海外から帰っても、国際交流は終わらなかった①|普通の家庭に“世界”がやってきた
「日本でもここまでできる」シリーズでは、
独身時代の日本での国際交流について書いてきました。
私はアメリカやオーストラリアなどでホームステイを経験し、
実家ではオーストラリア、フィリピン、ベトナムなどからの外国人を受け入れるホストファミリーもしていました。
独身時代の私は、
「海外へ行くこと」
「外国の人と出会うこと」
それが国際交流だと思っていました。
でも今は、少し考え方が変わりました。
現在の私は、
地方で子ども2人を育てる普通の母です。
海外生活をしているわけでも、
子どもをインターナショナルスクールに通わせているわけでもありません。
それでも我が家には時々、
海外から生徒さんがやってきます。
まさに、
“世界が家にやってくる”
そんな感覚です。
◆ 我が家は英語ペラペラ家族ではありません
ホストファミリーというと、
・英語が得意な家庭
・家族みんなが英語で会話できる家庭
・海外経験が豊富な家庭
そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも、我が家はまったく違います。
母である私は高卒。
英検2級は持っていますが、取得したのは約10年前です。
20年以上前にオーストラリアへ3か月語学留学した経験はありますが、
今は英会話をかなり忘れています。
実際の英語力は、
単語と簡単な日常会話でなんとか伝えるレベル。
感覚としては、
実質英検3級くらいだと思っています。
娘も英検2級に合格していますが、
当時は海外経験はありませんでした。
オンライン英会話をしていたことや、
私の外国人の友人に会う機会はあったので、
外国人そのものへの抵抗は少なかったと思います。
ただ、
「毎日英語でコミュニケーションを取る生活」
は初めてでした。
娘も実際の会話力としては、
まだ英検3級くらいの感覚だったと思います。
夫は単語レベル。
少し中学英語ができるかな、という感じ。
小学生の息子に至っては、
英語で話しかけられても日本語で返すタイプです(笑)
それでも、
ホストファミリーはできました。
◆ これまで受け入れてきた国
ここ2年ほどは、
娘の学校の姉妹校交流を中心に、
短期ホームステイの受け入れをしてきました。
夫婦での受け入れを除くと、
ほとんどが高校生または中学生です。
2024年は、
・イギリス
・マレーシア
・オーストラリア(2名)
2025年は、
・アメリカ
・アルゼンチン
・ロシア&モルドバのご夫婦
などを受け入れました。
それ以前にも、
実家ではオーストラリアの高校生を約1か月受け入れたり、
オンライン英会話のフィリピン人女性2人を1泊2日で受け入れたり、
オーストラリア留学時代のベトナム人の友人家族を約2週間受け入れたこともあります。
結婚後、一戸建てに引っ越してからは、
ロシア、アメリカ、オーストラリア、タイなどの外国人をホストとして迎えてきました。
期間は1泊から3週間ほど。
また、ホームビジットや我が家でのポットラックパーティーでは、
アメリカ、カナダ、スウェーデン、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド、ブラジル、コロンビア、スペイン、チュニジア、エジプト、タンザニア、トルクメニスタン、ロシア、モンゴル、中国、ベトナム、タイ、インド、インドネシアなど、
本当にさまざまな国の方と関わる機会がありました。
今振り返ると、
国際交流は海外旅行だけではなく、
日本の家の中でも続けられるものだった
のだと思います。
◆ ホストファミリーを始めたきっかけ
実は私は高校時代、
ホストファミリーをやってみたかったんです。
でも当時は親に反対され、実現できませんでした。
理由は、
「ホストファミリーは、お金持ちで広い綺麗な家の人がやるもの」
「うちでは申し訳ない」
というものでした。
その気持ちが、ずっと心に残っていました。
大人になってから、
娘が英語を頑張っていたこともあり、
「同世代の留学生と話したら、きっと世界が広がるよ」
と話したことがありました。
家族で海外旅行へ行くのは、
時間的にも金銭的にも簡単ではありません。
でも、
海外の生徒さんに我が家へ来てもらえば、
家の中で世界を感じることができるかもしれない。
そう思ったことが、
受け入れを始めたきっかけです。
今は高校時代の夢が叶いました!
◆ 実際に受け入れてよかった瞬間
どの生徒さんも、
帰るときに手紙を書いてくれました。
しかも、日本語で。
中には、
「日本語を書くのは初めて」
という生徒さんもいました。
翻訳アプリで調べながら、
漢字まで使って丁寧に書いてくれた手紙を見たときは、
本当に感動しました。
別れのとき、
新幹線のホームでハグして号泣されたこともあります。
「帰りたくない!」
「日本に住みたい!」
「養女にして!」
と言ってくれた子もいました。
最初は不安そうだった生徒さんが、
最後には笑顔で
「楽しかった」
と言ってくれる。
それが何より嬉しかったです。
◆ 印象に残っている出来事
ある生徒さんは、
スーツケースの半分がお菓子やお土産でいっぱいでした。
しかも、
すべてのお土産に日本語の説明を付けてくれていたんです。
翻訳アプリで調べ、
説明文をプリントアウトして貼ってきてくれていました。
その準備の丁寧さに、
本当に驚きました。
「日本の家族に喜んでもらいたい」
という気持ちが伝わってきて、
こちらまで温かい気持ちになりました。
今でも、
受け入れた生徒さんたちとはSNSでつながっています。
まるで、
世界に家族が増えたような感覚
です。
◆ 英語力より大事だったこと
実際に受け入れて感じたのは、
英語力よりも、
伝えたい気持ち
思いやり
文化の違いを楽しむ気持ち
の方が大切だということです。
もちろん、
英語ができるに越したことはありません。
でも、
言葉が完璧に通じなくても、
笑顔やジェスチャーで通じ合える場面はたくさんありました。
そして何より感じたのは、
日本人の「察してほしい」は、
海外の生徒さんにはなかなか通じないということ。
本音と建前も、
思っている以上に伝わりません。
だからこそ、
「何をしてほしいのか」
「何をしても大丈夫なのか」
「これは困る」
ということを、
言葉やジェスチャーで伝えることが大切でした。
◆ 次回について
次回は、
実際に生徒さんたちとどのようにコミュニケーションを取っていたのか、
・日本語で話せた生徒さん
・英語中心だった生徒さん
・ナチュラルスピードの英語に苦戦した話
・翻訳アプリの使い方
・子どもたちとの関わり方
について書いていきます。
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・ロサンゼルス編
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