【 ライブレポート 】5/30 アンビエント・オーガニック・スリープ ▶︎ Ambient Pillow @ 5.6
2026年5月30日(土)、天神橋筋六丁目にあるコワーキングスペース「 5.6(ゴーテンロク) 」で開催されたAmbient Pillow( アンビエント ピロウ )に出演しました。
今回は、そのライブレポートをお届けします。
▼ Ambient Pillow公式サイト
木を基調とした高い天井と、ゆとりのある空間が心地よい「5.6」。
お客さんはクッションに寝転びながらリラックスしてアンビエント・ライブを楽しむことができる
そんなユニークなイベントです。
【 目次 】
【 イベント概要 】

Ambient Pillow
日時: 2026年5月30日(土)
会場: 5.6
〒531-0074 大阪府大阪市北区本庄東1丁目18−8 ベルハイツ1 Ⅰ-1階
開場: 19:30
出演:
20:00〜20:45 sumi
20:55〜21:40 NicaFelt
入場料: ¥1,000
主催: 5.6
梅田や天神橋筋六丁目駅からも近い便利な立地にもかかわらず、入場料1,000円のみで良質なアンビエント・ライブをゆっくり楽しめるのは大阪でも珍しく、とても貴重なイベントだと感じます。
さらに、入場料はお目当てのアーティストにそのまま還元される仕組みになっており、出演者にとって本当にありがたいイベントです。
この日は、sumiさんと共演させていただきました。
ゆったりと展開されるアンビエントなサウンドスケープは、アレンジやミックスが本当に丁寧に作り込まれていることが自然に伝わってくるほど、穏やかで美しく感じました。
クッションにもたれて聴いていると、いつの間にか心地よい眠りに誘われていました。
会場の多くの方も、同じような心地よさを感じていたのではないかと思います。
寝ながら聴いてもまったく違和感がない のは、一般的なライブではなかなか味わえない体験です。
これも Ambient Pillow の醍醐味のひとつであり、大きな魅力だと思います。
【 機材 】
この日に使用した機材セットです。
ハードウェアのみで構成しており、写真には写っていませんが、ツインカリンバとメタロフォンもあります。

・NOVATION Launchkey 61 mk4:マスターキーボード
・1010music Tangerine:ピアノやエレピなど生楽器サンプル音源
・EARTHQUAKER DEVICES Avalanche Run:リバーブ&ディレイ
・Hologram Microcosm:グラニュラー・エフェクト&ルーパー
・SONICWARE LIVEN Evoke:トラック再生用
・MIDI THRU BOX
・MACKIE 802VLZ4 :ミキサー
・goldon メタロフォン
・KOSHIチャイム
・HOKEMA TWIN Kalimba
・Modern Sounds Pluto:セミモジュラーシンセ
お気に入りの SONICWARE のグルーヴボックス Evoke(イヴォーク)をライブで初めて導入しました。
▼ Evokeについて詳しくはこちらをご覧ください。
・ 機材配線図

白線:オーディオ
黄色:MIDI
水色:SYNC
セッティングポイント
・すべてのチャンネルをAUXでセンド/リターンし、好きなタイミングでMicrocosmのエフェクトを使えるようにしています。
・MIDI THRU BOX を使うことで、MIDIキーボードのパッドで Tangerine の音色切り替え や PlutoへのNOTE送信、Microcosmのルーパー制御 を一括でコントロールできるようにしています。
・Evoke の LINE IN に KASTLE DRUM のアウトを接続することで、ミキサーの入力チャンネルの不足をカバーしています。
Evoke側で外部ソースのゲインもノブで制御できるので便利です。
・KASTLE DRUMのテンポはEvokeとSYNCで同期しています。
( KASTLE DRUMのBPMは Evokeの倍速 )
狙い
Tangerine に マルチサンプリング したピアノなどの音色を中心に、他機材の音やエフェクト音を加えながら、カリンバなどのアコースティック楽器の音も組み合わせて、アンビエントなサウンドスケープを組み立てるのが狙いです。
▼ Tangerine(タンジェリン)について詳しくはこちらをご覧ください。
【 セットリスト 】
途中にMCなしの 45分のセット です。
#1 ピアノsolo1
#2 ピアノsolo2(Orb)
#3 ハンドパンsolo
#4 ハンドパン・セッション1
#5 ハンドパン・セッション2
#6 アコースティック・アンビエント
#7 TOONE
▼ ライブの雰囲気はインスタのハイライトにまとめています
#1、#2 睡眠導入
リバーブを深めにかけ、Microcosmでグラニュラーエフェクトを加えたピアノソロです。
#1 はこの日のために書いた新曲で、#2は毎回演奏しているOrb(オーブ)という曲です。
▼ Orb
#3 湖畔
宀さんに加わっていただき、5分ほどソロパフォーマンスをしていただきました。ハンドパンの音は、筆者の方で少しエフェクトしました。
#4、#5 2つの平原
ピアノや他の音色を使いながら、即興でDUOセッション。大きな展開が3つほどあったと思います。KOSHIチャイムの音を合図にセッションは終了。

#6 意識のパラレル
カリンバやメタロフォンの音を Microcosm でエフェクトし、ループさせながら加工して アンビエントなテクスチャ を作りました。
深いリバーブに包まれたフレーズの断片がグラニュラーエフェクトされながらループ。
瞑想するようなサウンドアプローチにしたため、最も深いアンビエントセクションになりました。
#7 TOONE
Youtubeで公開している『 Tabi Robo 』のメインテーマ「TOONE」(遠音 トオネ)をライブバージョンで演奏。SONICWARE Evoke のシーケンサーと KASTLE DRUM(モジュラードラムマシン)を使って展開させながら、Tangerine でLoFiなクラリネットなどを重ねました。
【 特別なセッション 】
Ambient Pillowにはこれまでに4回ソロで出演していますが、今回は特別にハンドパン奏者の 宀(ウカンムリ)さんをお迎えし、一部DUOでセッションさせていただきました。
▼ 宀さんについては下記の記事をお読みください。
音の立ち上がりが特徴的なハンドパンはアンビエントとの親和性が高く、セッションをしていても自然体で音を合わせることができます。
宀さんのフレーズは、リズムの揺れや間合いに特徴があり、打ち込みでは再現できない音楽の醍醐味が詰まっている と感じました。
ハンドパンは粒立ちの良い打楽器でありながら、メロディー楽器として意図したフレーズも奏でることができる ため、筆者がリズムを担当する必要はなく、コードやハーモニーなどの展開に集中することができました。
大まかな流れは決めていたものの、その場の空気感を感じながら音楽を表現したかったため、即興でのセッション でした。
そのため時間を忘れるくらい楽しく、流れに身を任せながらピアノを弾いていました。
【 おわりに 】
この日は、何年かぶりにお会いできた方々にもお越しいただき、驚きとうれしさが入り混じる不思議な感覚 になりました。
また、幸運にも多くの方々に Ambient Pillow のライブをお聴きいただき、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。
ご来場いただいた皆さま、共演者のsumiさん、セッションしていただいた宀さん、いつもサポートしてくれるシズーキー、そして5.6のナカツカさん、本当にありがとうございました。

5.6の心地よい空間の中で音楽を奏でることができ、これ以上ない幸せなひとときを過ごすことができました。
言葉では表現しきれない、穏やかな音に包まれた夜を過ごせたことに感謝しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
タテミズ
▼ 初心者の方向けに内容の充実した記事を書いています。ぜひお読みください。
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