。
💬 Satsukiの疑問とハルの回答

🌸 私:「INPEXが国策にも関わってるって分かると、なんだか見方が変わるね」
🌱「はい。ミックス係数や配当、金利、そして国策。いろんな角度から同じ会社にたどり着くと、その分だけ、確信を持ちやすくなります」―ハル
〈今日、一番わかったこと〉
国策を追うときは、「今年、何が新しく入ったか」というテーマの新旧だけでなく、政策の考え方そのものが変わっていないかも見る必要があった。
そして、遠い話に見えていた政府の方針書の中から、監視銘柄の名前を見つけられたことが、今日の一番の収穫だった。
明日も続ける。
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DAY96はこちらhttps://note.com/satsuki_60/n/n060b32a05a22

