【 ② 超解説 ‼︎ 】 時を呼び戻す バックタイド ・ モジュレーション ▶︎ SONICWARE LIVEN Evokə
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※サムネイルの波形は合成です
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日本の電子楽器メーカーSONICWARE(ソニックウェア)がLIVENシリーズ第9弾としてリリースしたグルーヴボックス
『 Evokə 』(イヴォーク)

この機材に搭載された音作りの核となる
Acoustronic Flux Oscillator
(アコーストロニック・フラックス・オシレーター)
について、『 超解説 』していきます。
前回の記事では、「各ノブとパラメーター」、「INST と wave」、そして「アタックの重要性」について解説しました。
今回はその続編として、Evokəでの音作りの大きな特徴のひとつであり、非常にユニークな機能である
『バックタイド・モジュレーション』
について深掘り
していきます。
バックタイド・モジュレーションを理解することで、
意外性のある
サウンド・アプローチができる
ようになります。
ぜひ実機を手元に置きながら、じっくりと読み進めてください。そして、Evokəがもつ音作りの可能性を一緒に紐解いていきましょう。
※ 本記事は、メーカー公式の情報をもとに、筆者自身による実機検証と理解に基づいて執筆しています。あくまでユーザー視点での解釈である点を、あらかじめご了承ください。
Evokǝ(以下、EV表記)
▼ Evokəの記事についてまとめています。
【 目次 】
・バックタイド・モジュレーションとは
・音の変化
▶︎ 設定例
▶︎ 音量変化
▶︎ バックタイド・モジュレーションの音の流れ
・2つのパラメーター
▶︎ BACKTIDE
▶︎ SPEED
・重要ポイントまとめ
・実践 : 楽曲制作やライブで使える音作り
▶︎ 壮大で、時空を漂うようなアンビエント・パッド
▶︎ HOLDモードの活用
▶︎ 音色解説
・ハーモニックテーブル と バックタイド の同期
▶︎ harmonic の値が SYNCの場合 ハーモニックテーブルの動き
▶︎ 重要ポイント
【 バックタイド・モジュレーションとは 】

EV公式マニュアル(P.43)の解説を引用します。
バックタイドモジュレーションとは、インストゥルメントのアタックステージを発音した後に満ち潮と引き潮を繰り返すようにインストゥルメントの波形を揺らし続けるモジュレーションです。
下記は、SONICWARE公式が公開している「バックタイド・モジュレーション」のイメージ動画です。
再生された音は、波の引き潮のように、鳴り終わりから逆再生される。鍵盤を押した状態 - ディケイ中、この波は繰り返される(BACKTIDEノブで逆再生の範囲 、SPEEDノブで波が繰り返される速度を設定)
BACK・・・戻す、逆行させる
+
TIDE・・・潮、潮流
‖
BACKTIDE・・・潮の満ち引きのように逆行させる
「バックタイド・モジュレーション」──それは、
波が静かに寄せては返すような、
有機的で呼吸するような
揺らぎを生み出す
ための機能です。
製品名の
「Evokǝ」には、感情や記憶を呼び起こす
という意味があります。
そう考えると、この バックタイド・モジュレーション は、まるで過ぎ去った時間の記憶をそっと呼び戻すような、どこか詩的な一面も感じることができます。
【 音の変化 】
以下のように設定し、EVで実際に音を鳴らして、バックタイド・モジュレーションによる音の変化を確認してみましょう。
▶︎ 設定例


音を鳴らしてみると、ピアノの打鍵音が鳴り、
持続音に移ったあとに
ピアノの逆再生音が聞こえ始めます。
さらに、逆再生の打鍵音が鳴ったあと、再び持続音に戻り、また逆再生の音が始まる——。
このように、鍵盤を押している間中、
順再生と逆再生が繰り返されている
のがわかります。
▶︎ 音量変化
バックタイド・モジュレーションがない場合、ピアノの音量変化は以下のような流れになります。

1. アタック・・・ピアノの打鍵音が鳴り、音量が最大に向かう
2. ディケイ・・・最大音量に達したあと、持続音の音量まで減衰
3. サイティン・・・鍵盤を押している間、一定の音量で持続
4. リリース・・・鍵盤から指を離すと、音がゆっくりと消えていく
▶︎ バックタイド・モジュレーションの音の流れ
ここにバックタイド・モジュレーションが加わると、音の動きは次のように変化します。
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