【 ③ 超解説 ‼︎ 】 予想外な音作りを可能にするグラニュラー・エフェクト ▶︎ SONICWARE LIVEN Evokə
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日本の電子楽器メーカーSONICWARE(ソニックウェア)がLIVENシリーズ第9弾としてリリースしたグルーヴボックス
『 Evokə 』(イヴォーク)

この機材に搭載されたエフェクト
GRAIN FX ( グレイン エフエックス )
= グラニュラーエフェクト
について、『 超解説 』していきます。
前回の記事では、
①「アタックの重要性」
②「バックタイド・モジュレーション」
について取り上げました。
今回はその続編として、Evokə での音作りには欠かせないほど重要でユニークなエフェクト「Grain FX」ついて分かりやすく紐解いていきます。
音を粒状(グレイン)に分解し
再構築する この威力絶大なエフェクト
について理解を深めることで、Evokəでの曲作りのレベルを間違いなく引き上げることができます。
ぜひ実機を手元に置きながら、じっくりと読み進めてください。
※ 本記事は、メーカー公式の情報をもとに、筆者自身による実機検証と理解に基づいて執筆しています。あくまでユーザー視点での解釈である点を、あらかじめご了承ください。
Evokǝ(以下、EV表記)
▼ Evokəの記事についてまとめています。
【 目次 】
・GRAIN FX とは
▶︎ “偶然性”を楽しむ
・各パラメーター
・音の流れ
・SIZE/TIMING
▶︎ 実例
・GRAIN (グレイン)
・PITCH (ピッチ)
▶︎ ALIGN と RANGE の関係
・RANDOM (ランダム)
・FILTER (フィルター)
・→REVERB (リバーブ)
・GRAIN FXの音の変化を確認
・各パラメーターによる音の変化
・“使える” アンビエント・サウンド
・GRAIN FX パラメーターまとめ
・エフェクターとして活用
▶︎ 設定方法
・おわりに
【 GRAIN FX とは 】
以下に、公式マニュアルの説明文を引用します。
センドされた音をリアルタイムに小さな粒状(グレイン)に分解し、それらのグレインを様々なタイミングで発生させ、そのグレインごとに再生方向や大きさ・ピッチなどを変化させることでサウンドを再構成するエフェクターです。
つまり、
対象となる音を
まったく別の形に変化させたうえで、
それらを再び組み合わせる
――そんな仕組みのエフェクトです。

グラニュラー・エフェクトによって元の演奏が再構成された音は、アンビエント・ミュージックなどで使われるテクスチャーのような PAD 系サウンドに向いています。
また、シロフォンのようなリズミカルなアタック音の強いサウンドをグラニュラー処理をすることで、複雑なディレイ音で構成されたような新しいリズムサウンドを作り出すこともできます。
▶︎ “偶然性”を楽しむ
グラニュラー・エフェクトは
ランダム性が非常に強いため、
狙った音を緻密に作り込むというよりも、
“予想外の動き”や“偶発的な変化”を
音楽の中で表現する使い方
があっていると思います。
さらに、音を大きく変化させやすいため、エフェクトの掛け方や、トラックごとの量、曲中での鳴らし方など、
全体のバランスには注意が必要
です。

グラニュラー処理による音の変化はとても楽しいので、つい夢中になって深くかけすぎてしまいがちですが、
簡単に音が崩れ、曲全体が破綻してしまう
こともあります。
そのため、制作するジャンルやアプローチにもよりますが、グラニュラー・エフェクトを使う際は、
“やりすぎない加減”を
意識することが大切
です。
【 各パラメーター 】
EVに搭載されている GRAIN FX のパラメーターについて解説します。

・ノブ下に表示されているパラメーターは、Shift ボタンを押しながら調整
・ボタン下に表示されているパラメーターは、Func ボタンを押したあと、該当のボタンを押して選択。各パラメーターの選択はVALUEダイヤルで調整。
【 音の流れ 】
GRAIN FX の基本的な音の流れをざっくりと解説します。
下の図は、GRAIN FX に音が入力されてから「分解」され、「再構築」されるまでのプロセスをまとめたものです。
(※筆者が公式マニュアルや各種資料をもとに考察した内容であり、実際の内部処理とは異なる可能性があります。)

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