日本でもここまでできる|海外に行かなくても世界は広がる⑧(六本木での実践編)
六本木での出会いをきっかけに、
私の生活は大きく変わっていきました。
それまでの私は、
・英会話スクールで学ぶ
・週末に少し英語を使う
・海外に憧れながら、日常は日本で過ごす
そんな生活でした。
でもこの頃からは、
少しずつ変わっていきます。
英語を「勉強するもの」ではなく、
実際に“使うもの”として感じる生活になっていったのです。
◆毎週のように通うようになった六本木
Aと仲良くなってから、
私たちは毎週のように会うようになりました。
仕事が終わると、そのまま電車に乗って東京へ向かう。
まずはAの家に行き、
荷物を置かせてもらう。
そして、
・恵比寿
・麻布十番
・六本木
へ出かけるのが、いつもの流れになっていきました。
今思うと、かなり行動力があったと思います。
平日は普通に仕事をして、
金曜日の夜になると東京へ行く。
週末はAと過ごし、
日曜日に地元へ戻る。
そんな生活を、しばらく続けていました。
◆目的はただひとつ
当時の私たちの目的は、とてもシンプルでした。
いろんな国の人と話すこと。
いわゆる「遊び」に見えるかもしれません。
実際、六本木に行って、
バーやクラブに行って、
外国人と話していたわけなので、
外から見れば遊んでいるように見えたと思います。
でも私の中では、少し違いました。
そこは、
英語の実践の場
だったのです。
英会話スクールでは、
先生がこちらのレベルに合わせて話してくれます。
でも実際の場では、
相手は先生ではありません。
聞き取れないこともある。
言いたいことが出てこないこともある。
会話のスピードについていけないこともある。
それでも、目の前に相手がいる。
だから、何とかして伝えようとする。
この環境が、私にとっては大きな刺激でした。
◆自然と英語を使う環境
六本木の街には、
多くの外国人がいました。
バーやクラブに行けば、
・英語が飛び交う
・知らない人と話す
・その場で会話が始まる
・国籍も文化も違う人たちが普通にいる
そんな環境が当たり前でした。
最初はとても緊張しました。
何を話せばいいのか分からない。
聞き取れなかったらどうしよう。
変な英語だったら恥ずかしい。
そんな気持ちもありました。
でも、何度もその場にいるうちに、
少しずつ慣れていきました。
◆言葉が出てこなくても、とにかく話す
英語が完璧じゃなくてもいい。
単語だけでもいい。
文法が少し間違っていてもいい。
とにかく、
伝えようとすること。
この頃、私はそれを体で覚えていきました。
最初は、
頭の中で日本語を英語に直そうとして、
言葉が止まってしまうこともありました。
でも、相手は待ってくれることもある。
こちらが一生懸命伝えようとすれば、
くみ取ってくれる人もいる。
そして、意外と通じる。
その時の嬉しさは、
英会話スクールで正解を言えた時とはまた違うものでした。
「通じた」
その感覚が、
また次に話す勇気につながっていきました。
◆気づけば“会話ができる”ようになっていた
最初は、
・聞き取れない
・言えない
・何を返せばいいか分からない
そんな状態でした。
でも、毎週のようにその環境にいると、
少しずつ変わっていきます。
全部は分からなくても、
なんとなく会話の流れが分かる。
完璧な文章ではなくても、
言いたいことを伝えられる。
相手の表情や雰囲気を見ながら、
会話を続けられる。
気づけば、
普通に会話をしている自分
がいました。
もちろん、英語が急にペラペラになったわけではありません。
でも、
「英語を使うことへの怖さ」
は、かなり減っていたと思います。
◆六本木の夜の過ごし方
行く場所が決まっていない時は、
とりあえず六本木を歩く。
そして、
・ドン・キホーテ
・スターバックス
で時間をつぶすこともよくありました。
終電を逃した時は、
始発まで過ごす。
今思えば、
かなり自由な生活です。
でも当時の私にとっては、
その時間すら楽しかった。
Aと話しながら、
次はどこに行こうか考える。
さっき出会った人の話をする。
英語でうまく言えなかったことを思い出す。
そんな週末が、
いつの間にか私の日常になっていました。
◆怖い思いは一度もなかった
六本木というと、
「危ない」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
もちろん、
どんな場所でも気をつける必要はあります。
知らない人についていく時も、
お酒を飲む時も、
帰る時間や場所も、
注意は必要です。
でも当時の私にとって六本木は、
怖い場所というよりも、
楽しい思い出の方が圧倒的に多い場所
でした。
一度も本当に怖い思いをしたことはありませんでした。
それは、
Aと一緒だったことも大きかったと思います。
ひとりではなく、
信頼できる友人と一緒だったからこそ、
安心して行動できたのだと思います。
◆すべてが“経験”になっていた
こうして振り返ると、
この頃の生活は、
ただ遊んでいるように見えたかもしれません。
でも実際には、
たくさんのことを学んでいました。
・英語を使う経験
・初対面の人との話し方
・相手との距離感
・その場の空気の読み方
・危ないかどうかを感じ取る感覚
学校やテキストだけでは学べないことを、
実際の場で少しずつ覚えていきました。
◆海外で役立った感覚
後に海外へ行った時、
この時の経験が何度も役立ちました。
・どんな場所が安全そうか
・どう振る舞えばいいか
・相手との距離をどう取ればいいか
・会話の中でどう反応すればいいか
すべて、
この頃に身につけた感覚だったと思います。
英語力そのものだけでなく、
外国人と接する時の感覚
が、少しずつ育っていったのです。
◆日本にいながら、英語を使う場所はあった
この経験を通して、
私は強く感じました。
海外に行かなくても、
英語を使う場所はある。
外国人と話す機会もある。
自分から動けば、
日本にいながらでも世界は広がっていく。
この頃の私は、
まさにそれを体験していました。
◆そして、一歩踏み込んだ出来事へ
そんな六本木での生活の中で、
一度だけ、特別に印象に残っている出来事があります。
それは、
Aと二人で、
初めて知り合った外国人の家に行くことになった日のことです。
もちろん、不安はありました。
でもその経験は、
今でもはっきり覚えているほど、
私にとって忘れられない出来事になりました。
次は、
初めて外国人の家に行った夜のこと。
・タクシーで向かった高層マンション
・ワインを飲みながら過ごした時間
・朝に気づいた意外な事実
・そして「世間は狭い」と思った出来事
を書いていきます。
(⑨へ続く)
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