初めてのホームステイで感じたカルチャーショックと本音の話
初めての海外旅行で訪れたサンフランシスコ。
「次は、1人で行ってみたい」そう思いました。
私はその場所に、今度は1人でホームステイに行くことを決めました。
◆情報が少ない時代のホームステイ準備
当時はまだインターネットも普及しておらず、
留学やホームステイの情報は限られていました。
雑誌に載っているエージェントも、
評判が良かったり悪かったり…。
それならば、と思い、
前回お世話になった先輩のお姉さんに相談し、
現地在住の日本人コーディネーターを紹介してもらいました。
連絡手段はメールではなく、FAXや国際電話。
時差もあるため、主にFAXでやり取りしていました。
紹介してもらったMさんは、
アメリカ人の旦那さんと3人のお子さんがいる方。
個人で旅行会社をされていて、
航空券の手配から空港送迎まで、本当に親身にサポートしてくれました。
「何かあったらいつでも連絡してね」
その一言に、どれだけ安心したか分かりません。
◆まさかの“日本人あり”ホームステイ
いよいよホームステイ先へ。
…と思ったら、
すでに日本人留学生がいました。
Mさんは「別のホストを探そうか?」と言ってくれましたが、
私はこう答えました。
「大丈夫です。ここにステイします」
ホストファミリーに悪い気がしたのと、
同じ日本人がいる安心感もありました。
実際、その子も来たばかりで英語レベルも近く、
「仲間ができた」という気持ちでホッとしました。
◆最初のカルチャーショック
到着してすぐに感じた違和感。
家の中で靴のまま過ごすこと。
ブーツのまま部屋を歩き、
そのままソファに座る。
そして足をテーブルに乗せる。
日本では絶対に怒られることが、
ここでは当たり前。
「ここはアメリカなんだ」
文化の違いを、初めて実感した瞬間でした。
◆消えた目覚まし時計
さらに驚いた出来事がありました。
日本から持ってきた目覚まし時計が、
翌日なくなっていたのです。
どうやらホストファミリーの子どもが、
興味を持って持っていってしまったようでした。
ホストマザーに伝えると、
「なんで出しっぱなしにしてたの?
大事なものはしまっておきなさい。
子どもはおもちゃだと思って持っていくのよ」
正直、納得できませんでした。
「目覚まし時計って、枕元に置くものじゃないの…?」
価値観の違いに戸惑った瞬間でした。
◆“お客さん”じゃないホームステイ
クリスマスが近づいた頃、
私たちは唐揚げを作るように頼まれました。
「あ、私はお客さんじゃないんだ」
ホームステイは“滞在”ではなく、
一緒に生活することなんだと気づきました。
◆忘れられないクリスマス体験
暖炉のあるリビングに、
本物のもみの木のクリスマスツリー。
みんなで飾り付けをして、
家族や親戚が集まる。
まるで日本のお正月のような雰囲気でした。
シークレットサンタでプレゼント交換もあり、
私がもらったのはホストマザーから。
「この置物を見たら、私たちを思い出してね」
そう言って渡してくれた、
家の形をした小さな置物。
今でも忘れられない言葉です。
◆パジャマのまま外出!?
クリスマス当日の朝。
「パジャマのままで出かけるよ!」
向かったのは、ホストファミリーのおばあちゃんの家。
そこでもプレゼント交換があり、
朝から食事。
出てきたのは、
アメリカ版の“すいとん”のような料理。
味付けはピーナッツクリーム。
正直、あまり口には合いませんでしたが、
これもまた大切な経験でした。
◆合わないことも、優しさも
価値観が違って戸惑うこともありました。
「正直、合わないな」と思うこともありました。
でも、それ以上に
優しさや温かさを感じる場面もたくさんありました。
◆初めてのホームステイを終えて
こうして、約1週間のホームステイは終了。
無事に日本へ帰国しました。
短い期間だったけれど、
文化の違い
生活の違い
価値観の違い
そして、
「一緒に暮らす」という経験。
すべてが私にとって、
大きな学びになりました。
「ホームステイは“旅行ではできない体験”だと、この時初めて知りました。」
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ホームステイは、楽しいだけじゃない。
でも、それ以上に得るものがある。
そんなことを教えてくれた、
私の初めてのホームステイ体験でした。
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